五輪陰謀論からの~、単純設定とブームと購買価値の話

 今日、五輪ユニフォームの話題の動画観てて、ふと思いついたんだけど、あまりにバカバカしい漫画ネタにもならん陰謀論的妄想レベルな話なんだけど、聞いて。(笑


 いやね、韓国さんがここんとこずーっと、世界レベルで煙たがられていて、ついに「嫌いな民族No1」に輝いたじゃん? ダントツトップだってさ。


 これ、だけど、昭和の終わり頃は確か世界的に嫌われていたのはユダヤなんだよね。極東の日本人はそんなのぜんぜんピンと来なくて「なにが?」てな感じだっていう記事を読んだことあるんだけどさ。


 歴史的にユダヤは色々とあったんだそうで、ほぼ西欧世界では彼らを好きな国はいねぇ、て感じだったらしいんだわ。だけど、今はもう韓国がこれを完全に覆い隠してるらしいんよ。国レベルじゃなく個人レベルで、韓国「人」が嫌われてる、と。


 でさ、陰謀論なんだけど、カムフラージュとか煙幕として、上手いこと利用されたのかもね?…なんてことを思ったりしたんさ。(笑


 ほら、オカルト界隈とか覗いてるとなんかDSだの光側だのって、未だに単純二元論に落とし込んで考えたがる人が多いもんで、そういうのに都合のいい設定だなと思ってさぁ。(アレはアレで単純二元論で誤魔化されて、煙に巻かれてる人々だよ)


 韓国が目立ってユダヤ以上に悪行を重ねているから、ユダヤが中東で多少目立ったことしても世界の人々はもう関心持たないよね、今となっては。そもそもイスラム圏そのものがあんまり好まれていないし。完全に世界が無関心になれば、ユダヤの某国は批判とか気にしなくてよくなる、て寸法かなとか思ったんよ。穿ちすぎなわけだけどね。(笑



 漫画じゃないんだからさ、とか思うんだわ。そりゃ善悪二派に分けて考えるのは楽だけど、それじゃ正しい答えには行けないよって何度書かせるわけ? 進撃の巨人とかエヴァンゲリオンはさ、大ヒットだけでなく伝説を打ち立てたけど、それって善悪二元と見せかけて実は複合多面体で世界を描いてみせたからじゃん? よりリアルに世界の「構図」を描いてのけたから伝説級になったんだよ。その凄さは無意識にも認めるくせに、どうしてああいう見方ができないのかって思うんよ。その単純さが、オカルト()って言われてバカにされてるのに。


 あのさぁ、打算と下心と誤算と良心がせめぎ合ってるじゃないですか、この世のすべての事柄ってのは。ほとんどの漫画やドラマやっていうのは、どうしても「絶対的悪」ってのをベースにしたがるんだよね、それが単純化の原因なんだわ。物語が単純でつまんない、てそれらを読まない人は、口に出さないけど、読まない理由は「単純で面白くないから」なんだよね。


 でさ、話を戻すけど、ユダヤと中東にしたって、韓国の煙幕が効いてユダヤの目論みが…とか考えるよりは、もっと多面体で色んなトコの影響を考えてさ、「世界は思考や価値観が細分化されていく傾向がある、その中で関心のグループ化が起きており、アジアグループ、西欧グループ、イスラム圏グループの三つに分かれてきている」とした方が、他の色んな事柄を落とし込みやすいと思うんよな。陰謀論よりは。


 ユダヤがどうこうなんて考えるんじゃなく、むしろグループ化で他への関心が薄まってるって話なら、イスラム圏で危機に立たされるのはユダヤなんよ。いよいよフルボッコだよ。


 で、陰謀っていうなら私なら、「先進何カ国かが支配層の最上階として、グループ化された各地方を統括しようとして」と試走を進めるね。そんで「失敗するだろう」で括るわ。(笑


 さっき言った、まずイスラム圏ではユダヤフルボッコが起きてしまうし、アジア圏は韓国がヘイト貯めすぎてるからそれこそ日本の身分制にかつてあったエタヒニンみたいな扱いが民族でなく個人レベルで固定化してしまうかも知れないと思うし、欧米くらいじゃない? 上手いこと噛み合って階層化が出来るのって。むしろ、欧米が自分らしか考えずに自分ら向けの世界構築しようとして他の地域がめちゃくちゃになって、その暴風がまた欧米に戻って…て感じかも、とか思うわ。


 単純二元論に基づく「絶対的悪をベースにした物語構造」ってのは、描くにも読むにもすごく楽だから受け入れられやすいのはあるんだけど、これ、それだけにどんどん価値は暴落してくよね。たぶんタダとか叩き売りにまで落ちるんよ。そのくらい、市場に溢れるくらい凡庸だから。ニーズはあるけど供給も溢れてタダ同然、て。


 で、エヴァとか進撃とかの多元構造物ね、これは描くのも読むのも少し身構える必要があって、気軽に手に取ってもらうのは難しいけど、ファン層は固定するよね。


 これ、ほんと、車産業と同じになってきてるなと思うんよ。あるいは他の産業も同じような二極化が起きてるって、以前も書いたけどさ。「低価格帯と高級品志向」っていう感じで分かれてきてるけど、その分野がどんどん広がってるのかも、て思う。


 でさ、「低価格帯」の価値がさ、下げ止まりがなくなってきてて…心配だね。


 漫画とかはすでに纏め売りで「ひと山幾ら」な売り方になってきてんの、解る?


 映画と音楽もか。Netflixとかの、ひと山幾らで纏めて、作品そのものはタダだけど広告でカネを作ったり、応援とかの名で個人投資してもらう方式ってのが流行ってるよね。


 これ、興味もって食いつくにはハードル低いことが条件だけど、購買価値はハードル高いことがブランド力として発揮される、て矛盾構造故だし。


 ここを埋め合わせてたのが、かつての「書評」とか「文壇」だったんだなぁとしみじみ思うわ。…上手く出来てたんだなぁ、経済構造。誰がぶっ壊したんだ。orz



追記:

「低価格帯」の下げ止まりはなぜないのか? それは、高品質のものは一定生産と価格を下げないことでブランドを確立しているからで、そこの価格が下がらない以上は、コストカットというものはすべて低価格帯に向けられてしまうから、だよね。


 で、低価格帯ゆえに生まれる不満が、高級品志向を支えてもいる。低価格帯が裾野を広げることで、高級品も同様にニーズが高まっていく、て関係。撒き餌現象って感じのトコもあるよね。「信用」って最初からあるわけじゃないから、そうなるのかねぇ。コツコツ積み上げてく必要があるけど、ブランドを育てるってことも、最初から飛び抜けて素質あるのを育てないとブランドにならんって感じになるかもね。


 市場が高級品でなく低価格帯に迎合していくって現象はあるのか、て考えても、低価格帯はとめどなく低下していくから、それこそ儲けたい野心ある誰かがいつでも介入しやすくて、介入されてしまえば低価格帯の高品質群はすぽんと抜き取られて高級品帯に並べ変えるのが容易いって構造でもあるから、ムリだよね。安物買いの消費動機が幾ら増えても高級品を駆逐することはない。ブランドはブランドだけでセット売りしなくていいんだから、その強みが今後どこかの時点で廃れるとは考え辛いわ。


 信用経済恐るべし、て感じ。




 ブランドを育てる、て時の育て方が変わってきてるのか。


 今まではタネを仕入れてきて育てる、て感じだったんだよね。これはいい芽が出そうなタネだ、て目利きがタネから選別してたのを、今では芽が大量に出てる中から、これはいい芽だ、て植え替える感じか。だから自力で芽を吹かす必要があるってことだわ。ここカクヨムで言えば、注目を集めるとか、そんな感じ。

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