応援コメント

終章2 完成」への応援コメント

  • 世界を取り戻すお話の行方が、こうして現状維持に集結。

    けれど、停滞ではなく、ダンとルティが薬を開発し、この世界はこの世界なりの秩序を築いていく。

    ヒョウギの選んだ道の完結に独特の読後感を抱きました!

    作者からの返信

    現状維持、というと良くも悪くもならないイメージですが、実は緩やかに悪化している場合がありますよね。治療しない虫歯は維持ではなく放置(って某漫画でありました)。
    今までは、緩やかに悪くなっている方だったかもしれません。
    マイペースな食人族たち。それに怯え、縮こまって肩身の狭い想いをするほかの種族の人たち……。

    薬があるからほかの種族の人が食人族を受け入れるとは限らないし、食人族たちが薬を受け入れるのかもわかりません。
    でも進もうとする意志が無ければ絶対に進みませんからね。
    (しかし薬が開発されたのだから、理解して実験を受け付けてくれた食人族がいるってことで、その辺は希望があるかもしれません。食人族は食人期に食べたもので数か月を生きられますが、食人するより普通のご飯っておいしいよ、毎日食べるのおいしいよ。とか説得したのかもしれません(笑))。

    レビューもありがとうございました。
    独特で意外な結末、というお言葉が意外でしたが、嬉しかったです。
    自分の考え方って変わってるのかなぁと、普段から何度か思いますが、それを物語の長所とできるのなら、変わっていてもいいかもしれませんね。

    今回は、本当にありがとうございました。

  • 読了しました(^-^)

    ハッピーエンドの中にも、滲むような切なさ、あるいは哀愁のようなものを感じました。

    出だしの食人族のドラマからは想像できないストーリーとラストでした。

    ヒョウギ、幻の体で何を思いながら生きてきたのか。想像するだけで目頭が熱くなります。

    考えがまとまりしだい、レビューを添えさせていただきたいと思います。

    素敵な作品、今回もありがとうございましたm(__)m

    作者からの返信

    読了ありがとうございます。
    自作の中ではかなり明るいラストになっていますが、それに対してヒョウギには、この世界を創った目的が叶ったといえど、本当に大きくてつらいものを背負ってもらったな、と思います。
    そのせつなさを感じて、目頭を熱くさせて下さったこと、とても嬉しく思います。
    少しでもヒョウギの人生が報われるような、そんな過去話を書きたい、と思って結構ヒョウギの過去や表の世界の話を考えてあるのですが、でも、彼の過去の話となると、どうしても食人族が悪にしか見えないから書きづらいんですよね。
    うーん、どうしたものか。

    レビューもありがとうございます。
    色々なことを感じて、感情を受け取ってもらって、胸に響くと言ってもらえるのは本当に嬉しいですね。
    感情を書くのが本当に大好きなので、とても光栄です。
    他の作品も読みごたえ抜群、と他の皆さまに勧めて下さっているのもまた嬉しいです。

    では、コメント&レビュー、本当にありがとうございました。

  • 読み終えました

    あおいさんの作品の中では、かなりのハッピーエンドですよね
    ルティとダンが結婚出来るということは、
    根っこは同じ種族ということですね。
    そしてダンの本当の気持ちが伝わって良かった。

    しかしダンはいい男ですね、そして凄い医者になったんですね
    更に言うと、人間が進化したのが食人族だったなんてビックリしました。

    ハッピーエンド寄りのラストとは言え
    ヒョウギと昔の恋人、そして獣達の関係に涙しました。

    レビューは上手に書けないと思いますが許してやって下さいm(_ _)m

    作者からの返信

    読了、ありがとうございます!
    明るいハッピーエンドですよね。小説を書き始めた初めの頃は、全体的に明るくて、ラストもハッピーエンドというのが多かったのですが、この話の『終章1』だけを考えると、昔の明るい話を含めても一番明るいエンドかもしれません(笑)

    食人族は、まだ普通の人間だった昔、大飢饉に合い、親が自分の体を子供達に食べさせるようになったのがきっかけで進化していくことになります(だから食べること、食べさせることが彼らにとって愛ある行動なのです)。
    人々に食人族のことを完全に受け入れてもらえるのは、まだまだ先かもしれませんが、ダンの想いはきっと受け継がれていくのだろうと思います。

    切ないところは全部ヒョウギに担当してもらいました。ごめんよヒョウギ……。
    彼の最後に涙してくださったとは……ありがとうございます!
    自作キャラの中で彼が一番、過去の話がしっかり決まっているキャラです。
    一本話が書けそうなくらい決まっているのですが、食人族たちが完全に悪者にしか見えない話になりそうなので、書きづらいんですよね。『真っ暗な~』での食人族たちのイメージも変わってしまいそうで……。
    もしも食人族のうまい描写の仕方を見つけたら、書きたいと思っています。

    レビュー、うまく書けないなんてとんでもない! 素敵なレビューでしたよ。
    彼らの想いを受け止めてくださってありがとうございます。
    全て大切にして描いた想いですので、とても嬉しいです。

    食人族に癒される、というのは予想外でしたが、彼らの性質がうまく伝わったようで嬉しいです。
    ダンの父親も、そういう愛すべき姿を見て、仲間になるのを決心したんじゃないかなぁ、と思います。
    食人族の里に足を踏み入れるきっかけは、ダンの母親に一目ぼれしたから、ってことだけは設定を決めているのですけれど(笑)

    それでは、読了、レビュー、本当にありがとうございました!