フェミニズム運動は社会性と結びついて「排斥運動」化する①

 人間は社会を築いて、本能に拠らない独自ルールを設けて集団生活をする動物です。これは犬とかもそうで、彼らも時に本能で考えると理屈に合わない行動をするのは知られていたと思うんだな。餌と目するはずの他種族の仔を育てるとかは理屈に合わんので。


 これは、社会性とかあるいは母性の発現順位が高いからとかが考えられると思うんだけども、性欲よりも母性のが優位にあるんだろうと思うんだ。親として子を守ろうっていう本能な。


 私は、誰が言ったか忘れたが「母である前に女でありたい」とかいう言葉を聞いた時には何と言うか嫌悪感を思い切り感じたタイプですだ。これは発言者自身とか発言自体を嫌いだというのでなく、それを世間が支持したことを「愚か者が!」てな感じでね、ムカついたのをよく覚えとります。(笑


 個人でほざくだけならナンボでもやれ、て思うんだがな。多数が支持するのはアカン。女の衝動だのが母の衝動より勝るようになったら、それは「壊れてる」ってコトで、社会に重大な影響を及ぼすんだから歓迎するなよ、という感じだ。


 個人レベルではOKでも、集団レベルでは「害」なのだ、あの思考は。


 これが端的に言ったトコの「モラル」の正体だよね。ルールを破る者を排斥するための規定がモラルだと考えれば良い。主権は人にはなく、集団にある。



つづく。

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