空白行を接続詞代わりにしている。Yes/No

 あんま気付かれていないのかも知れないけどね。(笑


 なんせ「脳内補完」という強力な催眠効果が掛かっていると、そもそもで気付くのが難しいし。世間は気付かなきゃ良し、な空気なんで、脳内補完だろうが何だろうが問題なく読めている、文句が出てこない、自分が妥協を許す、なら別に気にしなくていいんだと思ってます。


 私はこれに非常に苦しめられているんで、公募用ではすごく気を付けています。(と、言ってもエッセイとか、気を抜いて書いてるWeb用小説なんかは逆に利用しちゃってるけども。Web用の原稿は色々と手抜きが極まっているのだ、自社比較で。)


 行間を開けることを、接続詞の代わりにしている箇所がかなりあるのですよ。これ万能なんです、すごく便利で癖になりますな。(笑


 ちょっとした動作の繋ぎ、場面の繋ぎ、人称の繋ぎ、何でもオールマイティ。私なんかは解かっててやってるけど、皆さん、ドデスカ? 読む人が読んだらモロバレな文章力補助ツールですんで、これ使ってる原稿は「ヘタクソ」が丸出しですが。


 すべての文章の行間を詰め詰めにして、縦書きにして、おまけで紙に印字して読めば、どれだけヘタクソな文章で書いてあるかがバレます。(笑


 公募用の「フェイク」などはこの手法で何度推敲をしたか解からんわけで、生絞りのどぶろく状態の酒と同じく、にごりで真っ白です、Web上の私の作品。

 二次から入った人なんで、このような悪癖が無くて七癖ってくらい沢山あって、公募に切り替えた今、ものすごく苦労しているって事ですよー。


 ことさら、行間での誤魔化しがヒドイんですね、私の作品は。ちょっとした違和感は一行空白入れたら解決しちゃうんで、ものすごく多用してます。これが、公募だと困ったことになるんですわ、出版形式だと必ずゲラで他人がレイアウトするでしょ。どこでどう段落変えや行間空けしようと問題ない文章でないと困るはずです。ところが、私のWeb用作品の多くでは、接続詞として行間空けてたりするんで、段落を変えられなかったりが発生するんですよね。


 エッセイなんかもっとヒドくて、単語や言い回しの重複程度は直しませんもん。いちおう、読み返してみてセーフと思ったらそのままゴー。小説だと直すような細かい技法的な拙い点はスルーですよ、スルー。

 なので、小説を書かないと著しく文章力が低下していくのが自覚できます。(笑


 そんで、同じように空行を接続詞として使ってある作品は、私としてはジャンルによっては読めません。シリアス調の真面目な話なんかがこれで書かれていると興醒めが酷くて読めないんですよね。テンポよくポンポンと進むコミカルな話なんかだと、ほとんど気にしないのですが。


 ラノベを読みにくいとする声が時々聞かれますが、それを高尚ぶっている、とナナメに読まず、そういう意見かもしれないと疑ってみることをお勧めしておきたいなーと。ラノベの作品のわりと多くに、「端折り」と「空行代用」が見られるので。




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