「黒いTシャツを重曹で煮ていただけなんで」
「仕事は結構あるけどやる気が出なかった日」 https://kakuyomu.jp/works/1177354054881038781/episodes/16817139557432238525 で書いた黒いTシャツを着て歩いてみたら、最初の数歩は結構いい感じだったのだが、トイレとかに入るとなんかやっぱちょっと匂いが気になる。そのー、なんか特殊な匂いなんですよね。汗とか、雑巾とかの匂いではないんです。洗剤溶け残ったみたいな匂い。しかし、その匂いもやや薄れているような気はする。
まあ、そんなリスクのある衣服を無理して着ることないんで、部屋着にするとか思い切って捨てるとかしてもいいんだが、お土産に貰ったものでもあるし、ちょっとだけ気が引ける。煮沸に全く効能が無かったわけではなく、イケてそうな雰囲気はあった。よし決めた。超マジで洗濯して、それでダメだったら部屋着に降格しよう。
それで、前回「ってなわけで重曹で煮てみて洗濯をする。」と書いたが、これは正確に言うと嘘で、煮てはいない。どうしたかというと、まず湯を沸かす。で、バケツにTシャツを入れて、そこに重曹をまぶす。その上から沸騰した湯をぶっかける。然る後、菜箸かなんかでTシャツをちょっとたぷたぷさせて重曹を馴染ませて、湯が冷めたあたりで洗濯機に入れて回す。この手続きを縮めて「重曹で煮る」と書いたわけだが、実際のところ「煮て」はいない。
今回の俺は違うぞ、JOJO! 最近全く使ってなかった寸胴鍋に水を張って、重曹もガンガン入れる。グラグラ煮立った水の中にTシャツをぶち込んで、10分くらい放置する。火を止めて、荒熱が取れたらお湯をシンクに流して、少し水で締めて(Tシャツと蕎麦を勘違いする男というわけではなく、匂い取るのにこの工程は必要ないと思うが、火傷したくないから)、洗濯機にぶちこんで回す。
この作業の途中にLINE通話が来る。
「今やってる事務作業について聞きたいことがあるんだけど、今大丈夫? 何してた?」
「ああ、大丈夫です。黒いTシャツを重曹で煮ていただけなんで」
「なんて?」
明日、この人とビアガーデンでも行くかという話になったのだが、せっかくなのでこのTシャツ着て行こうと思います。それでも匂ったら引退スね。
2022年08月12日 12時21分の測定結果
体重:102.30kg 体脂肪率:33.70% 筋肉量:64.35kg 体内年齢:50歳
あとは特に何もしてなかったのですが、なぜかちょっと減りました。やはり労働は悪。それではまた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます