応援コメント

「マイノリティ」は差別対象」への応援コメント


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    BLを目指している私のような作家としては、少なからず関心のある話題です。毎回、かなり興味深く読ませていただいております。

    国内の空気が、コミケの盛況とエネルギーの爆発を好意的に捉えられるようになって随分と経ちました。報道はコミケを叩かなくなり、「〇〇さんが今回も参加する」は芸能ニュースとして異物扱いでなく発信されるようになりました。

    「何だか、あそこには人が集まっている」、「あそこは元気だ」にいつしか景気の牽引役まで求めるようになり、全然関係のない企業までもがアニメとタッグを組むようにさえなりました。

    私が一番驚いたのは、JRAと『お●松さん』のコラボでしょうか。一見、日本は「アニメ企画やアニメ絵は、何処にでも進出できる」ように見えてしまいます。

    かつて「こっちを見るな、放っておいてくれ」だったものが少しづつ大胆になる土壌は整い、「もう少し一般にアピールしてもいいんじゃないの?」という押しの姿勢が見られるようになった。そう解釈する人達の中に、私もおります。

    このずれが生んだ広告騒動、のような気がしました。

    「いや。そこまでやると、流石にちょっとまずいだろう……」の危機意識は、発信範囲をも含む。その考えには、大いに賛成です。

    年齢の割に胸の大きな美少女はニッチなところにのみ刺さるもので、国民的キャラクターと同じ発信範囲を適応する事には向きません。発信者側による発信範囲の線引きが、事前に必要だったのでしょう。

    今、「と●のあな」の通販サイトで「同人誌(全年齢)」を選んでみると、サムネイルの画像群が「顔を大きく」、そして「胸の上に文字を」になっているように見えます。

    私も画像の切り出しを含む仕事をしていた事があるので覚えているのですが、同人誌の表紙を加工したサムネイル作成には、自主規制によるガイドラインが適応されておりました。

    キャラクター・ビジネスの通販サイトに対しても、世間の目はあります。

    ある訳です。刺激的なものを浅い層に置くと、色々上手くない。そういう配慮が。

    私個人の感覚で言うと、リアル世界の、しかも露出度の高いところには、「出せるものと出せないタイプのものがある、かな……」でしょうか。

    「この境界線の内側を、この範囲を大切にしましょうよ!!」な私としては、一般の人達にも「こっちを見るな、放っておいてくれ」と発信している人達が相当数混じっていると思えてならないのです。

    避けたいですね、衝突は。

    作者からの返信

    今の、アニメオタクの地位というものは、本当に血の滲むような先人たちによる反対運動の成果なのですよね。
    蔑まれ、遠巻きにされ、ことによってはイジメすら受けて、それがまたオタであるせいだと世間に認識された時代があったんです。(今でこそイジメは、虐める側が悪いとされるけど、かつてはオタをやってる方が悪いから虐められたくないなら辞めて正常になれ、という空気でした。矯正の一環という空気があったんです)

    今でも、世間の許容は「存在することは認めるが、仲間に加わろうとするな」からは一歩も進んでいないと思うんですよ。
    オタは、自分たちの生活圏とは無関係の場所に居る連中、だから何をしていようが多少は許せる、その程度にしか受け入れられていないと思います。
    我が子がオタになったら理解が出来るかといったら、それも甘い考えで、いつか目を覚ますだろうと願っているのが実情です。

    そこへもってきて、それでなくても近代成立の頃から敵視されているロリコンというイメージが萌え絵と重ねられ始めているわけで、現実にエロ勢力はこれを認めさせようという勢いに見えます。
    正直、これは良識への反逆以外の何物でも無い、近代成立の逆走を狙うようなものだという自覚がない、そう思うんですよ。
    描くなと言われているわけじゃないんです、今まで通り、近代が勝ち取った性的タブーの決まりを守って隠れておけ、という、そこに逆らおうとしていることに早く気付けばいいけれど、と思っています。
    世界中の良識派を敵に回してしまいますからねぇ。