第54話 『魔王。恋人に慰めて貰っている隙に配下が覚醒する』
「うぉお~…速ぇえ~…怖ぇえ~」
俺は現在、輝夜の『フライング・ユニット』に便乗して高速飛行している最中だった。
「マスター♡もっと私の身体に強くしがみついてください♡振り落とされてしまいます♡」
「…速度を落とすという選択肢はないのか?」
注意を促しつつ何故か妙に嬉しそうな輝夜。
「そんな事をしていてはオリヴィア様に置いて行かれてしまいます」
「…天翼種って面倒な種族だなぁ」
俺と離れる事は極端に嫌がったのに、飛ぶとなると全速で飛ばずには居られない変な種族なのだ。
実際、先行して俺達の前を飛ぶオリヴィアは既にギリギリ視認出来るというレベルで、少しでも速度を落としたら直ぐにでも見失ってしまいそうだ。
仕方なく俺は輝夜に強く抱きついて安定を図り…。
「あんっ♡」
「……」
「こほん。失礼致しました」
とりあえず色々な事を追求する事を諦めた。
★
エルフが住む『迷いの森』へと出発する前に色々な情報を集めた。
冒険者ギルドの指定席で地図を広げて転移石で飛べる範囲を書き込み、何処から出発するのが1番早いかを模索していたのだけれど…。
「『お姉ちゃん』、エルフの住んでる『迷いの森』って何処にあるの?」
考えてみれば俺はエルフの『迷いの森』が何処にあるかすら知らなかったのだ。
「うむ。私も噂でしか聞いた事がないが、多分この辺り」
『お姉ちゃん』が指し示したのは地図の一点で、意外な事に1番近いのは今居る人間種の国だったりする。
『お姉ちゃん』は国外に出た事はない筈だが、こういう事は意外に詳しかったりする。
「意外に近いんだなぁ」
「昔、冒険者が一攫千金を求めて『迷いの森』へ行く計画が立ち上がった事があった」
「どうなった?」
「…誰も帰って来なかった」
「ですよねぇ~」
近いと言っても、それでも『国外』にある訳で、並みの人間種が国外に出て無事に帰って来られる訳がない。
「ちなみに一攫千金の詳細は?」
「エルフを捕らえて売れば金貨数百枚、エルフの秘法を手に入れられれば金貨数千枚」
「…ロマンだねぇ」
身体能力は兎も角、精霊の力を行使出来るエルフに人間種が勝てる可能性は相当に低い。
まぁ、それ以前に『迷いの森』に辿り着けないし、辿り着けたとしても森の中に出没する魔物にも勝てないのだが。
「ところでエルフの秘法って何?」
「…むふ♡」
何故か秘法について聞いたら『お姉ちゃん』がニヤリと笑って――背中がゾクッとした。
「聞きたいか?弟よ」
「…辞めておきます」
聞いたら何故か取り返しが付かない事になりそうな気がして聞くのを辞めてしまった。
★
そんな回想をしてゲンナリしている間に俺達は『迷いの森』に到着して、広大な森を前に作戦タイムに入る。
「大きな森ですね。これを突破すると考えると…思ったより時間が掛かるかもしれませんね」
「結界の作用で転移も出来ないし、空からも近寄れないからなぁ」
「マスター。『
「…やめれ」
輝夜の発言は、その気になれば出来てしまうのが問題だ。
幾ら広大な森とはいえ『ドールズ』達の『プラズマ・ブラスター』なら容易く焼き払えてしまうだろう。
「俺達はエルフに用があるんだから、焼き払うのはエルフへの用事を済ませてからにしろ」
「イエス、マスター」
「…焼き払うのは決定事項なのですか?」
「いや。流石に冗談だけど」
「……え?」
俺は冗談で済ませる気だったが輝夜は本気だったらしい。
「なんでもかんでも力任せに解決しようとするのは駄目だと思うぞ」
「イエス、マスター」
「…とても『魔王』の発言とは思えませんね」
どの道、純粋なエルフと交流を持つのは初めてなので、まずは会ってみないと話にならない。
滅ぼすか、支配するか、それとも不干渉を貫くか――決めるのはその後で良い。
「さて。ともあれ森の中に入ってみるか」
「マスター。『
「いや。こんなに障害物が多いところだと輝夜じゃ制御しきれないだろう。俺の『フライング・ユニット』で行こう」
俺は首に下げていた六芒星の首飾りを外して魔法力を篭める。
それを地面に叩きつけると――直径3メートル程度の六芒星が出来上がる。
その六芒星は俺の足の裏に接着されていて、俺の意思に従ってフワリと浮き上がる。
「あなた様、魔力は大丈夫なのですか?」
「輝夜ほど速度は出せないが、俺の魔力でも数時間程度なら余裕で飛ばせるよ」
俺の『フライング・ユニット』に乗り込みながら問いかけてきたオリヴィアに答えて輝夜にも乗るように促す。
「失礼致します。マスター」
輝夜が乗ったのを確認して俺は地面から30センチ程度に浮かせた『フライング・ユニット』を出発させた。
『フライング・ユニット』は銀色の六芒星の首飾りに魔法力を流す事で六芒星の乗り物を作り上げる。
その六芒星は術者と必ず接触していなくてはならず、基本的には足の裏を接触させ続ける事で術者の魔力を消費して制御出来る。
なので実を言うと術者からみれば六芒星の乗り物に乗っているというよりは、六芒星の乗り物が足から生えてきた――という方が認識としては正しい。
その為、術者に限っては逆さまになっても落ちるという事はありえない。
便乗している者は普通に振り落とされるけど。
そして『フライング・ユニット』の速度は術者のつぎ込む魔力に比例して速度を上げる為、人間種の俺では最高速度も高が知れているし、持続時間にも相当制限が掛かる。
それに反しては輝夜達『ドールズ』は『核融合炉』から無尽蔵に魔力を得られるので最高速度も持続時間も俺とは段違いである。
もっとも、制御に関しては魔法制御力に依存されるので俺の方が圧倒的に巧みに操る事が出来る。
障害物の多い森の中では輝夜よりも俺が制御した方がスムーズに探索が進むという訳だ。
これが俺の作り上げた『フライング・ユニット』の正体だ。
まぁ術者によって一長一短の効果が得られると思っておけば良い。
★
『迷いの森』に入って数時間が経過した。
「あなた様、ここは先程も通りませんでしたか?」
俺達は順調に森の中を迷っていた。
「名前の通り、簡単には目的地には辿り着かせてはくれないみたいだなぁ」
「マスター。やはり森を焼き払う方が手っ取り早いのではありませんか?」
「……」
「あなた様?迷うのは道だけにした方が良いと思うのですが」
「わ、分かっているよ」
一瞬、輝夜の提案に乗ろうと思って迷走してしまった俺をオリヴィアが嗜める。
頻繁に『ソナー』を打ち込んで方向を確認したり、オリヴィアの『風の魔法』で周囲の状況を確認して貰っているのだが、余程強い結界が張られているらしく結局同じところをグルグルと回る羽目になる。
1度森の上空まで飛んで上から様子を探ろうと思ったのだが――一定の高度よりも上に行くと結界の外に出て森の外まで弾き飛ばされてしまう。
分かりやすく言えば『ふりだしに戻る』って奴だ。
そういう訳で俺達は地道に探索する羽目になって少しイライラしているので輝夜の提案を真剣に検討するくらいには余裕がない。
「あなた様に余裕がない1番の理由は…ソフィア様が傍にいらっしゃらないからですか?」
「あ~。それもあるかも」
結婚してから長時間離れるなんて事は今までなかった為、自覚はなかったが俺は少々余裕を無くしているらしい。
「…少し休憩にするか」
「それが良いと思います」
「お茶の準備を致します」
これも自覚はなかったが俺は数時間の飛行によって魔力を消耗して大分疲れていたようだ。
俺が休憩を提案するとオリヴィアと輝夜は直ぐに準備を始めてくれた。
どうやら俺が休憩を提案するのを待っていたらしい。
「(…ヤバいな。自覚無しの上に2人に心配掛けていたらしい)」
俺にとってソフィアと引き離されるという事は自分で思っていた以上に負担が大きかったらしい。
「あなた様?」
「……」
とりあえずオリヴィアに正面から抱きついて冷静に――現状を確認してみる。
予想より大分早かったとはいえソフィアが居なくなるのは分かっていた事だった。
確かに寂しいが、ソフィアを取り戻す計画は実行中だし、オリヴィアや輝夜が俺を支えてくれている現状、俺のプランに狂いは生じていない。
それなのになんでこんなに俺の負担が大きいのかというと…。
「(理屈じゃ…割り切れないんだよ)」
ソフィアが居なくなるのは分かっていて、その覚悟を決めていたつもりでも――実際にソフィアが居なくなったら色々駄目だった。
「あなた様…良いのですよ」
「あ」
抱き締めていたオリヴィアに逆に抱き締められて、その上で頭と背中を撫でられる。
「あなた様の弱さを…わたくしは良く知っていますから」
「……」
俺は確かに天才だ。
それは自他共に認める天才であって、それを否定された事など1度としてなかった。
けれど――だからこそ俺は弱い。
天才とは逆境に弱いものだから。
何でも出来て、どんな事でも上手く立ち回れる器用さはあっても――否、そんな器用さがあるからこそ『挫折』に対する耐性が極端に低い。
ほんの少し躓くだけで動揺するし、1度の失敗で根こそぎ気力を失う。
そう。つまり俺は――『心』が弱い。
天才的な頭脳を持って戦いには勝つ事が出来る。
否、正確にはどんな相手であっても『負けない』自信がある。
何故なら『勝てない戦い』はしないからだ。
大魔王然り、サミエル然りだ。
それはつまり――勝てないと判断した相手に戦いを挑む『気勢』が無いという事。
天才である俺は天才であるが故に、勝てないと判断した相手と敵対する事を避け、敵であると認識される事を嫌う。
極端に言えば『負け犬の思考』だ。
それを自覚している俺は普段なら完璧に隠蔽して誰にも悟らせない能力があったのだけれど――ソフィアが居なくなって、それがひょっこり顔を出してしまった。
「ぐ…うぅ…」
俺はオリヴィアに強く抱きついたまま嗚咽を漏らす。
つらい。きつい。寂しい。
様々な感情が溢れて来て俺の中から噴出しそうになる。
「良いのですよ」
「っ!」
それをオリヴィアは――俺の恋人は許してくれる。
俺が弱音を吐く事を、俺が弱さを見せる事を『是』としてくれる。
寧ろ、そういう一面こそ見せて欲しいのだと言ってくれる。
弱い俺を肯定し――その上で愛してくれる。
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!」
俺は声無き声を上げてオリヴィアにしがみついて――溜まりに溜まった感情を吐き出した。
☆輝夜
これを――何と言えば良いのでしょうか?
マスターがオリヴィア様にしがみついて普段からは考えられないほどの――言ってしまえば罵詈雑言に近い生々しい感情をぶつけていた。
普段のマスターからすれば想像も出来ない姿。
一言で言ってしまえば、それは――醜態だった。
誰がどう見ても『格好良い』などと言う感情が出る訳もなく、唯理不尽なまでの状況に対する愚痴を延々と叫んでいるだけ。
普通に考えて、それは100年の恋も冷める光景であり――ハッキリ言えば恰好悪い。
だから、その時私の中で生まれた『この感情』はなんと呼べば良いのか判断が付かない。
私の視界を始点として、全ての――178体の『ドールズ』がマスターに抱いた感情。
「う…うぅ…」
私は『その感情』を抑えきれなくて、溜まらず蹲る。
『こ、これは…まさか…』
『私達に…こんな感情が芽生えるなんて…』
『が、我慢…出来ない』
『か、輝夜…』
『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』
『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』
『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』
『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』
『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』
『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』『輝夜ッ!』
「……」
全ての『ドールズ』に名前を叫ばれて、唯一マスターの傍に居る私が――行動を起こす。
この格好悪いマスターに――情けないマスターに…。
「お慰め…致します」
生まれた感情――『母性』を全開にしてマスターを包み込む。
全ての『ドールズ』の意見が一致する事は珍しい――否、初めての事だった。
今まで私達『ドールズ』のマスターへの感情は『憧れ』が強かった。
けれど初めて見るマスターの弱々しい姿を見て――猛烈に『保護欲』を刺激された。
この人は私が――私達が護ってあげないと!
マスターは完璧な存在などでは無いと知っていた筈なのに、それでも心の何処かでマスターは『強い人』なのだと思い込んでいた私達は、この瞬間に間違いなく――覚醒したのだ。
さなぎの皮を脱ぎ捨てて完全に羽化する。
無論、それは唯の心象心理的な例えであって、私達の――『ドールズ』の性能が向上した訳でも新機能が搭載された訳でもない。
ただ…。
「マスター、準備が整いました」
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
『マスター、準備が整いました』『マスター、準備が整いました』
私の言葉に続き全ての『ドールズ』がマスターに自己申告する。
それはつまり――私達にマスターの『子供を産む為の機能』が準備を整えたという事。
今までの私達は『エッチな事に興味津々なお年頃』だったけれど、これからは『エッチをする事に興味津々なお年頃』になったという事。
例え間にソフィア様やオリヴィア様が居ても――私達はもう止まらない。
止められない。
私達はマスターをお慰めし、同時に寵愛を頂く事を決定し――行動を開始した。
★
とりあえず溜まった感情をオリヴィア相手に吐き出して色々とスッキリしたのは良いのだけれど――何故か輝夜の様子がおかしい。
しかし輝夜の様子を気にする前に…。
「あなた様っ♡」
「おあっ…!」
俺はその場でオリヴィアに押し倒されていた。
「あ」
そういえば――前世でも俺が色々と溜め込んだ時にはオリヴィアが吐き出させてくれて、そして、その後のオリヴィアは猛烈に俺を求めてきたのだった。
「ちょっ…と待っ…こんな森の中で…!」
「あなた様ぁっ♡あなた様ぁっ♡あなた様ぁっ♡」
聞いていない。
オリヴィアの目は完全に♡マークになっていて――完全に欲情していた。
前世でも思った事なのだが、何故あんな情けない姿を見て欲情するのか?
自分でも相当恰好悪いところを見せた自覚があるのに、まるで俺の弱いところを包み込むように慰めてくれて…。
「(まぁ…いっか)」
俺の服に手を掛けて脱がせてきたオリヴィアに抵抗する事を辞めた。
「次は…私の番ですね♡」
「…へ?」
輝夜の前でオリヴィアとニャンニャンしてしまって、それでも色々と満足してくれたオリヴィアが寝息を立て始めたところで輝夜が行動を開始した。
「ますたぁ♡準備が整いましたぁ♡」
甘い声で俺を呼びながら擦り寄ってくる輝夜。
「次は私が…いいえ『私達』がお慰めいたします♡」
「私…達?」
その言葉で輝夜の状態を――輝夜が今どういう状態なのかを直感的に察した。
「お前…まさか『念話』の状態で…」
「ますたぁっ♡」
「っ!」
『念話』を常時ONにして『ドールズ』で全ての感覚を共有しているのだとしたら――今の輝夜を抱くという事は178体の全ての『ドールズ』を抱く事に等しい。
なんて事を察しながら地面に組み伏せられた。
抵抗しようにも『ドールズ』の基本スペックは俺よりも圧倒的に上で、その上完全に発情しているので言葉も届かない。
「あ」
椿の花がポトリと落ちるようなイメージが――横から伸びてきた手が輝夜の顔面を鷲掴みにした。
「あらあら。何をしているのかしら?」
「……」
発情しながら俺を押し倒してきた輝夜の顔面に大量の汗が浮びダラダラと流れ落ちていく。
「お、オリヴィア…様?お休みになっていたのでは…」
「知らなかったのですか?愛する人の危機に真っ先に駆けつけるのが『恋人』の役目の1つに決まっているではありませんか」
「そ、それは…知りませんでした」
「うふふ」
「痛っ…!ちょっ…オリヴィア様っ…!そんな力で顔を挟まれたら形が変わって…!」
「ついでに『泥棒猫』の対処法を教えてあげましょうか?」
「ど、どちらかというとソフィア様にとってはオリヴィア様が泥棒ね…イタタタっ!」
メキメキとオリヴィアに鷲掴みにされた顔面から音が聞こえて輝夜が悲鳴を上げる。
「(余計な事を言うから)」
正直は美徳というが、どちらかというと正直者は馬鹿を見るって感じだ。
というか普段のオリヴィアからは想像も出来ないほどの力で輝夜を締め上げている。
スペックでは『ドールズ』方が上の筈なのに…。
「あぁっ!共犯の癖に他の『ドールズ』達が『念話』を切って逃げていくぅっ!」
「…帰ったら全員にスペシャルメニューを用意してあげないといけないみたいねぇ」
「……」
なんか――色々と気が抜けた。
準備が出来たといっても、やっぱり『ドールズ』達を可愛がるのは早くて100年後になりそうだなぁ。
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