小説版 ドローンバトラー天翔(かける)

作者 澄川三郎

20

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★★★ Excellent!!!

コロコロコミックの絵柄でドローンバトルを見てみたい!
私が小学生だった90年代はミニ四駆やゾイドやヨーヨー、
K-1、ポケモン、ビーダマンなどが誌面を賑わわせていた。
そんなノリを思い起こさせる『ドローンバトラー天翔』だ。

一言でいえば、
「スーパー小学生がドローンバトルのトーナメントで快進撃!」
閃きと知恵と友情の力で、年上の強力な敵を制して勝ち進む。
そして決勝戦で待ち受ける敵もまた凄腕の小学生バトラーで──。

アメリカ帰りの天翔は、ジイやとバアやと一緒に暮らしている。
親友のタカシは普通の家庭に育つも、天才的なプログラマー。
天翔のドローンの強化のため、タカシは協力を惜しまないが、
高価なパーツをふんだんに使える天翔への羨望も抱えている。

個性的な能力を持つ敵がいちいち楽しくて、すごく面白かった。
トーナメントに突入してからの怒濤の展開は本当にわくわくした。
ドローン自体や専門用語を知らなくても、ノリで楽しめると思う。
コロコロコミックの愛読者だったことがある人にはオススメする。

小学生を主人公としたジュブナイル小説と見たときに惜しいのは、
全体的に言葉が難しい点。小学校で習わない漢字がとても多い。
特に序盤、天翔とタカシの日常を描く文体が柔らかくなれば、
取っつきやすく、且つ親しみやすくなるのではないかと思った。

ともあれ、すごく好みの雰囲気でした。
面白かったです。

★★★ Excellent!!!

 遠隔操作の無人小型飛行機、ドローンを題材にした少年たちの熱い青春ドラマです。今は法の規制や使用時のモラルなど、ドローンはネガティブなイメージで報道されることが少なくありません。しかし、農業や林業、そして宅配分野や流通を変える画期的な革命要素をも含んでいるはずです。なにより、自分で操るドローンが空を舞い、競技性のあるスポーツになったなら…とても夢がある物語ですね!