自己肯定が低い人、高い人
自己肯定感が低い人はすぐに挫折してしまう。私はいわゆる「根拠のない自信」に満ち溢れた自己肯定感の非常に強いタイプの人であるから、これの弱いタイプの人とは感覚からが違うと思わざるをえない。
なんでその程度で自信を失くしてしまうのですか? と思うことしばしだ。
例えば、同人誌を出す。まぁ最初だから50冊しか印刷しない。一回目の即売会では一冊も売れなかった。ちょっとガッカリする。次の即売に希望を繋ぐ。次の即売会でも二冊しか売れなかった。
ここで、自己肯定感が低い人は挫折してしまうらしい。
私には才能がないんだ。下手だから売れないんだ。書かなきゃよかった、恥かいた。止めとけばよかった。もう止めたい。いっそ死んでしまいたい。きっと何にも出来ないごくつぶしなんだ……
……どうしてそこまで自分を追い込むのだろうと思う。
たかだか二回の即売会参加で二冊しか売れなかっただけじゃん。宣伝が足りなかったかも知れないし、値段が見合ってなかったかも知れないし、場所が悪かっただけかも知れないし、客が合ってないのかも知れないじゃない。
他人の反応がどうだろうが、自分の想いを形に出来たことに自己満足していればいいわけだし、そもそも、おすそ分けで即売会に持っていっただけでしょう?
すぐに全部なくなると思っていたのに、誰にも相手にされなかった。それがショックだという気持ちは解かるけど、そこに居た連中が世界の全人口ってわけじゃないんだから、ごくごく一部の人とは合わなかったというだけの事をそんなに痛手に捉えなくていいんじゃないかな。
ここがたぶん、無駄に自己肯定の強い奴との差なのだろうけど。
即売会場に何人来たかは解からないけど、例えば一つのジャンルの二次創作をすれば、そのジャンル者以外は見向きもしないのだから、外の大きさってのは解かってよさそうだと思うのですよ。
小さな小さな集団に見向きされなかったからと言って、どうして自己否定にまで走ってしまうのか、その心の追い詰められ加減がすごく哀しいなと思います。どうすれば、どう言えば、そんな小さな集団から開放されてくれるのだろうかと思うのですよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます