小難しいネタを面白がる心理って?

 タックスヘイブン。たっくんですよ!


 こんなもん、何が面白いとか言っちゃう層がいるのと同じくらいには、面白いなー、とニタニタしちゃう層も居るわけっすが、何が面白いんだよう、とは思いませんか。


 それも、推理小説のネタで出されて、何が面白い!と。


 いや、面白いだろうなと。(笑


 そう、これ、解かってる人なら面白いんだよね。たぶん、もともと自分でも頭の中で「むむ、これって何か悪用出来るんじゃね?」みたいにモヤモヤとはあったりするんですよ、こういう層の人は。


 たいがいの人は、、って辺りに一番の興味が行くわけでさ。そういう興味を満たしてくれる一助なわけですよ、こういう社会派の推理小説は。言ってみれば、悪用編のネタ。


 だから中には、「これこれ、俺もこういうの起きると思ってたー、」てニタニタしながら読んでる新橋のお父さんとかも居ると思うんだな。だから、時事モノとして、社会派ってのは常に需要があるわけですよ。時事ネタなんだから古くなるのは当然としてもさ。最新追っかけの最たるモノ、という部分もある。エグゼクティブの。


 だからシャチョサンが「チミ~、こういうものも読みたまえよ、」とか言う。


 社会派に必要なのは、そういうニュース面での最新モードと、鋭いノリツッコミ、そこに池上彰氏ばりの解説力なんかがあったら鬼に金棒で、なれるもんなら、そりゃ、ここの作家になりたいよっ!ていう花形作家なんで、たいがいの作家さんは一作二作はここに分類される作品を書く。ステイタスだ。偏見ガッツリだ。


 どこの層でもいいんで、そこの読者が抱いている「クロスワード的・知的好奇心」を満足させる事が、物語を書く上での一つの作話法ってことですよな。



 新本格とかは、どうなんだろう、ノスタルジーとかファンタジーとかかなり幅広いトコをカバーしつつ、例えば刑事モノとか医療モノとなるとこれは最新科学なんだよな、扱うモンが。新本格のトリックに対する精神は、私の感覚だとノスタルジーに近いかなぁと思うけど。伝統とか、正統派、に対するこだわり? 推理小説という枠そのものへのコダワリ。


 トリック考えんのが楽しいから新本格目指した、とか言っちゃうと身も蓋もない。

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