世界の性差別問題最前線はどんな感じ? ①~ロリコンだけは病気カテゴリの欺瞞~

 今、欧米ではフェミニズムとLGBTQ運動あたりが統合して、性差別全般を扱う流れに突入してる、という感じですかね。それが最前線で、来年あたりからは日本にも流入してくる…というか、もう入っているんで主流になっていく、て感じ?


 ところで、日本のフェミニズムのあかんところは、個人的には「性の抑圧を正当化する」ことにあると思ってるんですね、私は。


 ロリコンに対してが、まぁ、激しい。(笑


 欧米の最先端フェミでもロリは擁護しないようですがね、病気に分類しちゃってね。でも、確かに病理として説明できてしまう辺り、病気と捉えるのも間違いじゃないとは思います。


 しかし、その病気が先天性あるいは後天性にしても、半強制的にでも治療を要するものであるかというところがほとんど論じられませんわな。精神疾患でも治療を要するカテゴリと要しないカテゴリはありますよ。


 あるいは、未成熟な肉体にしか性欲を抱かないというポイントが本当に疾患であるかどうかも未確定なわけで、単にストライクゾーンが著しくズレてるだけということだって考えられ、その場合はまったく疾患には当たらないわけですよ。


 それこそ「性志向の多様性」となって、LGBTQあたりと同類になる。まぁ、これは全力で感情剥き出しに否定してるようですけどね、LGBTQまでが。



 そういう具合に、病気なのか何なのかさえはっきりしないこの性志向を、他の性志向と当たり前のように区別しようという企図自体がことによっちゃ「差別」なわけですよ。解ってなさそうだけど。


 まずは感情を排除してから考えましょうや、基本だから。


 感情論者は結論ありきの三段論法で、「気持ち悪い」から始まって、その気持ちの悪さ、違和感といったものを判定する際に、「絶対的悪」の位置にその感情の正体を置いてから考察を始めます。気持ちの悪さや違和感は、隠された悪だと最初から決めて掛かっている。普通、論理的に考える時は、きっかけの感情なんてものは一旦横に置いて切り離すもんなんですけどもね。


 さて、欧米ではロリコンを大きく二派に分けてしまうようです。「ペドフィリア」と「チャイルドマレスター」で、その差は、小児性愛者か小児性犯罪者か、という感じで精神障害と分類するようですな。他のLGBTQはどうなのか興味深いトコです。


 そして、「青少年に対する性虐待」が度々問題になりますが、これ、犯人の属性で一番多いのは「親族」となっています。次点が確か「教師・牧師」だったかな。動機では「支配」が一位で、「性欲」はだいぶ下です。年々割合は変わるんだけど、小児性愛者がそのまま性虐待者という区分は出来ないわけです。接触は図らないという小児性愛者も多いので。


 彼らは、イメージとしては「薬物依存などの回復を、性志向に気付いた時から強制され続ける」という感じになります。薬物を断ち切ろうと苦しんでいる患者と、小児性愛という障害と診断された患者の苦しみは、ほぼ同じカテゴリになると思います。


 さてさて、こういう事実は欧米の差別反対運動の現場ではかなり共有されてきているようですが、日本ではどうでしょうかね。

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