　読み終わった！　なかなか～。けど、なんかフェアじゃない感じがしてモヤモヤ。

　最大のトリックは博士の自室という「密室」なのだが、ここのネタバレがな～。

　すごーーーーく知識に依存していて、誰もが解かり得る盲点を突いたというわけでもない辺りで、ちょっとモヤモヤしてしまった。いや、問題にするような点じゃないんだけどもさ。

　プログラムがトロイなんだろう、とか、妹が実は博士なんだろう、とか、所長が関わってて口封じされたんだろう、とかは初期から解かったものの、この扉のトリックがどうしても解からなかった。

　プログラム関連でかなり知識がある人ならばピンと来たのかも知れないが、スクリプトの概念程度しか理解出来ない私には謎解きされるまでまったく解からなかった。

　こういう手ももちろんOKだと思う。思うんだけど……モヤモヤするぅ～。（笑

　しかし、推理小説読み込んでいる読者にしたら、色んなトリックパターンを照合して、文章上にあえて書かれないルートを見つけたら、それは逆に正解の絞込みには有利に働くんだなぁ、という辺りを自身の心の動きを追っていて思ったり。

　可能性に言及しないもんだからさぁ、「あ、コレか。」とかピンと来てしまう。こういう絞り込み推理って、邪道だよね。解かってるけどやってしまう。（笑

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい