純粋純粋脂肪批判批判

 おはようございます。<今夜はてづくり気分 お豆腐で作るじんわり生姜スープ ハトムギ、大豆いり>にさらに群馬県生芋糸こんを入れたものを昨晩食べた俺が通りますよ。

(食べながら失礼していないとき、ここに何を書くのが正解なのかよくわからなくなった結果、古いインターネットスラングに頼るの図)


 本当は今日はこの糸こんの効能について話そうと思っていた。


 最近、一個前がアジア料理、そのもう一個前がなんだったかもう思い出せない、つまり店が定着しない場所に、「しょうが料理」の店ができてて、まー失礼な話だけど定着するかなーこれ、つぶれる前に行っとかねばって思ってたんだけど、もう行かなくていいやって思ったくらい生姜スープ良くて、で糸こんにスープが絡むんだ。

 ほいで、特に糸こん切らずにぶっこんだんだけど、ほとんどこれラーメンって言っても良いのではって感じで、それも鍋の〆のラーメンね。うまみと塩味で殴ってくる感じじゃあなくて、やさし~いラーメン。心まであったまるやつ。これをお行儀悪いがずるずると啜ると、ラーメンに関する欲望が満たされていく。これたぶん参鶏湯もいけるんじゃあないかな。ミネストローネは……どうかな……。


 という話をしようと思ってた。まあ今したけどほぼ全部。

 でもちょっと思うところがあって、皆さんに、それから俺自身に、改めて問い直したいことがある。



 このエッセイのテーマをご存知か。


 「デブのコミカルな日常の話だろ?」

 違うよ。違うんだよ。

 あっでももしコミカルって思ってくれてたら嬉しいな……。「デブの陰鬱な日常」よかはいいでしょ。そっちのがまだ。なあ。じゃあこのエッセイのテーマは「デブのコミカルな日常の話」! 決定!!


 って感じで何しろ俺自身がしばしば見失うので、知らないよっていうのもこりゃあしょうがない。ここ数回でも整理をしていこうと思う。


 

 テーマその1:デブを排除する論理的正当性はない


 これはさすがにお分かりいただけたと思う。思いたい。どうだ?

 

 まあ俺が今更言うまでもなく、身体的特徴の差異によって待遇に差が生じることが良くないということは皆さんご存知のことだろう。ただ、「良くないよ」というのをわざわざこれだけ世間で言い募るのはなぜかというと、わざわざ言われないと自然に言いたくなるような文化が形成されているということでもある。スポーツとか全部やめりゃあいいのに(突然の暴論)。

 

 でもさ。俺らはクジャクじゃねーんだから。羽がキレイだとかそういうことはどうでもいいのよ。もっと言っちゃえば精神的特徴の差異によったって本来は待遇に差があるべきではないんだよ。内面が腐ってたって関係ねーんだよ。存在そのものに価値がある。あることにしておかないといけない。おくべき。少なくとも理想論としてそういう考え方を持っていたい。現実的適用がたとえどんなに困難でも。


 でもまあクジャクとかが身体的特徴の差異によってモテが決まるというのは、「見た目で判断する」というのは比較的後発の生命の基本的な性向ではあって、ということはつまりやっぱり見失いがちなことであって、時々考え直すのも悪くない。そこについてはこのように説明した。


「体重不平等起源論」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054881038781/episodes/1177354054881131481


 タイトルで中身がわかりにくいので、愛読していただいているアツい皆さんに想起の手がかりとして一応キーワードを言っておくと「工業暗化」「シモフリ」。思い出した? 

 つまりある時代・ある文化において不適応とされる形質が、なんかのきっかけで激烈に適応的になることだってありうるわけで、そういうことを考えると、特定の形質を持つものを排除しようというのはよろしくない。


 ハダカデバネズミとか見た目だけで言ったら終わってるでしょ。かわいいけどさ。「一周回って」かわいい、であって、じゃあ例えば、ムーンブルクの王女がハダカデバネズミに変えられてたとすると、なんかちょっと悲劇感薄れてしまうでしょう。

 魔王との最終決戦にだ、旅の途中で良く見かけた八咫烏が加勢してきて、実はそれは魔王に封印されていた伝説の魔法使いで、みたいな感じだと絵が締まるけども、これがハダカデバネズミであってご覧なさい。ちょっと「え?」ってなるでしょ。「え?」ってさせる作戦だとしたら効果的ではある。


 っていうちょっとおまぬけなハダカデバネズミはすごいんだぞ。ガンにならないんだこいつらは。ね? 

 なんか違う話になった感はあるが、とにかくデブを排斥しないでくれとそう言いたいわけである。

 

 排斥してないよ。大丈夫だよ。


 って天使のように優しく微笑んだ皆さんにそれでは改めて問い直したいが、これはどう?

 「そうは言ってもデブは自己責任で、やろうったら痩せられるはずなのに痩せない、ってのは怠惰のゴミカス」とか思ってない?

 

 そこまではないか。ないであってほしい。っていうかそういう人はそもそもこれを読んでない気がする。俺は遅刻してない人に遅刻した人の説教するようなことをしているにすぎないのかもしれない……。

 でもそれ言い出したら完全に終わりで、デブ批判ブログとか書いてる人のところに突入して議論してこい、こんな安全なところで喚いてないでって話になるので、それはちょっと違うってことにしていいですか。します。決定! 「デブのコミカルな日常」!!


 決定してしまった。でももうちょっと話す。ただ、長くなったうえに寝てしまって、天気の良い朝だなあってなったので続きは今夜。


2018年01月11日 23時41分の測定結果

体重:86.85kg

体脂肪率:26.60%

筋肉量:60.45kg

体内年齢:39歳


 歩くと少し減る。すげえ。ウケる。

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