「冷蔵庫の女」って、日本産にはあんま見ないよーな?

https://togetter.com/li/1388835#c6670469

『主人公を成長させるために死亡する役割を担わされる女性登場人物って…』


 キーワードに「トロフィーとしてのヒロイン」とか「モノ扱いの象徴として冷蔵庫に詰め込む」というポイントがあって、つまり、


 お飾りで、ヒーローを実地に援護するとかの役割がないヒロインのことなんだな。


 これ、昔の海外産ドラマとか映画は割とあったよね。超有名なトコだと、「スターウォーズ」だわ。(彼女は死なないけど、トロフィーヒロインの一例ね)


 ヒロインは無力で闘う力がないってのが当時のスタンダードだったわけよ、今の若い人なんかは信じらんないかもだけど。あと、「スーパーマン」にもあったよ。ヒロインと地球とで天秤掛けられて無力さを思い知るって展開な。


 ヒロインには一切、闘える力がないって点が重要なんだわ。技術的なサポートに付いてるケースでもせいぜい助手の椅子で、ヒーローを励ます程度。


 ディズニーでさえ、「白雪姫」ではこのスタンダードの、王子様が助けに来てくれるのをひたすら待ってる女性像っての、やってるからね。自分で道を切り開くとかは当時の価値観にはなかったから、確かその後、「ムーラン」が登場した時は衝撃走ったはずよ?(それでも白人ブロンド系でやることは控えたね、反発を慮って)


 大好きだったドラマシリーズなんだけど、「ナイトライダー」ってのあってさ、だけどそのヒロインのエイプリルって女性がさ、シーズンなんぼかでチェンジしちゃった時の理由がさ、シンプルに「別れたから」だったのが、逆に斬新だったんだ。(笑


 トロフィーというくらいだからね、どっかで、飾り物を取り替えるみたいなカジュアルさが潜んでいたね、これ、一番近しいのはテレビ番組の司会者の助手に女の子付いてるじゃん? アレだね。


 ときたまテコ入れで卒業とかいって交代さすのよ。(笑

 

 だから、主人公の成長とかはオマケなのな。要は飽きが来た古いヒロインを新しいのにすげ替える際の体の良い言い訳と廃品利用ってヤツよ。

 色々上がっていた日本産のヒロインとかでこれに当てはまるキャラはないんじゃない? 日本産の作品構造って男女平等にこき使うブラックじゃん、ファーストガンダムやヤマトの昔から。(笑


 ベースに西洋独特のレディファーストがひん曲がったヤツがあるから、日本だとあんま馴染まないんじゃないかなぁ。役立たずヒロインなんかブーイングしかないし。


 ただ、間違っちゃいけないのは、当時においては世間の価値観に合わせた展開とか女性の扱いだったんだってコトよ。「三歩下がって三つ指ついて」て価値観が日本にもあったけど、西洋じゃそれが長かったってだけだからね。(花魁文化なんか見れば顕著に、日本じゃ女性にも知性や技術を「大っぴらに」求めたことが知れているわけでな、美貌ってだけでデカい顔すんなの価値観に近いというか)


 女性キャラを役立たずに甘んじさせた上に、飽きたからチェンジさせる、てのは日本じゃ構造的にあんま見ないものの、後者だけってのなら探せばあるかもね。フツーヒロインが途中でチェンジなんてファンに喧嘩売ってるとしか取られないと思うが、作者の中にはあえてやる人もいるかもだから。わたしゃ探したくもないが。(笑



 西洋圏だと殺してチェンジで、東洋圏だとハーレム化、という感じするな。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る