第4話 物語が生まれるとき『死神✠Alice✠ Le Morte』編
皆さま、いつも ありがとうございます。
今回は『死神✠Alice✠ Le Morte』の製作現場よりお送りします。
……前回、前々回と打ち明けましたとおり、この作品にはプロットと呼べるようなものが存在しません。
連載小説を書く、ということに挑戦したくて、いちから考えました。
カクヨムで皆さんの作品を読むうち、
「ウケやすいのは、こんな雰囲気の作品かな~?」
と、それまでに書いていた作品群と全く違うものを生み出すことになりました。
最初は調子が良かったのです。
主人公、メインヒロイン、ヒロイン、脇役と定め、それぞれの背後事情なども割と簡単に思い浮かび、そういったものを頭のメモに残して、情報をどのように小出しにしていくかを考慮して書き始めました。
根底に流すメッセージもしっかり絡めて描いていく。
ああ、楽しい。
そう思いました。
んが。
アリーチェの同僚たちを描き出したとき、はたしてこの流れでよいものか、という迷いのようなものが見え始め、次第に筆が重く鈍くなっていきました。
ついには考えていた展開を撤回するような状況となり、いま改めて構築中です。
いろいろ思いつくことはあるのですが、使えないネタも多く、いかがしたものか……言い訳祭りですね。ごめんなさい。
本当に、コンスタントに連載をしていくことの偉大さを思い知りました。
自作を解説するのは作品の中で すべてを語ることのできなかった者の付け焼刃的な読者を愚弄する行為だ、と教授されたことがあるので、あまり本編について語ることは避けようと思うのですが(実際、作品の中で すべてを語るべきだと、私も思います。作品の詳細な意味ではなく、作品が生まれた契機や背景を語るまでは、まあ良いかなと思いますが)、どうも自作について語ると熱くなりそうです。
というわけで、今回はここまでに。
私としては、連載中の作品を仕上げて発表していくことを諦めてはいないので、どうかお目に留めていただいた皆さまには、お気長に お待ちいただければ幸いです。
──頑張ります!
次回、創作活動の音楽環境について語らせていただきます。
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