バクシーシ事件とかいうのがあったらしい所感 ②

 なんかないかな、とテキトーに「チャネリング」してたらアタリだよ。


http://www.eonet.ne.jp/~orion-n/NIKKI3/277.html

『No.277』


「欠落と代償という『自動機械』の悲惨」とあるんだから、この自動機械が何を言ってんだかが解らんとその主張もイミフメイ。


 てことで、「自動機械」って何じゃらホイで調べてみたのよ。上のページな。


『ちなみに『他界からのまなざし』を読んでいると、装置、機械、技法といった語

彙が頻出する。この文体はスピノザの「霊的自動機械」を思わせる。上野さんは『

エチカ』は「説明の体系」であり「一個の証明機械」であるという。この「『エチ

カ』で稼働する証明機械、これは『知性改善論』の言っていたあの「霊的自動機械

」を思わせる」(77-78頁)。』


 前提前段の文章がないとコイツもチンプンカンプンなので後に記載。


『機械論(きかいろん、英: Mechanism、独: Mechanizismus)は、自然現象に代表される現象一般を、心や精神や意志、霊魂などの概念を用いずに、その部分の決定論的な因果関係のみ、特に古典力学的な因果連鎖のみで、解釈が可能であり、全体の振る舞いの予測も可能、とする立場。』皆の味方ウィッキーさん。


『反面、彼は心のそのような働き以外は物理的解明を許すものと考えたため、人間以外の獣は一種の自動機械であると主張した。デカルト ... 著、鎮目恭夫・池原止戈夫訳『人間機械論』』こちらはコトバンクさん。


 これで漠然と理解はしたが、要はアレか、人間もAIと同じくね?て主張か。


 例えとしてパソコンを人間のメカニズムに当てるとすごく都合がいいのは確かだし私もよく使う手だが、人間を機械と捉えると、さらに難題の「外部リモートはどう説明するよ?」という問題がね。それこそ魂だろ、という仮定が出来るがその魂を科学あるいは哲学ではどうすんだ、とな。


 実際、脳みそが電気信号で動いてんのは確実だかんな。パソに可能で人間その他の動植物に不可能ってこたぁありえねーわな。話がズレたけども、「欠落と代償という『自動機械』の悲惨」ていうのはそうすっと、レイプ紛い作品におけるテーマってヤツだから、男がレイプに走るのは半ば自動的あるいは反射的なモノとかかな? 「欠落と代償」が何を指してんのかが解らんとこれも解らないなぁ…


 なんか、すでにジワジワと「男が襲いかかっちゃうのは自分でもツラい」とかが言いたいんじゃないかとかの予感が……


つづく。








<前提前段で省略した文>

 スピノザは「地球に落ちてきた男」を思わせる(とても地球人とは思えんよ)。

スピノザは神を非擬人化すると同時に人間を非擬人化している。スピノザの哲学は

(「人間」的なものの籠絡からの)静かなデタッチメントの哲学だ。すなわち、わ

れわれの身体が物質宇宙の一部分であるように、われわれの思考も無限な思考宇宙

の一部分である。われわれに思考があるのにわれわれがその部分である自然に思考

がないとするのは不自然である。われわれの中で事物自身が事物自身について肯定

したり否定したりするようになったとき、われわれの精神は「自動機械」となって、

自分のいる場所(自然)がずっと「神」であったとわかる。カメラが引いていくと、

帰還した地球の故郷が実は惑星ソラリスの変様部分であるのが判明するあのタルコ

フスキー監督の「惑星ソラリス」のラストシーンを思い出す。


 この文章を読むと、『現代思想としてのギリシア哲学』の序章「月から落ちてき

た眼」を思い出す。古東さんはそこで「エイリアン」もしくは「クセノス」(異邦

人・異星人・客人)としての哲学者像を描いていた。この哲学者の「外からの視線

」が「他界からのまなざし」であり、そのようなまなざしをもって、つまりたまし

いの向け変え(ペリアゴーケー)、実存変容をもってこの世界のありさまを感じ考

え生き直すことが「臨生」である。



 私はこの、スピノザさんとかいう人の、宇宙の意思が云々てのは映画よりも中国思想にそういうのあったな、という辺りをまず思い出したなぁ。インドあたりの神話だったかもだが。記憶が曖昧模糊。(笑


 ああ、思い出した、ブラフマーだ、確か。

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