備えあれば憂いなし

 『備えあれば憂いなし』とは、日頃から用意万端整っていれば、なにも心配することはないということ。出典は『書経』です。


 震災をきっかけにこの言葉を心に留めていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。私もいろんなものを備蓄しています。ですが、子どももいるので、それでも心配ですね。


 『備えあれば憂いなし』と聞いて思い出すもう一つのことがあります。それは『水道凍結』なのです。


 北国ではあまりの寒さに水道が凍結してしまうことがあります。水が出なくなるのはもちろん、水道管が破裂してしまうことも。その修理って結構お値段するんですよ。


 北海道では、夜間によくテレビで『明朝は冷え込みが厳しくなります。水道の凍結にはご注意ください』といった内容の字幕が流れていました。

 東北などでもあるのかな? 山形にいた頃はあまり記憶にないのでさだかではありませんが。


 冷え込みが厳しい夜だけではなく、旅行などで長期の不在時も凍ったりします。友人には、アパートの階下に誰も住んでいなくて冷えていたから凍ったなんて人もいました。


 そのために水道管の水抜きをしてから寝るんですよね。懐かしいです。『水落とし』とも言います。年末年始の休みの前は、職場の水落としもしてました。湯沸かし器の水までも抜くのです。


 オール電化住宅では水抜きをするとお湯の貯蓄が大変なことになるのでかえって水抜きしなくていい造りになっていたりしますが、ほとんどの住宅で行われていると思います。これこそ『備えあれば憂いなし』ですね。


 群馬県では水抜きの必要がないので、気楽ですね。

 それどころか雪が降らない年もあるので、いつでもベビーカーを押せてスニーカーを履けるのが嬉しいです。

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