【ジェンダー】内面の性と外面の性が一致しない「病」

 病だというと、最近の運動家は怒るらしいね。外面の性と内面の性が一致しないのだからそれは不具合としか言いようがないと思うが。


 ADHDやADDは、個性に過ぎないのか? そうじゃないだろう。そうと言える部分もある反面、変わった成長をしてしまった個体という点では、異変体だ。定型発達と”そうでない発達”があり、ADHDやADDは”そうでない発達”だ。かように、精神に関してはいとも簡単に「お前は異常だ、」で片付けてしまうくせに、肉体に関してそれが言えないところが、おかしい、と言ってるんだけど。


 外側の性に合わせることが正しいという尺度は明確に否定することができる。それは人間の尊厳の否定であり、優生思想や身分制や各種人的差別の肯定につながる唯物論的検証の採用だからだ。精神は肉体に依存すると言うのは明確に間違いだから。


 多目的トイレを利用するのに、もっと堂々と使えるようになればいいと思うんだ。身体障害者の方と同様、ジェンダー不一致というのは病なのだという認識で、もっと利便性が高まる方向で社会が進めばいいなと思う。


 病だと言うと、「女性の心を持っていることを病気と言うのか、」とか言われるかも知れないが、それが間違った認識だと言ってるんだよ。病気なのは肉体の方だ。精神が主であり、肉体は従だ。精神に見合わない肉体を持って生まれたという障害だと言ってる。ここの認識を、トランスジェンダーの人自身も変えていかなければ、問題は解決しないと思う。


 これが解れば、犯罪者というものもある種の特徴があることが自然に理解されるようになる。誰しもが犯罪者になるという性質の犯罪と、特定の素養がある人間だけが犯す犯罪とがあることも認識できるようになる。


 素養というのは、羞恥心が薄いことだとか利己的なことだとかの特徴だ。そういう人間はまず目的があり、その目的は犯罪と呼ばれるものであり、その目的を果たすためなら何だってやる。何事よりも目的が優先するという人間はいる。それが性犯罪だったら、性善説など何の役にも立たない。その人間も病気と言える状態だからだ。本来備わっているべきものが、備わっていないという障害だ。


 そういう人間が、トランス女性を盾にして犯罪を企てることを、世間は恐れている。トランスのふりをして生きることさえ厭わないのだから、区別が出来ない。そういう部分が壊れているという障害だ。


 結局また、女性にシワ寄せをして終わるつもりなのか? だから男性社会は変わらないと言われるんだ。



 これとは別で、私は、女湯に入りたいという願望が解らない。トイレだったら使わないわけにいかない選択肢の問題だが、女湯というのがどうも個別のシチュエーションが解らない。ホテルなら今どき個室に風呂くらい備えているし、これはジムということなんだろうか。そういう部分抜きで、わざわざ女湯に入りたがるとするなら、どういう意図なのかが解らない。それで女を証明したいのだと言うなら、偽物の身体でしかないのに何が証明出来ると思うんだ、と冷酷な答えを返してしまうし、他の理由があるとしても、それがどうにも想像できない。


 トランスの自殺率が高いという話だって、証明に拘るからだろう? どこまで言っても無いものは無いとしか言いようがないのに、それこそが呪いになって自己を追い詰めてしまう。障害だ、と開き直ればいくらか生きやすくなるよ、経験上だけど。


「仕方ないだろ、そう生まれついたんだから。」で片付けてきたけどなぁ。わからん。


 女性用施設を使えることが何かを証明すると思ってるのなら明確に間違いで、だからこそ性転換した後でも自殺者が絶えないんだろう? ありもしない幻影に希望を抱かせることは酷く残酷だと思うけどね。


 LGBTQへの偏見というものと、専用施設使用の是非というものは、彼らの抱えるストレスとの関連を見るのにはもっと厳密な精神医学的見地を必要とするんじゃ無いのか? 私は、彼女らが女性用施設を使いたいという気持ちは、別の動機に根差していて、それは捩れているから、施設使用が可能になっても解決しないと思っている。


 満足するのは彼女らに成りすました性犯罪者だけだろう。

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