テンプレと文芸の比較は出来てもミステリの比較は出来ない

 いや、単純にデータが足りんってだけなんだけどもね。(笑


 テンプレはほれ、テンプレだけに類似が多くて分析は楽な部分があったんだけど、文芸の方は『被らないようにしよう』ってトコがネックになってて、ばらけ具合がハンパじゃないから分析は大変なわけでして。


 ひと口にミステリと言っても種類が雑多で、それでも共通したポイントの如きがあるらしいのは薄々解るものの、上で書いたようにばらけてて観測し難いんですわ。


 押さえるべきポイントってトコで分類しようにもすぐに例外と言える有名作が浮かんできてしまって、分類ラインの方がポシャってしまうというか~。


 統計的な分類しか出来そうにないんで、把握数がまったく足りないってことになってくるわけっす。いやはや……


 統計でデータ分析ってのは、総数に近いトコを把握しないと出せないもんね。そんなに読み込んでないよ、さすがに。というわけでお手上げっす。(笑


 いや、なんでそんな分類してんねんって話になると、ミステリってのがよく解らんからだ、という答えになっちゃうからなんすけどね。


 なんかね~、「論理的な回答があり、読者にもフェアに情報開示されている」ていう条件付けがね、なんかも~、納得がいかんっつーか、疑問視してるっつーか。


 その論理的っていう論理は本当に論理として成立してんのか? てのがね。


 わりとそこは不問にされてて、どっちかというとナゾナゾ的な理屈に近しいトコがあって、納得したらOK的な了解で成り立っているというか……

 私は実はこのナゾナゾってのがものすげーイライラしたりします。なんつーか、納得いかないっていうか、こじつけじゃねーか的不満がね。


 だから、ミステリ界隈でイライラすんのは実は作品群の方ではなく、それを取り巻く環境、読者や評論家の方だったりします。

 一貫した理屈じゃないよねそれ、的な?


 特にフェアたら何たら言うあたりが、まったく漠然とした暗黙状態で、明確な定義もなんもなく、フィーリングで決められてるだけのよーな気がして釈然とせんです。はい。


 で、まさかそんなこたぁないだろ、てわけで、分析してみようと試みてしまうわけです。まさか、論理的論理的煩く言っといて実は論理とはかけ離れた感情論だのフィーリングだので決定されてるなんてこたぁないだろな、て。


 文芸とか文学はね、価値観の創造なので感情論とかフィーリングで決められてしまうのも納得すんだけどねぇ。論文的なカッチリさとも違う、このミステリっていうヤツの正体がはっきりせんのが気持ち悪いのです。(笑


 で、自分なりの理解を確立したいなと思って、あーだこーだ分析してんのです。

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