第7話 『16歳。ライバル(?)登場(?)』


 クランクという小さな障害を排除した事で俺とソフィアの生活には平穏が訪れていた。


 相変わらずソフィアは俺にベタベタに甘えて懐いていたが――可愛いので問題ない。


 そんな調子で適当に冒険者ギルドで依頼を受けて、ゆっくりとランクを上げていき――俺は16歳になっていた。


 ちなみに俺の16歳の誕生日にはソフィアが過剰なサービスをしてくれて流石の俺も搾り取られて死ぬかと思った。


「旦那様。愛しています♡」


 搾り取られて気絶する直前までソフィアは俺に熱烈なキスをして離れなかったけど。


 ソフィアの方の誕生日はまだ先のようなので暫くは18歳のままだ。


 こうして俺とソフィアは暫くの間は『2歳差のカップル』として活動していく事になった。




 ★




 さて。とりあえず現状を整理する事にしよう。


 俺とソフィアは現在王都の冒険者ギルドに所属していてランクはD級まで上昇している。


 俺の所持している技能は火魔法、式紙、魔法力探査の3つ。


 ソフィアの方は水魔法のみだが製薬や水質変化など色々な面で俺をサポートしてくれる。


 勿論、夜の生活も含めて。


 資金の方はソフィアの作る魔法薬を売る事で大分溜まっている。


 具体的に言うと金貨20枚近く溜まっているので近々今利用している宿を引き払って家を買おうとソフィアと相談中だ。


「最低限、風呂のある家が良いな」


「広いお風呂があれば今まで以上に『色々』出来ますね♡」


「…そだね」


 娼館に居た時と比べソフィアは格段に綺麗になっている。


 髪や肌の手入れが段違いに良くなった事も1つの要因だが、ソフィアが俺に対して綺麗だと思われたいと積極的に行動している事が1番の要因だろう。


 そしてソフィアは娼館に居た頃より格段に――エロくなっていた。


 娼婦時代のソフィアは外面は兎も角、内面では嫌々客に対して身体を許して屈辱に耐えていた。


 その中には恐らく元貴族としてのプライドも少しは含まれていたのだろう。


 それが1人の男を愛する事になった途端、我慢も遠慮も必要なくなって、ひたすらに――そう、ひたすらエロい事を愛情表現として求める淫らな女に変貌した。


 ソフィアの頭の中では『俺との愛を深める=俺とエロい事をする』という図式が完全に成立しているらしかった。


 まぁ何が言いたいのかというと『エッチな女の子は大好きです♡』という事だ。






「旦那様。王立魔王学院というのはどういうところでしたか?」


「速攻卒業してきたからぁ…あんまり印象に残っていないなぁ…」


 今日も事後のピロートークでソフィアに色々と聞かれて寝落ち寸前の頭でペラペラ喋っていた。


 ああ。裸で抱きついてくるソフィアの身体が柔らかくて暖かくて良い匂いがして気持ち良いなぁ~とか思いながら。


「魔法学院に入るのって凄く大変なんですよね?」


「ああ…一般人は大変だねぇ…貴族は書類診査だけだから簡単に入れるよぉ…」


 実際、一般人が試験に受かって魔法学院に入れたのは俺の世代では500人の中でたったの3人だけ。


 けれど貴族なら入学金を払って書類診査を受ければ簡単に入学出来る。


 実際、俺の同世代で学院に入った人数は200人くらい居た筈だし。


「それなら毎年200人も学院の卒業者が世に出る訳ですか」


「んにゃ~…貴族でも入るのは簡単でもぉ…卒業するのは大変っぽいよぉ…」


 1度魔法学院に入ってしまえば金も権力も何の役にも立たず唯、実力を示し続けなければいけない。


 特に1年生から2年生へと上がる為の進級試験など難易度は高く、1年生が200人も居るのに対して2年生は100人に満たないという事実が存在する。


 当然、進級に失敗した奴は学院を追放で卒業資格など貰える訳も無い。


「3年になるのは更に難しくてぇ…20人くらいしか居なかったなぁ…」


「その中で何人くらい卒業出来るのですか?」


「多き時でぇ…5人くらいだって聞いたなぁ…」


 俺が受けた卒業試験は一般のものとはレベルが違ったが、それでも一般の卒業試験でも相当な難易度らしい。


 一般人には入るのも狭き門だが、貴族だって卒業するのは狭き門という事だ。


「旦那様が権利を行使した『飛び級』って余り使われないのですか?」


「使われないねぇ…普通に通うだけでも難易度高いしぃ…権利を使う奴は10年に1人居れば良い方って話だったなぁ…」


「卒業試験を前倒しで受ける人は?」


「そっちは50年に1人居れば良い方だなぁ…」


「…旦那様は?」


「俺はぁ…100年に1人の天才だって言われたなぁ…」


「なるほどぉ」


 ソフィアが更に強くギュッと抱きついてきて今までよりもっと心地良くなって眠気が増大していく。


「おやすみなさい、旦那様…愛しています♡」


「ああ、愛しているよ。ソフィア」


 出会ったばかりの頃は嘘だったけど、今は嘘じゃない。


 そうソフィアの耳元で呟きながら――俺は眠りに落ちていた。






 翌日のソフィアは起きた時からずっと機嫌が良かった。




 ★




 冒険者ランクのD級とC級の間には『見えない壁』があると言われている。


 真面目に依頼を受けていれば大抵の奴はD級まで進む事が出来るけれど、そこからC級に進む為には+αが必要になる。


 それは才能だったり運だったりするけれど、それがない大多数の奴はD級で足踏みして進めなくなる。


 C級になれるのは一種の『選ばれた者』だけというのが冒険者の中の暗黙の了解だった。


 勿論、C級に上がった者からすればB級は雲の上の存在という事になる訳だが、そんな事は実際にC級に上がった『選ばれた者』にしか分からない苦悩だ。


 そう考えると実はクランクとかいう冒険者は何気に優秀だったらしい。


 まぁソフィアの前でクランクの名前を出すような無用心な事をするつもりは無いが、それでも以前に女職員から忠告された事は俺が本当にF級の実力しかなかった場合は正しい認識であったと思う。


 だからといって奴に感謝する気は微塵も無いが。


「C級に上がる為にはD級で実績を示してからギルド長に許可を申請して認められる必要がある。実績も信用も無い君にはまず不可能」


「ふぅ~ん。冒険者ギルドにギルド長なんて居たんだな」


「……」


 毎度の如く、この女職員を沈黙させてきたが流石に飽きてきた。


 そんな事を考えていたら1人の男――と言うより少年が冒険者ギルドに入ってきた。


 毎日のように冒険者ギルドに出入りしてダラダラしている俺が見かけた事無い少年だったが妙に目付きが鋭く、身体は筋肉質で、野生的な雰囲気を醸し出していた。


 少年が受け付けに向うと、いつの間にか女職員が受付に移動して笑顔で対応を開始していた。


「…いつの間に」


「レイラさんも妙な特技の多い人ですね」


「レイラ?」


「あの女性職員さんのお名前ですよ。ご存知無かったのですか?」


「…興味なかったから知らんかった」


 というかソフィアが女職員の情報を持っていた事自体が驚きだ。


「なんとなく…彼女は警戒しなくてはいけない気がしたので」


「そ、そっすか」


 どうやらソフィアの『乙女心センサー』が反応した結果らしい。


 別にあの女職員――レイラだったか?――に特別な感情など抱いていないがソフィアの乙女心としては警戒に値すると判断したのだろう。


「いらっしゃいませ。御用件をお伺いします」


 そんな俺達の会話を他所に対応を開始するレイラ。


「ギルド登録を頼みたい。15歳以上であれば登録出来るのだろう?」


「はい。それではこちらの書類に必要事項を記入お願いします」


「…分かった」


 少年はレイラの指示に従って書類を書いていく。


「話から判断するに、あれで15歳なのか」


「その割に随分と大きいですね」


 俺達が『大きい』と判断したのは身体というか身長の話。


 俺は特別発育が良い方でも無いので16歳の現在で身長は170に届かない程度しかない。


 ソフィアは俺より少し低いので160と少しくらいだろうか?


 それに対して15歳の少年はパッと見180近くあるように思える。


 15歳の少年としては随分と高身長だ。


「出来たぞ」


「はい。それでは…レギニア=フォーレスト様。本日よりF級の冒険者と認定させていただきます。こちらはF級用のバッチになります」


 高身長の少年――レギニアというらしい――の登録は無事に終わってバッチを授与される事になったのだが…。


「F級とはなんだ?」


「冒険者のランクです。一般に登録された方は全てF級から始まりE級、D級、C級と徐々にランクが上がっていく事になります」


「面倒だな。C級かB級くらいから始められないのか?」


 なんか変な事を言い出した。


「え~と。何か特別な資格をお持ちならば上のランクで登録する事も出来るのですが…何か資格をお持ちですか?」


 流石に困惑するレイラの言う『資格』というのは俺の持っている『王立魔法学院の卒業証明証』に附属しているもの等だ。


 それ以外にも『王立騎士学院』などの卒業証明証を持っていれば冒険者ギルドの登録時から高ランクから開始出来る権利がある。


 が。王立魔法学院だろうと王立騎士学院だろうと15歳から入学を許可されて3年掛けて卒業するのが一般的だ。


 俺のように『飛び級』するような奴は滅多に居ない以上、15歳の奴がそんな特別な資格を持っている訳がない。


 持っている訳がないのだが…。


「俺は強い。B級やC級の奴が相手でも負けない」


 資格云々ではなく危ない事を言い出した。


「冒険者ギルドのランクに関しましては『実績や信用』によって上昇するシステムです。強さが必要ないとは言いませんが、それだけを証明されましてもランクを上げる材料とはなりませんのでご了承ください」


「話にならん。責任者を呼べ」


「ご不明な点がございましたなら私が対応を…」


「責任者を呼べ」


「…分かりました」


 レイラは深く嘆息をして席を立って奥の部屋へと消えて行った。


「ちっ」


 それを不機嫌そうに床を靴の爪先でカツカツ叩きながら待つ少年。


 当然、俺やソフィアを含めて冒険者ギルド中の視線を集めていてレイラが消えると同時に周囲をザワメキが支配する。


「世の中にはあんな人も居るのですねぇ」


「俺から言わせて貰えば自信が有るのか無いのやらって感じだけどなぁ」


「何故ですか?」


「だって指定したのはB級までが上限じゃん。本当に自信があるならA級を指定しても良い筈だろ?」


「ああ。そういえばそうですね」


「それなのにB級までを指定したって事は、自分が強いと言いつつA級には勝つ自信が無いって事だな。だから俺から言わせれば微妙な自信ってとこだな」


「…勝手な事を言ってくれるな」


 などとソフィアと話していたら背後から声を掛けられて振り返ったら例の少年――レギニアが忌々しそうに俺を睨みつけていた。


 どうやら周囲のヒソヒソ話に対して俺の声は少々大き過ぎたらしい。


「表に出ろ」


「冒険者ギルド内での暴力沙汰はご法度で、規則を破れば追放もありえるぞ?」


「心配するな。俺はまだ冒険者じゃないし表に出れば『ギルド内の揉め事』ではなくなるって事だろ?」


「……」


 別にこいつの喧嘩を買ってやる義理などないのだが…。


「…旦那様」


「やれやれ」


 嫁に良い所を見せる意味でも少し張り切ってみるかな。






 冒険者ギルドの外に出た俺達だが当然のように沢山のギャラリーを引き連れていく事になった。


「始める前に一応名乗っておく。レギニア=フォーレストだ」


「ラルフ=エステーソン。冒険者ギルド所属。D級」


 とりあえず向かい合って数メートル離れての自己紹介。


 正面から見たレギニアは褐色の肌に野生的な黒と銀の混じったような長髪の一般的に見れば『ワイルド』と称されるような本当に野性味の外見をしていた。


「ちっ。D級か」


 高ランク冒険者を倒して一気に実力を証明でもする気だったのか俺がD級である事が気に食わないようだ。


 それでもレギニアは俺をジロジロ観察して、そして俺に近くに待機しているソフィアに目を付けた。


「俺が勝ったら、その女を貰う」


「阿呆か?お前」


 何故かソフィアを賞品にしようとする馬鹿を阿呆認定してやった。


「唯、勝負をするだけではつまらんと言っているんだ」


「お前みたいな貧乏人にソフィアを景品にする資格はねぇよ」


「あ?」


「お前にソフィアと釣り合うような対価を提示出来るのか?ソフィアは超良い女だぞ」


 俺に一方的に賭けさせるなんて不平等な賭けには乗らないし、それ以前に俺の価値観ではソフィアに釣り合うものなどこの世の何処を探しても存在しない。


「お前が勝ったらコイツをやる」


 だと言うのにレギニアは自前の鞄から赤い宝石のような物を取り出した。


「魔法石だ。十分な対価だろう?」


 魔法石。子供の頃に見たゴーレム兵士の核となっていたのがその石で、魔法生物を作り出すのに必須と言われている希少石だ。


 確かに貴重な石ではあるのだが…。


「そんなガラクタがソフィアと釣り合うと本気で思っているのか?」


 式符がある俺にとっては文字通りのガラクタだ。


「負けるのが怖いならさっさと降参しろよ。ほら、せめてものハンデで俺は素手で戦ってやるぞ」


 もう、これ以上阿呆な提案をされる前にさっさと挑発して始める事にする。


「…ド素人が」


 そして奴もまた武器を持たずに――というか最初から武器を所持していなかったので素手で戦うタイプだったのだろうが、俺に対して正面から突っ込んできた。


 戦闘開始だ。






 正面から突っ込んでくると言っても実際には左右に身体を振りながら大きく踏み込んで拳を突き出して…。


「っ!」


 拳が俺に命中する直前にその身体が硬直する。


「ていっ」


「がっ!」


 その隙を逃さず俺は奴の拳の当たらない位置に移動して正確な動作で拳を奴の顔面に叩き込む。


 それほど力は入れていないがガツンという確かな手応えが返ってくる。


「ちぃっ!」


 流石に1発で倒れる事は無く、すかさず体勢を立て直して再度俺の懐に飛び込んできて…。


「っ!」


 今度は拳を突き出す間もなく身体を硬直させた。


「とりゃっ」


「ごっ!」


 俺は更に正確な動作で奴の顔面に拳を叩きつける。


 え?俺が奴に何をしているのかって?


 そりゃ地面の中に初級の火魔法で作り出したレーザーの素を仕込んで、俺に接近する度に足に極細の弱レーザーを撃ちこんでいるだけですけど?


 地面の中にあるので察知出来ないし、髪の毛よりも細いレーザーで神経を強く刺激しているだけなので傷跡も残らない。


 唯かなりの衝撃なので確実に動きが硬直して止まるだけだ。


 で。硬直した隙にボクシングスタイルのパンチを顔面に叩き込んでいるって訳だ。


 正確な動作から繰り出される完璧なパンチというのは、思いっきり力んだ状態のパンチよりも遥かに内部に浸透して――効く。


 強さに自信があるみたいだし数発なら問題ないだろうが、俺に接近する度に硬直して隙だらけになったところに正確に内部に響くパンチを受け続けるのはかなりしんどい。


 意味不明の現象に混乱し、更に予想以上に効くパンチを受け続けた奴は顔を青痣だらけにして――それでも俺を睨みつけて懲りずに突っ込んでくる。


「ぐっ!」


 原理は分からなくとも俺に接近すると身体が硬直するという法則は見つけ出したのだろう。


 奴は硬直する身体を無理矢理立て直して…。


「ぼごっ!」


「あ」


 予想以上に綺麗に決まったアッパーが奴の顎をまともに捕らえた。


 そして顎を打ち抜いた瞬間に奴の意識を完全に刈り取った。


「あ~らら」


 白目を剥いて地面に背中から落ちた奴を俺は肩を竦めて眺める。


 もうちょっと屈辱的な負け方の演出を考えていたので予想以上に綺麗に決まってしまって少し残念だ。






「お怪我はありませんか?旦那様」


「ああ。見ての通り無傷…でもなかったな」


 普段使わない拳を使って人間の骨を素手で殴ったので少し皮が剥けて少量の血が滲んでいた。


「直ぐに治しますね♡」


 その俺の手をソフィアが両手で優しく包み込んで水魔法の治癒術で癒してくれる。


 ソフィアの手から青い光が漏れて俺の手の怪我は綺麗に無くなった。


「ありがと。ソフィアの治癒術は最高だな♪」


「~♡」


 俺が礼を言って褒めるとソフィアは機嫌良さそうに俺に腕に自分の腕を絡めて定位置を確保した。


「さてと」


 それは兎も角、俺は白目を剥いて倒れたレギニアの鞄から魔法石を没収する。


「あら?それ貰っちゃうのですか?」


「俺はソフィアを賭けの対象になどしないと明言したが、奴はこれを賭けないと名言していなかったからな。勝った俺が貰っても文句を言われる筋合いはないなぁ」


 魔法石は特に欲しい物でもなかったが貰える物は貰っておく主義だ。






 俺が冒険者ギルド内に戻ってソフィアを隣に侍らせながら戦利品の魔法石を調べていると外で僅かな喧騒が起こり、レギニアが目を覚ましたのだと察する。


「初めまして。私はこの冒険者ギルドのギルド長を勤めさせていただいている者です」


 そして俺の無駄に高性能な耳が外で行われた会話を拾い上げていた。


「状況は理解出来ていますか?」


「俺は…負けたのか」


「はい。君はB級やC級どころかD級の冒険者を相手に完膚なきまでに敗北しました」


「……」


 どうやら俺とレギニアの対戦をギルド長も見ていたらしい。


「更に言わせて頂くのなら彼はD級に上がったばかりの…言ってしまえばD級の中でも下位に位置する冒険者です」


 俺に聞こえないと思って好き勝手言っているのだろうが事実だとしても失礼な事を言うギルド長だ。


「実際の話、君の強さはB級の冒険者と比較しても引けは取らないでしょう」


「……」


「けれど君を一方的に叩きのめせる強さを持った彼でさえD級なのです。その理由は分かりますか?」


「…奴に実績と信用が無いからだ」


 おい。


「その通り。強いだけでは冒険者は務まらないのです。何よりも実績を積み重ね、信用を勝ち取って初めて冒険者という職業が成立するのです」


「ああ。良く分かったよ」


 こいつら――なに人をダシにして良い話で締めようとしてやがんだ。


「旦那様?どうなされたのですか?」


 表に会話によって俺の機嫌が斜めになった事に隣に居たソフィアが気付いてくれた。


「ソフィア。俺って実績も信用もない冒険者なんだってさ」


「まぁ。私は誰よりも旦那様が素晴らしい方だと存じていますし、誰よりも旦那様の事を信じていますよ」


「……」


 考えてみれば有象無象の評価などどうでも良いんだった。


「あんっ♡」


 とりあえず一途な思いを寄せてくれるソフィアを抱き締めて大いに癒される事にした。




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