第8話 スカルラッティ父子

 皆さま、いつも ありがとうございます。


 ちょっぴり(や、なかなか?)うざい、猗綺子のオススメバロック作曲家の回でございます。


 今回は、アレッサンドロとドメーニコのスカルラッティ父子について。


 父アレッサンドロは、1660年生まれ。オペラとカンタータの作曲で有名な、イタリアの作曲家です。

 ドメーニコは、その息子。10人兄弟の第6子だそうです。クラヴィーア、つまり鍵盤楽器の作曲家として有名です。1685年、イタリアはナーポリに生まれました。同年にJ. S. Bach、Handelが生まれています。

 歌曲と鍵盤楽曲の差はあれど、親子ともに500曲以上の曲を書いている、不世出の作曲家といえるでしょう。息子の方も、失われたり欠損したりしているものの、オペラも数作書いています。

 

 父アレッサンドロはスウェーデンの宮廷楽長となり、のちにナーポリ総督宮廷楽長になります。息子ドメーニコはスペインに嫁いだポルトガル王女マリア・バルバラのチェンバロ教師兼お抱え楽師として25年ほどマドリードに暮らし、そのまま没したそうです。


 どうしても、オペラ・オラトリオ・カンタータの父と、鍵盤楽曲の息子、というようなイメージが強いスカルラッティ父子。

 父アレッサンドロの曲は是非、キャスリーン・バトルで。

 息子ドメーニコの曲は是非、スコット・ロスでお楽しみください。



 さて、さすがにバロック音楽について長々と語りすぎたので、次回は創作執筆活動の内容に戻ります。

 

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