リワードとか、トリックとか、今後の方針とか。

 リワードが出たわけですが。到達目標とかいう、3000円を100分割で計算した表によれば1%達成だってさ。(笑


 これで心が決まったわ、「絶対に新規のトリックはネットに出さん。」だ。


 いちおうね、プロを目指す身として、狙い所をしっかりと確認しときたいわけですよ、自分の武器となりうるものだとかね。(最近、めっきりデビュー欲が消えてしまっててかなりイカンのですが…)


 自分で「これはとっておき」ていうトリックは全部温存してあるわけですが、ホレ、推理小説はトリックがキモなわけで、財産ですから。

 無名で、しかもSNSなんぞで出しても「どうぞご自由にお使いください、」って言ってるようなもんだからね、そこまでお人好しじゃないんだわ。(笑


 しかしそうなると、思い切り停滞するんだな、コレが。(苦笑


 たぶん二年くらいなんも発表しとらんのよ、私。新作は書いちゃいるんだけど、ぜんぶお蔵入りにしてて、平均というか、だいたい八割くらいの進捗で停止してるのですよ。完成品一個も未発表のままだし。


 慣れというのは怖いもんで、あんだけ見せびらかしたい病に罹っておったのが嘘のように、発表しなくても平気になってきちゃったもんね…


 以前は、誰かに先を越されるという恐怖でとにかく早く発表したかったもんだけど、もしコレと被るトリック使用で、受賞作品が出たとかになったらまず話題になって耳に入るわけなんで、そういうモンがこの二年、聞こえてこないだけでも安心できちゃってるわけっすよ。しめしめ、まだ誰も気付いてねーな、て。(笑


 誰かがもう出していたらって、トリックの新規性で勝負するってので常に心配してたりしたんだけど、もし本当に新規トリックが出てきたら、ミステリ界隈で話題にならんわけがないんだよね、ミステリクラスタって何のかんの言って、「一にトリック、二にトリック、三四がなくて五にトリック、次点でキャラ。」てな感じじゃん。


 どんだけキャラがよくてもトリックが平凡ならクラスタはシーンとしてて、最初は騒いでいたファン層もそのうち黙っていっちゃうっていう特殊な界隈だからさ。


 常にトリックなんだ、と覚悟は決めてるよね、やっぱココでやっていきたいと思うからさぁ。生き残っている著名な推理作家さんたちは皆、やっぱりトリックでもちゃんと評価されてデビューしてんだよね…。だからもう必須なんだろうと見做してる。


「雪女--」で負けを喫したから、リベンジで絶対もう一度メフィストには出す、と思って書き始めたわけでね。何作か書きかけボツをこさえて、ようやくこれならと思える作品がひとつ仕上がってきたわけですよ! リベンジに相応しく、例の小道具の応用編で、今度こそは「凄いの考えてきたな、」て褒めてもらう!!(笑


 喩えるならそう、「半ひねり」を加えた新たなワザですだよ。


 11月には仕上がって投稿できる予定だったんだけど、美しく畳めなかったから予定がズレたという曰く付き。


 未だに美しく畳めていません!(笑



 お蔵に入ってる、おそらく新規な自慢のトリックはこれで七つ目。

「カラビナ」「鴉」「十銭銅貨亜種」「カメラ」「コピー」「カニ」…それに今書いてる「レンズ」で七つね。ああ、「ジープ」忘れてた、八個だった。(笑


 だけど、たぶんトリックだけじゃデビュー出来なくて、私の場合はきっとミステリとしての形式美が出来てないんだと思ったんだよね。


 だから、今度からはちょっと叙述を強化していこうかと思って、しばらくはこの「物理(トリック)で殴る方針」は封印しとこうと思います。


  技術がね、推理小説のための文章技巧が足りないんだと思ったのよ。(笑

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