【ネタメモ】転生カウンターの魔王モノ

 序盤で転生主人公タイプのキャラをコケにする、いわゆるカウンターモノといわれるテンプレネタで、ちょっと思いついたシーンが。


 どーせ自分じゃ書かんので、誰かの参考にでもしてちょ。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(転生主、いきなりズタボロにされる。魔王がめっさ強い。いよいよトドメ刺されるって感じの時に、最初に登場した駄女神が登場して、転生主を庇って立ち塞がる。)


「ほぅ、面白い。この儂にまだ刃向かうつもりでおったか――」


 きっ、と魔王を睨んで後、女神は後ろに庇った勇者をが伏し目で見下ろす。


「……ごめんなさい、今まで貴方を騙していました。魔王には勝てません。このままでは殺されます、どうか、逃げてください。」


 後方には、魔王の打ち立てた結界を僅かばかり押し開いた裂け目が出来ている。


「あの綻びは時空を抜けて、貴方を元の世界へ戻してくれます。どうか、急いで。わたしの力ではそう長い時間を支えきれません。」


 見る間に女神は力を消費していくらしく、ついに膝をがくりと折り、床に手をつく。目の前の魔王は変わらず強大な魔力を放出し続け、女神の力ごと圧倒していく。

 突如、魔王が口を斜めに釣り上げ、高らかに笑い、そして言った。


「――のぅ、転生主よ。お前は疑問に思わなんだか? なぜ、女神がお前に過ぎたる力を貸し与えたか。元の世界では取るに足らぬ平民に過ぎぬお前に、なぜ?」


 言われてみれば、なんの取り柄もない普通の日本人男性というだけの主人公。今までのトントン拍子な道行きまでが疑問視され、不安が増幅されていく。

 ニヤニヤと嫌な笑いを貼り付けて、魔王がさらに畳みかける。


「……その力はまた、この世界における、どんな魔物や英雄さえも凌ぐ力であることも、今までの旅上に知ったであろう? その上で、世界を救うためと称し、魔物の討伐を仄めかし、挙げ句、このわしの元へと遣わした理由を、頭の片隅ほどでは訝しんでおらなんだか? おかしな話とは思わなんだか?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



 こんな感じー。(笑



 けど、たぶんこの後で魔王が欲出して形勢逆転するんだよ。(笑


 転生主の頭の中を「うっかり」覗いてしまって、元世界の色々を垣間見てしまったが最後、ありとあらゆる異世界にはない娯楽の数々を、その体験感覚まで共有しちゃって、沼直行。(笑


 自分が元居た世界はガン無視してこっち来て、オタ活動に精出しちゃう。で、駄女神が後出し見え見えで「これを狙っていたのです、」みたいなドヤ顔で、ちゃっかり自分も居座っちゃう。目新しい娯楽の山で、しばらくは安泰です、エンド。(笑



「キサマなぜ、コナンを映画しか履修していないのだ、たわけ!!」

みたいな。(笑


「トッピングが何種類とあるのに、何度も来店しておるくせに、なぜ毎回同じスタンダードしか頼まんのだ、たわけ!!」

みたいな。(笑


 タイトルはおそらく、

『超絶魔王がコンプ厨だったので人類は滅亡を免れた模様です』あたりか。



 ありそうネタなんで使えるとは思わないけど、

 ラノベネタのトコへまた放り込んでおくわ。(笑

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る