フェミの人たちは何を問題にしてるの?

 これ、フェミの人たちの言いたいことは、突き詰めれば釈迦が言った言葉に辿り着くんだろうなというのは薄々感じてはいるんだ。

 曰く、女人は男よりも業が深い、とかの深い言葉ね。確か、どっかで囓った哲学書でも、ニーチェかなんかだったと思うが、似た言葉が出ていたのは印象的。


 ずーっと男性社会だったでしょ、女性は財産扱い、モノ扱いだった。すべてはここを踏まえないと正解に行き着かんのよ。


 現在は違うとか言うが、ベースには残ってんのね。それを下地に、一旦否定しただけの状況が現在で、無くなったわけではないの。消えないのよ、男性上位だった事実は。それを釈迦も、名だたる哲学者も、踏まえた上で、理屈を構築してんの。


 男性が女性を描くことは、モノ扱いの延長なんだよ。じゃあこれを女性が描くならとかいうが、女性には歴史的に男性への忖度が植え付けられている、とするんよ。


 なんで表現物にする必要があるのか? そこから紐解かないといけなくて、その目的が真っ先に分析されねばならなくて、例えば「萌え」という感情が、性的欲望の言い換えであるならば、それは紛れもなく性的消費だよね。なんで女性を表現する必要があり、その表現の目的はなんなのか、ここが焦点。


 生身の人間の女性が、自分の意思でこの欲望に応える分には問題ないのだ、実は。で、翻って、表現物で代替えするという行為は、なんなのかと言えば無断借用にあたるんだろうなぁ、という風に思うよ。モデルが居る方がまだ表現としては許されるんだよな、モデルが了解するならば。もちろんその了解がわずかの圧力もない状況で与えられたものであるという条件は必要だけど。(追加:女性が自分の意思で、というのもアウトでした。いわゆる男性の欲求に応えるという受け身態勢は忖度なのだ。欲求無関係で男性にアピールする手段で性を使うのは、OKてことだね。この違い)


 性的であるか、芸術であるか、このラインも面倒だけど。表現物にはまず著作権的権利があり、生身の人間には肖像権があり、厳密に言えば女性の形態を表現するという時には、すべての女性の肖像権に引っかかってくる。だから表現の自由という権利を与えて、不当にこの行為が迫害されないようにしたんだろうとは思う。


 だけど、そもそもで権利というものをくっつけるということが、利害の衝突を予測した上での結果だから。で、そうなると、表現の自由には段階が設けられているという事実が立ち現れてくるんだよなぁ。キーワードとして。


 権利はカードゲームみたいな理解に近くて、強弱がある。この表現の自由というカードは特殊なカードで、条件によって強さが変わるよね。その表現が性的である時には最弱にまで落ちるんだよ。ここが肝だよね。


 う~~~~ん。


 まだ整理がついてなくて、まだ何か違う感じだ。もう少し考えてみるわ。

 出てくるのはたぶん「性的搾取」の定義と萌え絵の立ち位置。難敵だ。(笑



 萌えという、個人の嗜好は歴史的な男尊女卑をベースに敷きこんでいる、てな辺りが中核になるんだろうけどねぇ。ムズいわ。

 表現というものは思想に直結するわけで、それで萌えは性的な……専門用語大嫌い。(笑


 追加:


 お気持ち案件なので放置、というのはもっとも悪手だと思うぞい。



 表現で女性を描く、あるいは書くということは、誰がどのような表現で書こうが、それは男性的欲求に忖度する目的であることは拭えないのだよ。ルノワールだろうが漱石だろうが、ここから逃れることはできないのだ、実は。

 表現に落とし込んで表す、それは何を表すかといえば、男性欲求を、あるいは女性からの欲求を指している。表現そのものに含有されている、男性を表現すればそれは男性への性的搾取と呼ぶべきだし、女性を表現すればそれは女性への性的搾取となる。表現というものが搾取の側面を抱えている。例外はない、とした方が理論がすっきりするよーな気がするね。(搾取でなく消費とした方がしっくり嵌まるね)


 あとは、ルノワールとキズナアイと某ラノベ表紙を比較して、何が違うか、その要素についてだね。ここが解明できれば、おそらく芸術とエロの境目が解るだろう。


 表現に滲んだ主眼、てとこかな。これ、しかし、作者にしか真偽は解らんトコのはずだが、アレだ、ここで出てくる「作品は読者のもの」理論だな。読者がどう見たかが問題で、そこが正解だとするあの暴論だ、アレだわ。だけどアレ、根っこが評論の是非に繋がってっからこれまた難敵。だけどここを解明せんと読者が正しいだと萌え絵だって世間の判定が正しいになっちまうからねぇ。難敵。



さらに追記(2023/01/30):


 5年経過してるんで、付け加えを一つだけ。

『フェミニズムの正当性はなに一つとして証明されていない。』


 にも関わらず、彼女らはフェミニズムを根拠に他者の権利侵害を犯しているのが現状最大の問題点。

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