言語化することで無に帰していく

 人は、恐ろしいという感情、解からないが故のもやもやした感情を解決するに、言語化し、それに命名することで恐怖や不安を無効化した。――忘れる為に。


 人は、今を過去へと押し流し、それに墓碑銘を刻むことで忘却する。消し去る。


 人生は無に帰していく。言語にせずには思考にならず、思考は無に還す作業だ。


 絶望は、日々の中に横たわり、人は何も残さず消え去っていく為に生きている。




 文豪たちの通った道は、なんというか、荒涼としているなぁ、と。(小並み感)


 けどアルカナの愚者のカードのように意気揚々と通るのだよな。後へ続け、て。もちろんそのつもりだ。ただ、隣に同じような愚者が居ないかときょろきょろするんだが姿が見えなくって心細い。人間を取り巻く精神世界が荒涼としていて、隣には誰も居なくてちょっと寂しい。ドンキホーテにはサンチョパンサが居たのに。


 フィーリングで生きるな。それがナゼなのかを考えるために言語はある。


 日々、無為に向かって消えていく人生の中から日々を救い出していくのだ、と、それが普遍というものの真の姿だと、そこまでは理解した。(`・ω・´)キリッ

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