ほぼ一年ぶり?の更新…
「猫かぶりと黒いダイヤ」をひっさびさに更新してみました。公募作品が一段落ついたんでね、どうせまた第四回の改稿始めたら意識統一で他のは出来なくなるけど、その前にちょっとだけ進めてみましたん。
んー、一人称と三人称っての、私は色々が色々と感じてるもんで、特に一人称はキツいと思ってるんだけども(まぁしょーもないコダワリで)、アレだね、この作品は特に三人称の中でも古い時代の翻訳小説を意識して書き始めたもんだから、時間が空くと書きづらくって仕方ないです。自分の癖とビミョーに違うもんで。
第一に、こんなに形容詞とか、見た目の描写ってのやらんのですよね、普段。
服装がどーたらこーたら、顔の美醜がどーたら、は、まぁやるけど、どっちかというと挙動が9割って感じで普段は書くので、服装がどう、髪型がどう、食ってるモンがどう、はあんまやらないから四苦八苦。(笑
三人称ははじめから読者が距離感もって読んでる形態なんで、こういうものを落とし込む際にもさほど苦労しないけど、一人称だと本気でこれ、難しいなぁと思って。
そんなに見た目が気になるか、お前。みたいな性格でもないと、常の思考で物のカタチだの服装だの、気にしないもんねぇ。話がぜんぜん進まなくなっちゃうし。
書き手の感覚が、私のバアイは肉食獣なみに動作を追っかける癖がね、完全ににじみ出ていて、地の文で台詞のスキマを埋める際にも、挙動を書く方が好きっす。
これ、書き手の癖が出るんだろなぁと思うのね、服装とか小道具とかのマテリアルに目がいっちゃう書き手もいるだろうし、完全に耳優先で台詞ばっかのが楽だっていう書き手もいるだろうねぇ。
三人称は、地の文の人格があっちゃこっちゃに目を泳がせて、人の動作だの服だの景色だの部屋の状態だのに注意を向けてても違和感はないんだよね、地の文にとってはそこで何が起こってよーがしょせんは他人事だからの三人称なわけで。余裕がある、というかさ。
ところが、これが一人称となると、そういうもんに目が向いちゃうっての、すごく違和感を感じるんだよねぇ、私は。「ヨユーだな、」てな感じで。(笑
そういう主人公で、そういう風にあちこち目が泳いでるってんならいいんだけど、切羽詰まってる心情で、そういう風な視線だと、ヘンテコだなと思うのよ。(笑
もちろん、「」内の句読点と同じで自分が書くバアイはってだけの話でね、他人が書いてるヤツに関してはそういうツッコミナシで読むから、気になんないけど。
そういや、推理小説とか映画とか、映画は特に山ほど観た割に覚えてないってそういうトコが原因かも知れない。けど、ツッコミだすと一人称作品はほぼアウトなんだよなぁ、とジレンマですなぁ。(笑
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