　海外の、イギリスの様子が映っていたけど、マスクしてない人があれだけ増えてるっていうのはワクチンの効果が相殺されてしまってあんまり意味がない気がした。

　ウイルス禍って、ウイルス感染で引き起こされる重症化リスクで、「確率」の問題であってさ、ワクチンはその確率を下げることが最大の狙いなわけじゃない？

　ワクチンは、効かない人もいれば副作用で下手すりゃ死ぬ人もいるわけで、だけど全体の重症化確率は大幅に減らせるんだよね。何度か書いたけど、病床を圧迫するのがこのウイルスの問題点であるから、「個人個人が罹らないこと」を念頭に置くのではなく、「いかに全体で病床を減らすか」を考えないといけなくって。

　だけどワクチンの代わりに、他の防御策を解禁したんじゃ意味がなくない？

　ワクチンは罹らなくなるではなく「重症患者を減らすため」という目的であることを考えれば、他の対策、例えばマスクとかは「感染状況を見ながら慎重に」行うべきっていうのは解りそうなもんじゃん？

　あの感じは、ワクチンが、マスクを外すのとで相殺になっただけに見える…

　どうも、特に欧米はこのマスクってのがかなり苦痛らしいから、解らないこともないんだけど……リクツがあまりにも人口に膾炙していないという点で、なんだかなーという気分だった。朝から。

　個人主義が当たり前の界隈ってさ、こう、全体を計算したらどうこうっていう国家レベルでの対応って出来なさそうだね…　個人主義もあんまりいいイデオロギーじゃなかった、てことを証明しそうだなぁ、コロナ。

　ワクチン勧める文言にしても、個人主義だと「ワクチンで重症化が抑えられる、もし自分が罹っても軽症で済む」から、受けるわけでしょ。で、副作用と聞いた途端に目を吊り上げて、「ワクチンは危険だ！」とか言っちゃうわけでさ。

　これが本当は全体主義的に捉えなきゃいけない問題で、「社会全体の病床圧迫を軽減する為にはワクチン接種が有効だ、」となれば、副作用のリスクで個人レベルでは実はワクチン打った方がリスク自体は大きい、てなっても接種を選ぶはずなんだよね、それが全体主義だから。

　いや、全体主義とは呼ばんか、仏教言うところの「忘己利他」に当たると思うんだけどさ。何百年も前の思想家のが現代の人々より進歩派だったこの事実よな。

　個人主義採用してる人には、ここらへんのリクツを、それこそ1から10まで詳細説明しないと理解しないのがなぁ…　現代社会の真のリスクかもね。個人主義者は基本的に頭が悪いんじゃないかとか思ってしまう。

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