TVドラマの低迷とハリウッドの低迷は同根問題
もう日本にもポリコレの波は押し寄せているし、企業さんたちはこれを無視し続けるのもシンドイと思うので、打開策をここらで考えてみたいと思うの。
海外のファンたちが何を怒っているのかと言えば、これは簡単で、思想のゴリ押しね。説教臭いし、ウエメセで偉そうな態度を取る連中が、実は己のダブスタにも気付かないような頭の悪い連中だから余計にムカつく、という辺りの事情から来るのね。
大好きな作品が、この頭の悪い連中のせいで改悪された、という怒りです。
これだけを聞くとまだ反論されそうですが、この「改悪」という部分は結果論で、同じ方程式で改悪を積み重ねているのは日本のテレビ局も同じです。テレビ業界周りというべきか。
こっちはだけど、別にポリコレが原因で起きている改悪じゃないです。だけど、素材は違えど料理法が同じだから同じ失敗作を作り続ける、という状態になってます。
ポリコレに反対する人は、言葉が足りないんですよね。ポリコレの人々には1から10までひとつとして省略できないんですよ、話をする時。なぜ反対なのかを都度で説明してはいるんですけど、普通の人なら解るレベルを、ポリコレの人々はとにかく全部解説しないと解らないので、行き違いが多発してるんです。この状況でもって、世間の大多数は、言いはしないけど彼らを頭が悪いと認識していると感じます。冷笑主義とか言われるのは、正しく彼らをバカにしている本心の漏れです。
でもそれも仕方ない面がですね…
なにせ、解説しても見物していたオブザーバーたちが納得するだけで、ポリコレな本人たちは絶対に納得しないので、疲れてきますし。カルト教徒を脱会させるのと同じくらい労力が要るのです、と言えば、彼らと話をする時にだんだん言葉が乱暴になるのも解るんじゃないでしょうか。それを見物していると、彼らがだんだんバカっぽく思えてきてしまうことにも納得して貰えるかと。
彼らはダンマリになって、だけどほとぼりが冷めたらまた違う場所で同じことを叫んでいますし。あれだけ解説したのに、あの時間は何だったんだ、という徒労感ね。
ポリコレに比べると、日本のテレビ界隈はぜんぜんマシというか改善は容易いと思います。方法論が間違っていると言った通りで、何を批判されているのかさえ正しく理解すれば、それを避けることはさほど難しい話じゃないと思いますので。
またポリコレに戻しますが、スーパーマンの代替わりがなぜあれほど批判されたのか、正しい理解が出来ているでしょうか?
スーパーマンの息子がゲイだった、というのは別に何の問題でもないんです。もちろん、それを問題視しているゲイ嫌いのファンもいることはいるでしょうし、このファンの存在がポリコレ派に誤解を与えている向きもあるとは思いますが。
大多数の批判は、ゲイを作品に登場させたことではありません。その為だけに先代であるパパンを引退させたとしか取りようがないことが、批判の中心です。
そういうことは通常の創作物ならよくあることです。テコ入れだとかで総入れ替えだとかはアルアルなんですが、彼らポリコレ推進派はやっちゃいけないことなんです。
散々、「トロフィーワイフ」だの「冷蔵庫の女」だのと批判していたくせに、どの口が言っているんだ、というわけです。ダブスタなんです。
このダブスタがとにかく多い。だから結論、「それって貴女のお気持ちですよね」と一刀両断されるに至ったのがツイフェミだったわけですが、まったく同じ理由でポリコレも「論外。」と結論されてしまっている、というわけなんで。
アサシンクリードシャドウズも、だいたい問題点は同じです。ポリコレを掲げている団体が、露骨な差別を行うなんて恥じ知らずか!と怒られています。差別反対、と手を挙げたなら差別を行っちゃイカンのですわ。ダブスタを反省すらしないので批判の嵐が起きてます。主人公が黒人の弥助だからで怒ってんじゃないのですわ。
差別をするな!で散々他者を殴ってきたくせに差別をしてるからです。
どうも、歴代のアサクリを手掛けていたスタッフを総解雇して、新規のフェミニスト集団だけで作ろうとしているのがこのシャドウズではないか、という噂もあり、それがまたトレーラーに見えている背景や細かい設定などの杜撰さのせいで、説得力を得てしまっている、というところもあり。本当のところは解らんのですが信憑性を思い切り後押しするような映像の出来なのは確かなんで…
……アレですね、欧米はすぐ首を切れることを美点みたいに言ってたけど、割とガッツリ悪用可能と証明されてて、笑うトコですかね、ここ。
トロフィーワイフの問題はフェミだからポリコレの我々は関係ありません、とか言うのならさらに思想が破綻するんスよ。トロフィーワイフもポリコレの延長線で、同じジェンダー差別問題なのに無視していいわけあるかボケが、というね。
それの男性版を行ったのが、スーパーマンの代替わりなんですね。ポリコレのためだけに従来の、長年主役として頑張ってきたパパンを無理やり引退させたとすれば、批判はとっても正当です。どの口が偉そうに説教してるんだ!とね。
だけど、連中の本当の問題は「それを、言われなきゃ気付かない」てことです。
偉そうに目覚めよとかヌカしてる連中の方が、押しつけの影に隠れたジェンダー差別に気付いていないってどうよ?と。だから冒頭で、「頭が悪くみえる」という点を真っ先に指摘したんですね。それが事実かも知れない点ももちろん含んでます。
白人男性は差別してもいいんだ!とか言い出したら、その時点でソイツはただのレイシストで、その活動はファシズムだし、動機はただの逆恨み、という分別になるんで、批判されてます。ダブル、トリプルで、めちゃくちゃに差別主義者なので。
本当のところは、もっと単純で、気付かなかっただけと思いますが。
人間、頭が悪いという指摘よりも、レイシストだとかファシズムだとか言われる方がマシと思っているきらいがあります。だから「バカにバカと言えること」が大事なのですよ。そこが図星ならば最大級に効くのもあって。
本人に、何が原因で改善点はどこか、を指摘するにも、バカである点を指摘できないと色々オブラートに包まなきゃいけなくなって、でも彼らはオブラートに包むと理解が…というスパイラルな地獄に陥るという問題にも有効ですし。
これね、私も言うてね、そんなに頭良くないんだよ? 平均値より下だと自己分析してますもん。その私よりも確実に頭悪そうなんだよ、あの人たち。
そう見えるというのはたぶんバイアスの問題で、矛盾した理屈を振り回してさも聖人ぶってるその姿があまりに滑稽で、さらに彼らの方もある意味カルト狂信者の心理状態で正常な判断とか思考が阻害されてるせいだろう、と観てるんですけどもね。
で、世間の分断という時の問題点は、ここに上げた二点ね。反ポリコレのバイアスが彼らをとにかくアホウに見せてしまうトコと、ポリコレの人々がカルト信者で思考が著しく偏っており、およそ公平性も正常さも保てていない、てトコ。
まさしく気分と好き嫌いにしか反応しない脳疾患で、他はマニュアルに従っているだけの半自動化が起きている、と見做せる点が問題だと思ってます。だんだん悪化してくんだろうな、とも。現象が先鋭化してることとも合致しますし。
自己主張とか承認欲求というのは誰もが持ってるモノで、その発散方法で幾つかのグループに分けられて、クリエイターというのはモノ造りで発散するタイプのグループということになりますが、いわゆる活動でこれを発散するグループもありますよね。ボランティアとか習い事とか幅広く含むけど。
その一例に過ぎないのだ、という点を企業さんは間違えないでほしいです。
しかも、もしかしたらカルト的なメカニズムを持っていて、深く信奉するほど脳疾患を引き起こして障害が起きる、という性質が隠れているんじゃないか、と、私なんぞは疑っていたりします。
思考停止の状態の人間が中心になって作品の根幹を決めているんですから、そりゃあどんなモノを作っても碌な出来にならないし、新規性もないのは当然というか。
ポリコレ組み込みの作品が総じて駄作化するのは、そういうメカニズムだと思ってます。判断力が狂っているのにクリエイティブの仕事に向くわけがない、と。(判断力もだけど、妄執していて試行錯誤するという選択肢がないのが問題)
思考の硬直化とか言うんでしたっけね。ソレです、ソレ。流動的な世間のムーブに合わせた柔軟性、というのとは逆の存在です。固定しているので、面倒くさがりな人ほど身を委ねたがるというのもあるかと。面倒くさがりが作るものは杜撰になりますよ、ええ。
テレビ界隈の場合は、村社会からくる認知のズレでしょう。優先事項を間違えてしまい、それが視聴率に直結する。「イイ物を作れば観てもらえる」は真理ですが、色々としがらみがあって取捨選択を迫られた時に、ことごとく選択間違いを起こすと爆死する、という具合かと。
セクシー田中さん問題で、脚本家の相沢氏が「自分のアイデアが使われているからクレジットに名前を載せてほしい」と要請した問題も、同じことが隠れていそうです。芦原先生は断固拒否しています、これ。
芦原先生が拒否した理由ですが、恐らくこのアイデアというものが独自性を認められるような類いのものではなかったという判断ではないかと思いますし、その判断はまた小学館の担当編集などにも確認してのものだと思います。
ただ、そのことをプロデューサーは脚本家に正しく伝えていないんじゃないかなとも感じます。いわゆる忖度ですね。本当のことは確かに言いにくいと思います。権利で保護されるようなアイデアではない、と言えなかったのではないかと。
また、そのような認識違いが出てしまうのも、業界の認識のズレかな、と。しかも、この件が脚本家の相沢氏がSNSで暴挙に出てしまった大きな要因の一つだったのかな、とは思わされましたね。ドラマではあまり観ないとしても、もっと大きな枠組みの小説や漫画も含んだ界隈では、さほど独自性のあるアイデアではなかったんだろう、と。
ポリコレでもTVドラマでも同じです、「配役ありきで役者に合わせてストーリーを組み立てて、ヒット作が作れるのは一握りの天才だけだ」というアレですね。
普通は逆ですもん。ストーリーやテーマが先にあって、それに合わせて役者を決める。かつて、なろう作品がテンプレ作品と揶揄されて質の悪さが叩かれまくったものですが、ポリコレやTVドラマの作り方はこのテンプレ作品と同じですから、そりゃ質が悪いと叩かれもしますわな。
コンサル会社を雇う時、独自に調査が必要な時代が来そうですなぁ。コンサルを名乗りつつその実力が伴わない、世間知らずで独りよがりな体質の会社だったりしたら、損害を被りますからね。
個人の社員を雇う時に、当たり前にその人脈とか評判を調べるだろうけど、なんで同じソレをコンサル会社にはやらないんですか、てコトで。
なんか、アメリカの公聴会で、トランス性犯罪者を女性刑務所に送還する指示を出した判事が吊し上げくらってる動画観たけどさ、「ホルモンレベルが完全な女性でー」とかって言っててさ、いや、そのホルモンレベルと性衝動とか暴力衝動との関連性とかって科学的に証明されてんのか、て話なんだが、と思ってしまった。
問題は、収監されてる他の女性たちに危害が加わる危険はないと判断した根拠のはずなんだけどな。そもそも矛盾したこと言ってるよね、ホルモンレベルが女性に到達してたら中身も女性と言うなら、ホルモンレベルが男性だった頃、そのトランスは完全に男性だったはずだろうに。そこが不一致だから治療ガーとか言うなら、それこそホルモンレベルが女性に到達したところで中身が変わる根拠にはならんやろ。
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