賭けグルイ作者、もしや…「ジョーカー編集」引いたとか?(笑

 これは漫画業界に古くから伝わる黒い噂話だ……。


 だいたいは漫画家のために懸命に働いてくれ、親身に付き合ってくれるのが編集者という人々なのだが、それでも一社に一人くらいは「ジョーカー」な編集が必ず存在しているというのだ……。


 ジョーカー編集は、保身と名誉欲の塊で、担当の漫画家を自分のメシのタネくらいにしか思わず、作品が成功すれば自分の手柄、失敗すれば作家の責任にして、平気で漫画家の卵たちを腐らせ、やがては潰してしまうことが多々あるという……。


 出版社に大損害を与えながらも、なぜか長年在籍し続けることが出来ているというこの摩訶不思議な存在、噂ではどうも、「なぜか愛される人柄」であり、なぜか編集部では「しょーがないなぁ、」と巨大すぎるミスですら、寛大な措置で済んでしまうかららしい……。大損害を与えているというのに不思議な話である……。


 そう、これは各出版社にひとつはあると言われる、「出版社七不思議」のひとつ、「ジョーカー編集」の口車に乗せられた被害者の一人の物語なのかも知れないと思う次第である……。


 ようやくプロになれた新人漫画家を待ち受ける、出版界の恐ろしい罠のひとつ、


「ジョーカー編集」。時にはヒット作を生んだ中堅作家ですらその毒牙の餌食となると囁かれている……。



 ……これに当たって生き残れた作家は、ただの一人も居ないという……。




 

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