世界の紅茶

 和食を始め、日本では素材の味を大切にする文化があります

 その所為か、コーヒーや紅茶も無糖のストレートで飲むのが良しとされる傾向が強いような気がします


 では、他の国ではどうでしょうか?


 イギリスでも無糖が好まれるようですが、ストレートではなくミルクティー

 それも9割以上がティーバッグで淹れているとのこと

 紛らわしいですが、紅茶とスコーンのセットを『クリームティー』と呼んでいます


 アメリカでは、アイスのレモンティーが好まれているようです

 なんでも、アイスコーヒーは世界的に一般的ではなく歴史が浅いとのこと


 インドは砂糖、牛乳、各種スパイスと一緒に鍋で濃く煮出したチャイが有名ですね

 茶葉は細かいタイプがよく使われているようです

 自宅で適当に作っても美味しくなるのでおすすめです(生姜、オレンジの皮、八角スターアニス、バニラ、シナモン、胡椒……etc.)

 最終的に、砂糖なり蜂蜜で甘みを付ければ飲める代物ができあがりますしね


 ロシアはジャムやウォッカを入れて(日本ではロシアンティーと呼んでいます)

 ちなみにジャムは入れるのではなくて、一緒に食べるのが正しいという説もありますが、現代においてはどちらでもいいとのこと

 ジャムを食べながらだと普通の紅茶、入れるのはフレーバーティーを飲む感覚らしいです(ただ面倒くさいからと入れる人もいる)

 また、ウクライナなどジャムを入れて飲むのが主流な地域もあり


 トルコは濃く煮出したストレートのチャイをお湯で好みの薄さにしてから

 苦いので砂糖やジャム、蜂蜜を入れて(それでも牛乳は入れないみたい)


 他にもミントやハイビスカスといったハーブを使ったものなど……etc.


 もしかすると、無糖のストレートを好むのは日本だけかもしれません

 まぁ、海外では緑茶でさえ香りが付けられたり砂糖が入っていたりしますもんね


 ただ、国際的な社会となった現代では、多少変わった飲み方をしていても比較的受け入れられる傾向にあると思います

 場合によっては、もっと話を聞かせてと言われたり……ね


 反面、紅茶文化だった国がコーヒーに押されてきたりもしています

 イギリスとアイルランドなんかが、まさにそうでしょう

 やはり、若者にとって手軽な他国の文化オシャレは強いようです

 恐るべき、スターバックスと言うべきでしょうか?

 まぁ、実際は映画やドラマの影響もあるみたいですけど

 紅茶を飲むシーンよりも、コーヒーのほうが断然多いですもん




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