「ある閉ざされた雪の山荘で」推理披露
あい、実は今読んでいる最中です。事件がクライマックス、「さあ、エンディングだ」と彼は言った。まで読みましたんで、私の推理をメモっときます。
まだ読んでない人はヘンな先入観入るかもなんでご注意。ネタバレになったら嬉しいなっ、と。
さて、このストーリーは登場人物の整理からがキモかなぁ、と。えー、地の文は久我くんの一人称と三人称視点の切り替え方式だけど、この三人称は誰かの背中に乗っかった三人称一人視点なのか、完全独立の三人称神視点なのか、不明。
わたしの勘だとこれ、カントクの背中に乗ってる気がするな。んで、カントクだったら実際に殺人が起きてる描写のトコは演出計画ってだけという可能性がある。
登場人物だが、カントク、実際に泊まってる7人、姿見せてない半身不随さん、その両親、ペンション管理人、計12人。舞台はなんちゃって密室の山荘。実はまったく密室でもなく、外からの出入りは自由自在。心理縛りで7人は出入り不能。
ついでに、ヒントで出ていたアガサクリスティの作品がそして誰も居なくなったである点は、もう一つの代表作のオリエント急行の伏線ではないかという可能性。ほぼひっくり返したトリックかも。なので、実は全員がグルで事情を知っているかも知れない。気になったのは、一人称視点主の久我くんの立場と背景ね。
たった一人の部外者であるというのと、もう一つ、有名な劇団の出身者。実は彼の入団テストを兼ねた、もう一人、最後まで残った女の子のオーディションであるかも知れない。先に退場した温子と美人さんと半身不随さんは出演決定組で、ボインさんは演技が微妙という前情報があるから、彼女が出演できるかどうかもここで測っていたというのではないか。
雨宮くんともう一人と、犯人指名された本多くん、この本多くんの使ったトリックがちょっと解けない。ドア塞ぐベッド、久我くんのは実はピンポン台だった? そのシーンはサラッと読み流したんで、それをどうやって入れ替えたか解からんよな。
たぶん、久我くんが部屋に入った時はベッドはピンポン台になってて、犯行演技の後にこれをどうベッドとすり替えたのかが、ちょい解からんのですが。
まず、雨宮くんともう一人が、頑なに意見が変化せず一貫してんのが不自然で、久我くんが推理した通り雨宮くんは否定意見入れる調整役で、もう一人(名前覚えれん)はヘタすると本気で半身不随さんの辺りを知らされてないのかも知れない。彼の反応だけはどうも演出計算で出せると思えない…
とまぁ、こんな感じで推理してみたけど、大ハズレだったら恥ずかしい。(笑
今夜、答え合わせ編読むよー。
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