栗本先生の「小説道場」を再興してほしい!! ②

 つまりだ、Web公開形式での公募をやってくれたらいいわけですよ!


 出来ればKADOKAWAさんとか講談社さんとかの大手なら言うことないけど、どっかの出版社さんがね、音頭を取って、大賞受賞作は刊行します!てぶち上げてさ。


 宣伝は表舞台サイトだけでいいのよ。裏のデータベースサイトは知られる必要ないんだ。表舞台の作者名作品名からリンクで飛べれば充分なんだから。で、その表舞台は全員が、「信用できる肩書きによる選定」を受けて、クラス分けされている、てのが重要なポイントだよ。


 これはほら、編集員さんとか下読みさんとかでさ、「その人の名前もプロフィールも出した上で」、ちゃんと断りを入れてね、好みと独断で分けさせて頂きました、とかの対策文言付きでさ、クラス編成をしてしまえばいいと思うんだ。


 ラノベと思われる作品は残念ですが今回除外させていただきました。てのはデカデカと載っけてね、クラスにすら載らない作品は一切合切、「ラノベだから」の理由の元、何も書かずに全部スルーしちゃえばいいのだよ。手間を省くのにも使える。カテエラだけでなく、反社的だの何だのの問題ありから何から何まで、体裁としては「求めは一般文芸です」のひと言でシャットアウト、てことね。それこそタイトルやあらすじで一部作品をアウト判定したっていいわけ。全部を全部目を通す必要すらない。


 するってーと、実質は通常の選考会と同じになるわけよ。二次、三次に勝ち上がっていくよーな作品だけは「きちんと」読んでね、名前も載せるし、何なら作品全部掲載とかも、発刊とかも出来ちゃう、ていう。しかも、何名に絞るとかの面倒はない!


 クラス分けってすごい優れてるよ~。かなり大雑把に分けちゃってもまず文句出ないだろうしね、読者の総意には。そりゃ個別での信者や作者で不満言う人は出るだろうけど、人気投票じゃないから、て読者の総意が納得してりゃいいんだわ。質だ、て。


 そしたらさ、数やブームにモノを言わせての、ラノベやなろう系の侵略は防げるよ、完全にね。読者のうちのアクティブな、場違いを無視して売り込んでくる多くのラノベ読みたちを退けられるだけで、逃げ場を失っているこれまた多くの一般文芸ファンを囲い込めるだろうと思う。

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