棘でプチッと燃えてらしたラノベ作家さん
炎上ってほどじゃないんだけど、例の『キンキンキンキン』の書き方と普通の描写での書き方の比較で、ちょこっと物議を醸してらっさったラノベ作家さんね。
あの方は単に普通の描写での書き方のリクツ部分をご存知なかっただけで、ちゃんと調べてからならフツーに書けたと思うですよ。特にああいう一部抜き出し状態で書いた時は、普通描写の方って極端にやり辛くなるんで。
というのもですね、描写する方=一般文芸の文章って、全体的バランスとか前後の文脈とか考えつつで文を練っていくんで、ああいう風に、余興的にポッと出すには不向きですだよ。知ってる人は知ってると思うけど。
その上、そもそもで戦闘シーンみたいなのは一般文芸的描写では苦手とする分野で、普通は端折っちゃう部分ですから。『キンキンキン』的端折りよりもっとヒドい端折り方をするのが文芸。シーンごとすっ飛ばすからね。朝チュンみたいに。
だって、文芸的文章を使う場合に書きたいモノって、別に戦闘じゃねーもん。
これ、映画でもそうです。アクション大作とかって、アクション主体で凄いSFX使ったりして、だけどソレの尺が勿体無いのですよ、そこを描きたいわけじゃない時は。それと基本同じなんで、余計にややこしいのですね。
そもそも用途が違ってたのを、無理くり使い出した先人が居て、それが一つのジャンルまで行って、ってヤツですよ、発展の流れ的に言うと。だからフツーよりは技術力が要る、と。
これの逆ベクトルでの発展の流れで出てきたのが例の『キンキンキンキン』で。
あのラノベ作家さんは、こっち方面でのノウハウはもう空気を吸うみたいに身に付いてるんだろうけど、もう片方の反対方面に関してはあんまりご存知ないトコロにもってきて、それでなくとも難しい一段上のヤツをやろうとしたから、ああなった、という感じではないかなと思います。
普通に一般文芸文体遣いの作者さんでも、戦闘シーンって書くのムズいのよ。
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