応援コメント

辺境領主がいまいち盛り上がらない開拓地を盛り上げるたった一つの方法」への応援コメント

  • 「姫」駆動の話おもしろいですね。
    似たような話で、戦場に女性兵士がいると、男性兵士の死亡率があがるみたいな記事を読んだことがあります。女性を守る方向に行くのか、それともええかっこしいで死に急ぐのか、背景は忘れちゃいましたけど。
    これってたぶん「姫」が美女である必要はあんまなくて、なんなら男でもいいし、こう、概念なんですよね。だから姫はSFなんですよ。ウム

    作者からの返信

    血縁ではない他者を囲って発揮する利他性って、生存になんか寄与したんだろうなと思いますよね。でもなんか、『イヤなイヤなイヤな奴』(藤子F先生の嫌われ屋の話)の姫版、滅びそうな気がしないでもないです。実は全然利得無かったけど、宇宙船ほどの閉鎖性はなかったから滅びるほどの性質ではないって可能性もあるので難しいところです。

    ギョウジャニンニクという山菜は事実として「斜面に生える」のですが、これが「斜面に生える」性質を持ってるのか、遍く生えるが平地だと食われるのかというと後者なんじゃあないかと思うんです。そう考えると、「姫」を守ることに「よって」生き延びるのか、「姫」を守っても生き延びられたのか、これはわかんないところですが、とにかく、この性質は面白いよなーと思いましたね。美女である必要はないが、なんか神性とか、庇護欲というのか、そういうのは欲しい気がしますね。「神の子」とか。これを守り抜けば人類を救えるワクチンとか? あ、ちょっとわかったんですが、これは「気持ちよく自分を格下に置く」ことなのかもしれないですね。つまり、我々は宇宙船地球号のクルーであるとした場合、クルーに上下はないじゃあないですか。だから、Aの命を捨ててB単独を救うという局面は原則発生しない。A一人の命で100人救えるならまあ、あるかもしれないけども。まして、100人の命を捨ててBを救うと言うのはトータルでは損なわけですね。というわけで、こういうことを常に思ってる生命は滅びますから、基本的には不均衡な生命の交換は行わないように、忌避的になるように出来てくるんじゃあないかと思うわけです。

    それで、しかし、現実にはたとえば金銭の多寡などが理由で、個体には上下関係が発生してしまうわけですね。この場合、金持ちのAの生命は、貧民のBの生命より優先されてしまう。ところが当たり前ですが、この時Bは気に入らないわけですね。おもしろくねーよそんなの、となって反抗的になったり、時にはクーデターを仕掛けたりする。

     そこで現れるのが姫ですよ。姫の命は自分より、自分たちより優先されるが、そのことを「おもしろく」「意義のあること」として感じる。だからクーデターは発生しない。結果、事実として集団に対して価値のある存在が生存可能になる。そう感じるための機構があった奴らが生き延びた。そんな感じですかねえ。