第23話 『魔王。分身体で勇者と邂逅』
私は炎の分身体である。
名前はまだない。
本体の名前はラルフ=エステーソン。
王立魔法学院を僅か2ヶ月で卒業した『歴代最速』の記録を持ち、弱冠16歳で『S級魔法士』に任命された天才であり、そして――『魔王』でもある。
その本体は男であるが分身体として作り出された私は『女性型』として作られたので意識もそれに合わせて『女性的思考』をするように調整してある。
調整してあると言っても私は本体がリモートで操作しているだけなので別人という意識がない為、ちょっと『おかまっぽい』かなぁ~と自己嫌悪しそうになるが、まぁ誰に見られているという訳でも無いので開き直っておこう。
ちなみに私の本体は今も嫁のソフィアをイチャイチャして楽しんでいる。
羨ましい――とは思わない。
実際の話、ソフィアとイチャイチャしながら私のコントロールをしているというのが実情だから『面倒臭い』とは思っても『羨ましい』とは思わないのだ。
天才である私は『意識を分散する』という方法ではなく『2つの物事に集中する』という方法で分身体を操作している。
一方でソフィアをイチャイチャしながら、その一方で私をコントロールする――なんて事が私には簡単に出来てしまうのだ。
流石にソフィアとエッチしている最中は大部分の集中をそっちに持っていかれるが、普通にイチャイチャする程度なら私のコントロールは乱れない。
「あ」
とか言っている間にソフィアを押し倒してしまった。
ちょっと、こっちの操作が片手間になる。
「ふぅ」
1回戦終了。
ピロートーク中に私の現状を再確認する。
ソフィアちゃん可愛い♡
柔らかくて、暖かくて、頬をスリスリしてくるのが最高に可愛い…。
「って。いけないいけない」
ソフィアが可愛すぎて分身体である私の思考まで本体に引っ張られてしまった。
ともあれ現状は勇者(予定)が出没したという噂のある街に来ている。
この街には殆ど人間種は居ない――というか人間種は皆無なのだが、色々な種族が交じり合って住んでいる街なので人間種の私が居ても特に物珍しい視線を受ける事はない。
まぁ私って正確には炎の分身体なので人間種じゃないんだけど。
おっと。早くも2回戦開始。
あ♡ソフィアちゃん、そんなところを舐められたら…!
「ふぅ♡」
2回戦終了。
ソフィアちゃん可愛い♡
って。同じ事を繰り返しても仕方ないので現状確認の続き。
色々な種族の住んでいるこの街だけど、当然のように勇者も人間種ではない。
奴らは『英雄種』と言われていて人間種――どころか他の種族に比べても生まれ持った身体能力や魔力が段違いに優れている。
流石大魔王に傷を付ける事が出来る種族は生まれからして違う。
と言っても見た目はまんま人間種と同じだ。
まぁ同じなのは見た目だけで中身は正真正銘の化け物なんだけど。
でも、幾らなんでも英雄種というだけでは大魔王に傷を付ける事は出来ない。
だから英雄種の中でも特に優れた者を選出して世界中を旅させて成長させ『勇者』を作り上げる。
そうする事で始めて大魔王への対抗手段として成立する。
ちなみに、この『勇者君』達ってば過去に8人ほど魔王を打倒する事に成功している。
恐い怖い。
「おふぅっ♡」
あ。いつの間にか3回戦が開始されていて思わず変な声を上げてしまった。
「はふぅ♡」
3回戦終了。
本当にソフィアちゃんは可愛いなぁ♡
でもって2人とも疲れ果ててしまったので今日は満足していつも通り抱き合って眠る事に。
あ~。ソフィアちゃん柔らかい。もうこのまま私も眠って…。
「って。そういう訳にもいかないのよね」
本体は一緒に眠るけど、その思考の一部は覚醒させて私をコントロールしておかないと。
「面倒臭いなぁ」
でも、これもお仕事だから仕方ない。
面倒臭いけど勇者を探しに行きますか。
★
本体がソフィアとグッスリ眠っている最中、私は情報収集に精を出す。
残念ながら、ここまでは私の情報網が張り巡らされていないので地道に聞き込みだ。
そうして案外簡単に見つけ出した勇者君――正確には勇者候補は…。
「すげぇ~!うぉぉっ!すげぇ~!」
「……」
明らかに田舎から出てきたばかりのおのぼりさんだった。
まぁ今まで英雄種の隠れ里に居たのなら街そのものが珍しいのだろうけど、もう少しなんとかならなかったのだろうか?
勇者(仮)の見た目は年の頃15歳くらいで黒髪黒目、身長は――今の私よりは少し高い程度。体格はマッチョという程ではないけれど程よく引き締まっている感じだ。
装備の服装はまるっきり普段着にしか見えないが背中には長剣を背負っている。
そして最後に容姿は――う~ん、悪いけど普通?
この勇者(仮)に比べたら私の本体の方がイケメンだろう。
「おぉ!すげぇ美少女!」
「あ」
とか観察していたら見つかった。
「俺、ライノル=グランディ!勇者です!」
「…え?」
こいつ――自分で勇者だと自己紹介しやがったぞ。
サミエル、こいつ本当に勇者なのか?
「これから大魔王を倒す旅に出る予定です!よろしく☆」
キラン☆という感じの残念スマイルでアピールしてくる残念勇者君。
「良かったら君の名前を教えて貰えないかな?」
「あ。え~と、私は…」
名前決めてなかったけど――まぁ適当で良いか。
「澄華…です」
前世の彼女の名前――じゃないと思う。
思い出せないけど。
「スミカちゃんかぁ。可愛い名前だねぇ」
「…ありがとうございます?」
なんで、この勇者(残念)ナンパ野朗なの?
「えっと。ライノル様は…」
「ライノルでいいよ☆」
「…ライノルさんは本当に勇者様なのですか?」
「勿論だよ!」
自信満々に頷く残念ライノル君。
「大魔王を倒す為に旅をしていらっしゃるのですか?」
「そのとおぉり!」
「……」
うぜぇ。
この残念勇者、ちょっとうざ過ぎて会話をするだけで何かがガリガリ削られるぅ。
「どう?スミカちゃんも俺と一緒に来ない?」
「え?大魔王を倒す旅…なんですよね?そんなに簡単に誘って良いものなのですか?」
「大丈夫!美少女…いや、スミカちゃんは俺が護ってあげるよ!」
「…はぁ」
どうしよう。
こいつに同行するのが目的だけど限りなく2人旅は嫌な予感しかしない。
「ほ、他にお仲間はいらっしゃらないのでしょうか?」
「そうだね!もう1人くらい美少女が仲間になってくれたら嬉しいな!」
「えぇ~…」
仲間にする基準が『美少女』っていう時点でどうかと思うが(私の本体も過去にやったけど)それ以前に私ってばもう勇者の仲間決定なの?
こんなに簡単に第一目標達成で良いのかしら?
このうざい残念勇者君(仮)は次の仲間を見つける当てがあるらしく、仲間(?)にした私を連れて目的地へと進んでいく。
そうして連れてこられたのは…。
「ど、奴隷市場…ですか?」
「あ。大丈夫だからね!スミカちゃんを売ろうとか思ってないよ!」
「…そうですか」
マジもんの奴隷市場だった。
「やっぱり仲間にするには信用出来る人じゃないとね!奴隷なら裏切らないし!」
「(私はほんの10分前に会ったばかりなのですが)」
「それに1人はやっぱり奴隷美少女が居た方が良いしね!」
「…そうですねぇ」
駄目だ、この勇者。早く何とかしないと。
「いらっしゃいませ。どのようなご用件でしょうか?…フヒ」
「っ!」
そうして店主と思わしき人物に会ったのだけれど、そいつが肥えた成金豚って感じのゲスっぽい奴で、しかも私に対して嫌らしい目を向けてくるものだから反射的に勇者(仮)の背後に隠れてしまった。
「奴隷が欲しい!美少女を連れて来い!」
「ほっほっほ。他に何か条件はありますかな?」
「処女が良い!」
「……」
この勇者、処女厨かよ。ユニコーンかよ。
ソフィアちゃんに全く不満のない私の主義に反するね!
「ふむふむ。その条件でしたら…この辺りは如何でしょうか?」
そうして奴隷商人に連れてこられた場所の牢の中に居たのは――獣人の少女だった。
「ケモミミ美少女キタ――――――――――――――――――――――――!!!」
あ。こいつ異世界転生者だわ。
薄々感じていたけれど私はこの瞬間に確信を抱いた。
「くれ!この娘をくれ!早くくれ!」
「ほっほっほ。ではお買い上げでよろしいですかな?」
「ああ!」
「それでは金貨60枚になります」
「………え?」
国内と国外では貨幣の種類が異なる。
けれど金銭的な価値としては変わらない。
つまり金貨60枚は日本円に換算して約6千万円だ。
「た、高くない?」
「この商品は見た目麗しく、処女で、しかも身体能力の高い獣人ですので。それ相応のお値段になるのは仕方ないですなぁ」
それにしてもぼったくりすぎ。
私の見解としては彼女の金額は半額の金貨30枚でも少し高いと思えるくらいだ。
まぁ、それでも日本円で3千万円もする超高級品だけど。
「す、スミカさん」
「はい?」
「お金…幾ら持ってる?」
「……」
出会ってまだ30分も経っていない私に金を借りようとするな。
「お手持ちが足りないのですか?」
「…うん。ちょっと、ね」
この顔は『ちょっと』じゃねぇだろ。
「お幾らくらい足りないのですか?」
「ちょっと…金貨58枚くらい…かな?」
「……」
所持金は金貨2枚か。
日本円で200万円と考えれば思ったよりもずっと持っていたけど、良くその手持ちで奴隷を買おうなんて思えたな。
ああ。異世界転生者だから奴隷なんて200万円もあれば余裕だと思っていたのか?
「それは困りましたね。私も手持ちは余りなくて。持っている物といえば『これ』くらいしか…」
「っ!」
私が取り出した『それ』を見て奴隷商人の顔色が変わる。
まぁ私って大魔王の命令でここに居る訳で、サミエルに色々と支度金を渡されているのだ。
その内の1つ『虹色の宝玉』だ。
特に魔法的な効果はないが市井では金銭的価値が高く捨て値で売っても金貨100枚はくだらないという――大魔王の倉庫で埃を被っていた一品だ。
「な、なかなか珍しい品をお持ちですな。丁度、私の知り合いがそれと同じような品を探している最中でして…どうでしょう?それと金貨10枚で奴隷をお売りするというのは?」
「こ、困ります。これは母の形見で…」
この強欲商人が!とか思いながら私は宝玉を隠す。
で。ちょいちょいと細工を施す。
具体的には式符を一枚取り出して『擬態』『催眠』『条件爆破』の命令を出して『虹色の宝玉』を模した形を取らせる。
これで少なくとも奴隷商人の目には式紙が本物に見えるという訳だ。
私の体内に埋め込まれた魔法石に大魔王が魔法力を篭めてくれたからこそ分身体でも式紙の製作が出来るのだけど。
ちなみに『擬態』が文字通り『虹色の宝玉』の姿を偽装して、『催眠』が怪しいと思う思考を打ち消して、『条件爆破』で商談が纏まって手放そうとした瞬間に取引相手諸共木っ端微塵になって貰うという算段だ。
「そ、それに私達では合わせても金貨10枚なんてとても払えません。このお話は無かった事に…」
「そ、それなら金貨5枚…いえ!金貨2枚ではどうでしょう?」
「……」
とりあえず勇者に対して哀願の視線を送ってみる。
「さ、流石に形見の品を譲って貰う訳には…」
譲るってなんだよ。
普通に考えて『借りる』だろうが。
「あ~。そういえばこの娘、明日には売れ残りで鉱山送りになる予定でしたなぁ。鉱山送りになれば…まず生きては戻れないでしょうなぁ」
「っ!」
私は速攻嘘だと見破れるけど勇者(仮)は信じてしまったようだ。
「スミカちゃんすまない!君のお母さんの形見を俺に貸してくれ!」
「あ」
そう言って私の手から虹色の宝玉(偽)を取り上げて更に手持ちのお金と一緒に奴隷商人に投げ渡してしまう。
「ほっほっほ。お買い上げありがとうございます」
そうして渡された宝玉とお金をササッと懐に入れてしまう奴隷商人。
うん。これで100%偽物だって分からないね。
そして売り払おうとした瞬間にあの世行きだ♪
「それでは奴隷の契約を始めましょうか」
この世界で奴隷を購入したら『奴隷の契約』を主人と奴隷で結ぶ事になる。
これは私の本体がソフィアと交わした『擬似夫婦の契約』の強化版で『奴隷は主人の命令には逆らえない』『奴隷は主人以外に身体を許してはいけない』『奴隷は主人の命令なしで自ら命を絶ってはいけない』などの強い制約を掛けられる。
掛けられるのだが…。
「スミカちゃん。君のお母さんの形見は必ず俺が取り戻すからね」
「は、はい」
「ほっほっほ。それなら金貨58枚を借金という形で契約に組み込み、それを返済するまでの間は彼女が奴隷の主人となるようにしておきますかな?」
「…え?」
奴隷商人の提案に勇者(仮)の頬を引き攣った。
「いや。でも、ほら…スミカちゃんは女の子だし…」
「女性が主人なら貞操を散らされる心配も無いでしょう。借金さえ返せば良いのですから」
「うぅ…」
今晩にでも獣人の娘とエロい事をしたかったのか勇者(エロ)は項垂れる。
私としては獣人の娘に私の『貞操ガード』になって貰いたかったのだが、まぁ2人ならいきなり強姦されるという事も無いか。
「わ、分かった。借金を返すまではケミモミちゃんはスミカちゃんに預けておくよ」
「ほっほっほ。それでは契約を始めさせて貰いますよ」
そうして私は獣人の娘の暫定主人となったのだった。
獣人の娘の名前は『ケティス』といった。
年齢は14歳。髪の色は銀色に少し青みが混じった感じのセミロング。瞳の色は青。獣耳と尻尾は犬――というよりは狼のような形で白と青が混じったような色をしていた。
身長は勇者(仮)よりも低く、私よりも僅かに高い。
スタイルは――う~ん。正直、私の方が大きいね。
顔は美人というよりは可愛い言った方が良い美少女だ。
「……」
私はソフィアちゃんの方が好みだけど。
「とりあえずケティスちゃんの服を買いに行きましょうか。奴隷の服のままでは困りますから」
「あ」
で。私がケティスの必要品の購入を提案したら勇者――もうライノルで良いか――は表情を強張らせた。
「俺…金無いや」
それはそうだ。
なけなしの金貨2枚を奴隷商人に投げ渡してしまったのだから。
「少しなら私が持っていますので」
「うぅ。すまない」
まぁ今はケティスも私の奴隷だし、私が服を買い与えても構わないだろう。
というか実際の話、私って普通に金貨100枚くらい持っているし。
唯、強欲の奴隷商人に金貨1枚でもくれてやる気は無かっただけだ。
「ご、ご主人…様?」
「ん?」
そんな事を話していたらケティスが初めて口を開いて私を『ご主人様』と呼んだ。
「じゅ、獣人のケティスと…申します。末永く…よろしくお願い…致します」
「あ~。借金返済までの暫定主人だけど、よろしくね」
「は、はい♪」
私が頭を撫でるとケティスは嬉しそうに尻尾を振って喜んだ。
「あ、あの…俺も撫でて良いかな?」
「っ!」
ライノルが手を伸ばすとケティスは怯えたように私の後ろに回りこんでプルプルと震えだした。
「えぇ~」
「あ~。暫定とはいえ主人以外の人に触れられるのは契約上出来ないのかもしれませんね」
「そ、そうなのか」
いや。良く知らんけど。
★
とりあえずケティスの服を買い揃え、それからこの街で一泊するべく宿に向ったのだが…。
「それでは2部屋お願いします」
「え?俺…野宿?」
「いえ。私とケティスで一部屋使いますので勇者様はもう一部屋をお使いください」
「あ。そうだよね」
心の中ではライノルと呼び捨てにするけど口に出しては『勇者様』と呼ぶ事にした。
つ~か宿代も私が払うんだから文句は言わせん。
「……」
「っ!」
ライノルはケティスをジーっと見ていたけど、その視線に気付いたケティスは私の後ろに隠れてプルプル震えだす。
「が~ん」
それを見てライノルが地味にショックを受けていた。
部屋に入ってからまず私はケティスの服を脱がせた。
「あ、あの。私…初めてなんです」
「いや。お風呂に入るだけだから」
勘違い奴隷に訂正を入れて私も服を脱いでケティスと一緒に浴室に入る。
狭い浴室だがお風呂が付いているだけ十分だろう。
「ご主人様…綺麗♡」
「…ありがと」
まぁ贔屓目に見てもケティスよりも私の方が女性としては魅力的だろう。
複雑な気分になりながら私はケティスの身体を綺麗に洗っていく。
奴隷の扱いだったので彼女は結構色々汚れている。
「~♪」
私に身体を洗われるのが気持ち良いのかケティスはご機嫌だ。
え?炎の分身体である私がお風呂に入って大丈夫なのかって?
かなり高度に作られた分身体だし、そもそも身体をぶち抜かれたりしない限り炎が身体から漏れる事も無い。
お風呂に入るくらいは特に問題ない。
というか実際の話、さっき脱いだ服ですら私の体の一部として炎で出来ているが着脱くらいは余裕で出来るのだ。
勿論、炎には強い耐性のある衣服だ。
「あんっ♡」
とか考えていたらケティスが嬌声に近い声を上げて――恥ずかしそうに頬を染める。
「ご、ごめんなさい。私…あっ♡」
「ああ。奴隷の契約があるから主人に触れられると感度が倍増するのね」
「んっ♡そ、そうなのですか?あうっ♡」
「…多分ね」
「やんっ♡」
かなりエッチな声を上げているケティスだが私個人の感想としてはペットの可愛がっているような気分?
ソフィアを相手にした時のように私自身が欲情するという事は無いけれど、少しくらいなら可愛がってあげても良いかな~という気になる。
「さぁ。私に身を任せて」
「~~~っ♡」
ケティスはなかなか可愛かったと言っておく。
★
翌朝。
「う…うぅ」
「ご、ご主人様、大丈夫ですか?」
「うん。私は…大丈夫よ」
本音を言えば大丈夫じゃない
昨夜は一晩中眠らせて貰えなかった。
ケティスがお相手――ではなく…。
「(ソフィアちゃん鋭すぎ)」
私がケティスを可愛がったのを敏感に感じ取ったソフィアが猛烈にヤキモチ焼いて速攻で本体が土下座。
それから一晩中――ソフィアに搾り取られた。
『旦那様の性欲に余裕があるから過ちを犯すのです!だから…私が残らず搾り取って差し上げます!』
とかなんとか言われて――超気持ち良かったです。
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