コロナ対策はそろそろ次の段階も視野に入れるべきか

 イタリアとかの、感染爆発が起きてしまった地域は正直、大量の死者と引き換えに今後の立て直しを楽にしたという皮肉な状況へ至るだろう。


 今回の選択肢は大きく三つだった。


 中国やフィリピンのように、独裁体制で強制的に封じ込める方法が一つ。

 イタリアなどのように、感染爆発により一気に国全土に広がるのが一つ。

 日本のようなのは、局所的に抑えつつ長期戦に持ち込む方法だった。


 これ、日本式が正しいのかっていうのが疑わしく感じられるのだ。疫病の終息後、経済が回復するまでをトータルと考えると、決して予断を許さない。そして皮肉なことに、イタリアなどの海外勢の方が感染率が国民全体の7割以上に至るのにはじきだろうということもある。


 なんのかんの言って、致死率は0.66%だ。100人中1人に満たないのだ。何億のうちの0.6%となれば大きいと思うが、それでも純粋に数字とみるならこれで経済が揺らぐかどうか。言いたいことが伝わるか自信がないが、経済活動に大きな打撃を与えるほどの死者数にはならない、と言いたいんだよ。


 経済主体で考えた時、さっさと感染率7割に上げて終息させ復興に当たるのか、長期戦で国力限界まで使って死者を抑えるのか、この二択なんだ、民主主義国家が取れる道は。(もう一つ、強権発動で一時的に独裁政権敷くのもアリだが、そのまま独裁化しない保証はない)


 日本は長期戦を選んだ。ところが、途中から感染爆発へルート変更しそうな懸念が出てきた。これは一番最悪なルートだ。国力消耗しつつ死者も結局抑えられないのなら、最初から爆発させといた方がよほどマシだからだ。


 日本と同じ長期戦を選んだ国は他にも多くあると思う。こういう国々が次に取るべき対策は何なんだろうかと考えていたら、




 ぴこーん、ときた。



 そろそろ国民全体の何割が罹患したのか、統計を取り始める時期、という。


 これは都道府県、各都市ごと人口比率によって変わる、という啓示がきた。


 専門家じゃないからこれがどういう意味なのかは私には解らない。データとしての意味なら解るが、国政としてこのデータをどう使えばいいのかなどさっぱり解らないんだが、専門家がそのうち言い出したら解るんだろうか。こないだチラと聞こえた国の調査がどうこうという話は、もしかしたらこれのことなのかも知れない、とか。


 そんなに深刻に捉える必要はない、という以前の啓示は確かにそうだったが、世界全部を見渡せば、東日本大震災の時と同じような「神サマレベルでは、」の話だったよーな感じだ……(なんだかなー)


 パニックになるのが一番アカンから、それを示されただけのよーな気も…



 ただ、気になるのは致死率の実態は大きく上方修正されてて、現在は20%に近い致死率に至っている点なんだよね……(これは医療崩壊の因が大きいと思われる)


 また、完全無自覚の罹患者は検査さえしないはずなので、潜在的な罹患率は実際もっと高い可能性もある。日本でさえ国土の汚染度はそうとう進んでいるのかも知れないし。


 もし、長期戦を選ばなかった場合でも、早期に経済回復とはいかないシナリオかも知れない。コロナ渦はどこまで行くか、未知数が多い。(私の無責任な予測では6月頃には自然終息と思っておったのよ…)



 日本は長期戦を覚悟したわけで、こうなると国土汚染70%以上が早いか感染爆発で医療崩壊が早いかの勝負。後者ならとんでもない死者数になるが、前者なら抑えきったと言われるんだろうと思う。日本は高齢者多いし、なんにせよ長期戦。


 イタリアは医療崩壊がプラスされて、「発症したら致死率45%」まで行った、という恐るべき事実。もっと日本で知らされねばならないと思う。(これが難しいトコで、パニックが怖いんだ。軽度で病院に殺到という危険性が出てくる…)



 なんのかんの肺炎菌なので、手洗いうがい&ちょっと喉がおかしいと思ったらすぐ市販薬飲んで早めに就寝して初期の風邪で無理やり治す、というのを今のトコは繰り返してますだ。どこまで予防に効果あるかは解らんけど。

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