虐待というデリケートな問題
なんか知らん間に「万引き家族」がどっかで賞を取ったそーな。(それでOKと踏んだんだろう、類似のなんかドラマが放送されるんだそーな。)
うん…いや…知らんけどね、観てもないし。だいたい嫌いな設定なのだ、親に虐待されている子供ってのが。底が浅かったりしたら嫌悪感だけMAXボルテージ上がってとにかく不機嫌にしか思えないんだもん。その設定、とてつもなく深いよ?
まー、海外の権威アル賞が認めたくらいだからハズレはないんだろうとは思うんだけど、個人的には大嫌いな設定でな、子を持つ親なら誰しもが大嫌いだと思うのだ。黒歴史に数えとけ、てくらいだ。
なんだろうか、この嫌悪感は。なんというか、すげー侮辱された気分なのだ。こっちはどんだけ理不尽やら我慢やら強いられて、それでも涼しい顔して子育てしたわけでな、それを子供世代に否定されるなんて…とんだ滑稽さだ。
実際にあるのは解かってるよ、毒親とかもニュースでしょっちゅう見るもんな。現実問題であるのは解かってるけども、親の方にこそ関心が向いてしまうのだ、そんな親の元に生まれた子が不幸なのは解かりきったとこで、それより原因である親が、なぜそんな親になったかに、
とてつもない興味を覚えて止まない。
その答えはくれるのかよ? すげぇ賞を貰ったってくらいだから、期待していいのか? けど、今まで割とそういう題材の話って親は本気で見捨てられてしまう、失格親のレッテル一つで見なかったフリにされるから、どうせまたそっちは無視して、簡単な方しか扱わないで、おためごかしに誤魔化すんだろ?と思ってしまうのだ。
虐待親は、なぜ虐待に走ったのだろうか。
どんな過去があり、どんな脈々と続く血の呪いがあり、歴史の鎖があり、そうして今この現代にきて噴出したのだろうかと、そんなことの方が強く興味を引いてしまうのだ。
観たいよーな気はする。だけど、肩透かしを食らうとダメージが大きいから見ない。腹が煮えたぎってしまうから。私も一人の親なのだ。
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