2-17 祭りのあと




 ――さて、その後どうなったかを説明しようか。




 まずは魔族ファムの協力者を演じながらも、〈魔熱病〉の特効薬開発に尽力していたというロークスさんは、自らが魔族と秘密裏に繋がっていたという事実がザーレ商会に悪い影響を及ぼすのではないかと考え、ザーレ商会を去ろうとした。

 けれど、〈迷宮都市で最も恐れられる男〉の異名を持つゼーレさんがそれを許さなかった。


「魔族相手に商売をしようという、その肝が据わっている根性は儂と先代譲りだ。そもそも、今更魔族との取引がどうのなどという噂が流れたところで、痛くも痒くもないわい」


 新興商会とは言い難いけれど、やっぱりザーレ商会は歴史ある大商会からは目の敵にされているため、そういった誹謗中傷はどんなに清廉潔白であろうとしてもどこからともなく出てきてしまうらしい。


「今更一つ増えたところで、顔の皺が一本増えるのとそう変わらんわ」


 呵々と笑って壇上で堂々と告げてみせたゼーレさんは、そう言いつつも同じ審査員だった女性を一瞬だけ冷たい視線で射抜いてみせた。あれが「余計な口出しはするな」と言下に釘を差していたのに気付いたのは、僕と当の本人である女性ぐらいなものだろう。


 大団円で終幕を迎えるかと思われた、その時。

 ゼーレさんは、僕を見つめて爆弾を落としたのである。


「童子――ユウと言ったか。お主の実力は、我々ザーレ商会だけではなく、この場にいる誰もが認めたであろう。よって、商業ギルドへの紹介状は儂自ら書いてやる」

「ありがとうございます」

「ついでにもう一つ、貰ってはくれんかの?」


 にっこりと、好々爺然と笑って――今思えば、あれは僕の十八番とまったく同じような顔だったんだよ。気付くべきだったと思うよ――、ゼーレさんは高らかと観衆へと向けて告げた。


「皆の者、見たであろう! 魔族の正体を突き止め、罠を利用して相手を嵌めてみせた上に、歴史を塗り替える程の数々の魔導具を生み出しておる!」


 突然の演説にきょとんとする僕をちらりと見つめ、ゼーレさんは年齢に不相応なイタズラ小僧のような顔で、続けた。


「儂はこの青年の知恵が羨ましくあり、恐ろしくもある。儂ら凡百の者では到底思いつかぬような発想と知恵を持つユウがこれから征く道は、間違いなく世界を変えるであろう。――しかし同時に、心が沸き立っているのもまた事実! ユウがこれから作るであろう未来を、儂らに見せてくれる日は近いであろう!」


 わぁっと沸いた観客から目を逸らす際、ぱちりと老人男性からのウインクというちょっとお茶目を通り越して苦笑すら浮かべる僕は、その時になってようやく気付いたのだ。


「いいぞー! 〈迷宮都市で最も恐れられる男にさえ恐れられた勇者〉!」

「今度から〈迷宮都市で最も恐れられる男〉はお前だー!」

「さすが〈陥れ〉! お前ならそれぐらいはやってくれると思ったぜ!」


 そう、ゼーレさんはこの際とばかりに、自らにつけられている二つ名とでも呼ばれるその異名を、のである。

 引き攣る顔をそのままに僕はゼーレさんにジト目を向けた。


「……どういうつもりですか、ゼーレさん」

「ほほっ、お主は背も低く顔も童女に近い。そんな見た目では覇気というものが足りぬ。この異名はの、その足りない覇気を十分に補ってくれる代物じゃ」

「あまり目立って魔族に命を狙われたくないんですけどね」

「何を言っておる。これだけの人前に出ているのじゃ、先程あの狼娘が言っておった通り、伝令役もいるのであろうよ。今更目立たずにいようとしたところで、とうに手遅れじゃ」

「でしょうけどね……」


 レベルが上がらない僕の場合、暴漢に狙われるどころか町娘のパンチでさえちょっとした重傷になりかねない程だ。なんせリルルちゃんの足の速さでさえ、僕には追いつけない次元なんだからね……。


 けれど、確かに僕はすでに十分目立っている。

 今まではなんとなく目立たずに行動していたけれど、今回みたいに話題の中心ともなってしまえば、さすがの【スルー】も仕事をしてくれるわけじゃない。


 そう考えると、ゼーレさんの今回の行動は、ある意味僕の身を守るための好意なのかもしれない。


「それに何より、儂にはもうその異名は必要ないからの」

「……ロークスさんに、跡を譲るつもりですか?」

「気概はある。実力もあるし、人脈もある。じゃが、あやつはどこまでも他人を信用できんかった。商人とは確かに利益を求め、容易には人を信用してはならぬ。ならぬが、信じるべき相手、疑うべき相手も判らぬようでは一人前とは到底言えぬ。今回の一件で、あやつは初めて自分へと向けられている他者からの信用や信頼に気付けるであろう。それはあやつ自身を成長させる」


 ――そうなれば、儂はもうお役御免じゃのう。

 職人を思わせる堅物な雰囲気さえ鳴りを潜めた、まさに息子を見るかのような視線を前にして、僕はさすがにそれ以上無粋な言葉をかけるのはやめた。


「そう、ですね。最初は幼女趣味の爽やか青年を装った変態かと思いましたけど」

「……実は儂も、あの魔族を傍に置いておる間はそう思ったんじゃ。女っ気がなかったからの、割りと本気で心配しておったんじゃ」


 ゼーレさんとは意外といいお茶飲み仲間になれそうな気がした。









「――それで、ありゃどういう事なんだよ」


 所変わって現在。

 オルム侯爵家別邸――円卓会議室。


 僕があの日、これからどうしようかとみんなに悩みを打ち明けたその部屋で、僕はクラスのメンバー全員から呆れたような、責めるような、はたまた崇拝に満ちたような……――ちょっと小島さんは除外しておこう――視線を向けられている中で、きょとんと首を傾げた。


「どれのこと?」

「魔族との化かし合いについてなら、俺達だって多少は聞いていたからな。特に問い詰める気はねぇよ。けど、あんな魔導具を作ったなんて事も聞いてねぇし――何よりまず、あの明らかに怪しい二人組についてだ」

「悠くん、明らかにあの二人の正体に気付いていた感じだったわよね?」

「ユウ様、何故魔族を引き渡されたのですか?」


 赤崎くんに続いて佐野さん、それにエルナさんが訊ねてきた内容はやっぱりあの二人組についての事だった。


「なんでも何も、あの二人が必要だって言うんだから渡しただけだよ」

「それが意味分からねぇんだって。あんな得体の知れない二人組に、どうしてせっかく捕まえた魔族を――」




「あはは、得体の知れない二人組なわけがないじゃない。あの二人、安倍くんと小林くんだよ」




 なんとなしに答えた僕の言葉に、円卓を中心にピシリと空気が固まったような気がした。

 何をそんなに驚いているんだろう。


「……えっ、ちょ、ちょっと待て。あの二人が、安倍と小林、なのか?」

「うん、だから言ったじゃない。ぶち込むって。あれ、一応赤崎くんに正体教えたつもりで言ったんだけど」

「そう言えば……って、分かるかっつーの! なんであの時に教えてくれなかったんだよ!」

「当たり前じゃない。魔族であるファムを僕らの味方だからってそのまま素直に引き渡すような真似をしても、あの場にいた他の人が納得してくれないでしょ? だったら”得体の知れない何者かの介入”のまま、”周囲に被害を及ぼさせないために”渡した方が手っ取り早かったからね」

「……どういう事だ?」


 何人かは僕の今の説明で理解してくれたらしいけれど、どうにも赤崎くんはまだ腑に落ちないらしい。


 ある意味、あの状況であの二人が現れてくれた事については僥倖だったと思わずにはいられない。

 恐らくファムをオルム侯爵の部下に引き渡したところで、素直に魔王軍の情報なんて引き渡してはくれないだろうし、結局はそのまま処刑されるとか、そういった流れは否定できない。それだけならまだしも、最悪の場合は彼女が脱走を図るか、他の魔族が彼女を助けに来る可能性もあるのだ。


「――だったら、”突如現れた得体の知れない何者か”に連れ去られてくれた方がこの町にとっては安全って事だよ」


 そこまで説明して、ようやく赤崎くんも納得した様子で背もたれに身体を預けた。


「でも、よくあの二人だって気付いたわね?」

「身体は布で覆っていても、背格好そのものがそこまで変わるものじゃないからね。声だって変わらなかったし」

「嘘。悠のあれは、きっと最初から知っていた」

「あはは、気のせいじゃないかな? そんな事ないよ?」


 細野さんの鋭い一言で、誤魔化すつもりで答えた僕の回答はあっさりと一蹴され、さらに誤魔化そうとしてみせても全員から怪訝な目を向けられた。


 ……ちょっとおかしいんじゃないかな。

 どうして細野さんの一言で、みんな僕が嘘ついているって信じるのさ。


 まぁ、嘘なのは事実だけど。


「悠、ちゃんと喋って」

「白状しろよ、悠。楽になっちまえ」

「そうね。あの二人と密かに連絡を取り合っていたの?」

「あー、順を追って話すよ。説明がめんどくさかったからこのまま流そうと思ったのに……」


 ブツブツと文句を言いながら呟く僕に、みんなからはずいぶんと批難の目が向けられているみたいだけど、別にそんなのどうとも思わないよ?


「僕には協力者がいる。正確には情報提供者とでも言うべきか、それとも利害関係の一致からのやり取りから付き合っている相手、とでも言うべきか。まぁ正確に言えば後者になるだろうけれどね」

「協力者?」

「うん。勢力的には魔族側に属しているんだろうけどね。冒険者のゼフさん――〈砕きの剣〉って言った方が、赤崎くん達はピンと来るんじゃないかな?」

「――ッ、〈砕きの剣〉って言えば、めちゃくちゃ強ぇ冒険者じゃねぇか! それがなんで魔族側に……っつか、なんでお前と協力してんだよ!?」

「事の発端はエキドナとの戦いだよ。あの時、彼は間違いなくエキドナの協力者っていう立場で僕に警告してきた。魔族側――エキドナの味方でなければ知り得ない情報を僕に渡した上でね。まぁ細かい話は省くけども、僕にはまずそういう協力者がいるって事を念頭に置いてほしい」

「いやいや、そこはしっかり説明するトコだろ!? 聞いてねぇぞ、そんなの!」

「安倍くんと小林くんは、どうも偶然ゼフさんと出会ったらしいね」


 僕に〈魔熱病〉の情報を提供してくれたゼフさんには、当然ながらに対応策として僕が作った魔導具が使える事も、原材料の目星がついた今、解毒剤を作り始めている事も伝えている。

 それが対価だと言われてしまった以上、報告するのは当然だったんだけれど、その報告の際に安倍くんと小林くんの二人組と知り合ったと聞かされた。


 どうやら彼らはかなり無茶なレベル上げをしていたらしく、偶然通りがかったゼフさんに助けてもらったそうだ。

 僕らを知るゼフさんは、当然ながらに安倍くんと小林くんが『異界の勇者』――つまりは僕らと同郷の人物だと察していたみたいだ。


「まさか、〈砕きの剣〉にやられちまって……?」

「いや、それはないよ。むしろ僕がその二人はご自由にお使いくださいってオススメしておいたからねっ」


 満面の笑顔でサムズアップまでして赤崎くんに答えてみせると、何故か全員から冷たい視線だけを向けられた。


「ちょっと待って、悠くん。それじゃ、もしかしてあの二人……」

「うん。多分、ゼフさんの部下として魔族側に潜入するつもりだろうね。ファムを捕らえたのも、魔族側に入るための必要な交渉材料だったのかもしれない」

「魔族側に……? まさかあいつら、あの城で捕まった事とか根に持って、復讐しようなんて気じゃ……」

「そこまで馬鹿じゃないよ、あの二人も。あの二人は多分、僕らとは同じ道を歩む事はできないと考えたんじゃないかな」


 僕らは表立っての対立をしたわけじゃない。ただあの二人が少しばかり暴走してしまって、地下牢にぶち込まれるという悲劇はあったし、女子勢の若干複雑そうな表情を見る限りはまだは残っていると言ってもいい。

 それが分かっているからこそ、あの二人はきっと僕らとは全く別の観点から情報を集めようと考えたんじゃないだろうか。


 ゼフさんは魔族側にはいるけれど、なんだかんだ言いつつもやはり僕らと敵対するつもりはないらしい。安倍くんと小林くんの事についても、「役に立つスキルがあるから使っておいてやる」とひとまずの返答を得ている。

 あの二人はあの二人なりに、自分の道を切り拓こうと一生懸命にゼフさんに食い付いているらしい事は、ゼフさんの愚痴めいたような諦めめいたような言葉からも十分に伝わってきていた。


「……なるほど。魔族側から信頼を得るために、あの魔族を差し出すっつーわけか」

「多分ね。今はまだファムが意識を失っているせいか、あっちのやり取りはミミルを通しても聞こえないけれど、ファムの首輪は僕以外には外せない。その上、ファムにつけた僕の魔導具を通して魔族側の情報が何か手に入る可能性がある。――つまり僕らは、今回の騒動で逆に魔族陣営に一石を投じる事ができたと言ってもいい」


 ――ここから先、僕らは本格的に魔王軍と対峙していく事になる。

 その締め括りの言葉は、いちいち言う必要もなかった。


 ここにいる『勇者班』と、ファムをやり込めた張本人である僕は、これから先はただ平和ではいられないと、理解している。


「――それにしても、悠。お前、俺達に謝らなくちゃなんねー事があるって分かってんだろうな?」

「え?」


 あまりに唐突に告げられた責めるような言葉に、思わず情けない声が漏れた。

 よくよく見てみれば、全員が全員同じように首を縦に振っており、ミミルまでもが細野さんと一緒になって『ギルティ』と書かれたログウィンドウを広げてプラカードよろしく主張している。


 はて、僕に何か謝らなくちゃいけない事なんてあったかな?


 魔族ファムとの化かし合いについては、一応は手を打ってあるとは前もって伝えておいたし、〈魔熱病〉の薬だって佐野さんを筆頭に、すでに開発は順調に進んでいて、完成を目前に控えている。

 安倍くんと小林くんについてはさっきも説明した通りだけれど、別に僕が謝るような内容でもないよね。ゼフさんとの協力関係は、結局は窓口が僕しかいないのだから特に問題になるわけでもない。


「んー……、特に思い当たらないんだけど、何かな?」


 熟考してみたけども、やっぱり僕がみんなに迷惑をかけるような真似をした覚えはないし、謝罪を要求されるような心当たりは見当たらない。別に謝れって言うなら謝るのも構わないんだけれど、理由が分からないまま謝罪するなんて釈然としないものがある。

 そんな僕の心情を察しているかのように、みんなは一様に顔を見合わせると、深く深くため息を吐いた。


「自覚ないのかしらね、悠くんは」

「んー、今回のはしょうがないって笑って見逃してはあげられないかなー」

「まぁしょうがないとは思うけどね。悠くんだもの」

「おいおい、マジで気付いてねぇのかよ……」


 口々に呆れたように言われて、なおさら困惑させられる僕が救いを求めるようにエルナさんを見ると、エルナさんも「怒られてください」とでも言いたげにつんとそっぽを向いてしまった。


 ……えっと、僕何かやらかしたっけ?






「あのなぁ。お前、自分の事を引き合いにして、魔族の注意を俺達から逸らせようとして、わざわざあんな宣言しやがっただろ」






 ――あぁ、それの事か。

 思わず今になって気付かされたような気がして、でも同時に、気付かれた事がなんとなく微妙に恥ずかしくなって、僕は得意のスルーも発動させる事さえできずに頬を掻いた。


 ――――あの会場で、僕はこれから先、魔族の工作を徹底的に潰すと宣言した。


 あれは確かに、観衆に向けて心配しなくていいなんて告げるためではなく、恐らくは実際に潜んでいるだろう魔族の連絡役に向けて放った、事実上の魔王軍に対する正面からの宣戦布告のような代物だ。

 一体何が目的で町を狙い、混乱を生み出そうとしているのかまでは分からないけれど、それが僕の魔導具の効果を知れば不可能になってしまうと言われているようなものだからね。


 そうなれば魔族は、いずれぶつかるであろう『勇者班』だけではなく、僕という奥に控えている存在を狙わなくてはならなくなる。


 ここは確かに、ゲームのような世界だ。

 ステータスやスキルが存在していて、色々な種族のいるファンタジー小説を基にした、ゲームファンタジーのような、そんな世界だ。

 けれど、僕らは綺麗事ではなく、戦争という名の殺し合いに参加している。

 勇者という存在が厄介だと判断された以上、そこにご丁寧に弱い順に敵を送ってきてくれるような甘っちょろさは、期待するだけ無駄だろう。


 もしも僕が魔王なら、確実に勇者という厄介な存在を消せる存在を送り込み、後顧の憂いを断つという選択を取るだろう。

 過大評価でもなく、純粋に、戦争という殺し合いに勝つ為には、有力な駒をみすみす放っておくわけにはいかない。


 魔族エキドナの討伐は、表向きには『勇者班』の偉業とされている。

 それにはもちろん僕に否やはないけれども、同時に彼らを危険な目に合わせて、そんな彼らを隠れ蓑にして僕だけがのうのうと生きるような考えは、生憎僕だって持ち合わせちゃいないのだ。


 ――――故に。


 僕は魔族の注意を引く存在になるべく、あの場で堂々と宣言したのである。

 勇者は赤崎くん達だけじゃない。

 高槻 悠という名の、放っておくべきじゃない相手もいるのだぞ、と。

 それが遠くない未来で赤崎くん達に向かって伸びるだろう魔手を、少しでも軽減できれば、という狙いを込めて。






 だけどね、赤崎くん。

 それにみんなも、僕という人間をまだ少し、誤解しているんじゃないかな。








「――えっ、何それ? 僕がそんな殊勝な事をするわけないじゃん。あはは、赤崎くん、買い被りすぎなんじゃない?」








 僕は天邪鬼な性格をしているんだ。

 当然、本音を見破られたからって、それを素直に肯定なんてしたりはしないんだよ。




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