アニメ化希望作品を挙げていく試み
市販の作品で、今までに読んだ漫画や小説で「これは映像で見たいなー、」と思ったヤツを淡々と挙げていってみたいと思います。(いや、このミス大賞の作品読んでて思ったもんだから)
『幻影館へようこそ 推理バトル・ロワイアル』伽古屋圭市氏(宝島社)
これ2013年の作品で、たぶん当時はまだネットの中でもVRMMO的なネタはあんまり知名度がなかった時代なんじゃないかと思うんすよね。13年頃だと、まだまだ”なろう”内部でしか盛り上がってなかったような記憶があります。
だから、早すぎた。というか。
世間がネットの最先端に追いつくのに掛かる時間があるじゃないですか、三年越しでようやくこの作品の舞台設定に追いついたな、という気がしますね。現在、リアルに医療技術の革新だとかで紹介されている、VR技術の方が近しいんですが。アレの延長線上にある技術をネタにしている作品。VRMMOの、前身にあたる技術という感じですかね。
それだけに、この作品はアニメではなく実写でも耐えるリアリティというか、現実味を持っています。他のVRMMO作品は技術方面をうやむやにせざるを得ないわけですが、この作品のVR設定部分は実際に実用化され始めてる技術なんで、絵に出来るわけですよ。ミステリとしてだけでなく、SFとしても、社会派としても、まだまだ編集の余地を残す作品で、映像化したらさらに化けるだろうなと期待する作品です。
『警察犬物語』石川サブロウ氏(集英社)
これ、「北の土竜」の方が知名度あるかもだけど、私は今の時代にはこっちを映像で見たいです。実写でも耐える設定とストーリーなんで、ドラマでもいいなーと思うけど、時代がそうとうに古いので事件設定は現代に合わせて多少変更しないといけないだろうなぁとは思うのですけども。
犬をキーにしたドラマがものすごく流行った時代がありまして、「炎の犬」とか「名犬ラッシー」とか、そんなんがあったんですよ。ミステリと動物モノの融合で。炎の犬はよく出来てたなぁと感慨深く思い出したり。
おそらくはその流れでの発表となった作品だと思うんだけども、上司の勘違いから好きでもない犬の調教師ということで警察犬訓練所の配属になってしまった主人公が、担当の犬たちと共に泣いたり笑ったりする、ヒューマンドラマです。あんま知ることの出来ない警察犬のことを描いているので興味深く読んでましたね。
この作品はぜひ実写で観たいです。アニメの方が表現しやすいシーンもたくさんあるんだけども、アニメの客層よりもドラマの客層の方がウケがいいと思うんで。
一周回った現代で、動物モノの醍醐味満載のこの作品を映像で見たいもんです。
『たんぽぽクレーター』???(???)
題名だけ覚えている、少女マンガの三部作です。少女マンガと侮るなかれ。名作「テラへ」と同時代に描かれたこの作品も、見事にSFです。SF全盛期の頃は少女マンガですらSF満載だったんですよねぇ、いい時代だった……。
ヒューマンドラマですよ、ヒューマンドラマ。月面にある医療専門ドーム基地、たんぽぽクレーターを舞台に起きるパニックモノと社会派ストーリーの融合。泣けるんだ、これが~。ロボットと人間とか、人間の光と闇、社会問題、なんか色々が詰まっていながら、感動作に収束していくのが圧巻。
ま、私は基本、そういうストーリーが好きなんですけども。(笑
『アシュラ』ジョージ秋山氏、はもう映画化されたそうですが、『手天童子』永井豪氏のはどうなんでしょうかね。情報に疎いんでもしかしたらもう映像化済みかもですが、これは本当に名作なんで知らない人がいたらぜひ読んでほしいところ。
私の推したい名作漫画トップ3に入る作品ですんで。アシュラもトップ10内。
圧巻のストーリー展開、読み終えた後には呆然とします。そういうストーリーを読みたいんですよ、私は。漫画でも小説でも。『火の鳥』とかね。
最近読んだ作品だと……うーん……記憶に残っていない。(笑
良い作品はだいたいが映像化されちゃってますからねぇ、『うしおととら』とか。『グレアー』は……問題ありすぎで無理だろうか……。(笑
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