第46話 ナンピン買いの例

実際私が損切りを使わずにナンピン買いでしのいだ例がある。

東急不動産だ。

ここは東急ハンズを運営していると言ったら馴染みが出てくるのではないだろうか。


当初私は907円で100株購入した。

そこから2か月間緩やかに値下がりを続けたので、869円で再度100株購入した。

これで平均取得単価888円で200株を保有したことになる。


しかし2週間の間にまだまだ下がり続けたので、822円で100株購入した。

866円で300株保有となる。


値下がりは止まらない。

更に2週間後に今度は800円で100株購入した。

850円で400株の保有だ。


数か月後やっと株価が860円に値上がったので、300株を売却した。

3千円の儲けを出した上に、850円の取得単価で100株保有し続けた。


それからまた数か月後に今度は735円まで値下がったので今度は一気に400株を買った。

これで758円で500株の保有となる。


そして850円まで値上がったので400株の売却を行い、3万7千円近くの儲けを出した。


結果として、合計で4万円儲かった上に取得単価を150円近く下げて東急不動産の株を保有し続けている。悪くない状況だ。


これらの動きを分かりやすく書いてみる。



① 907円×100株 購入

② 869円×100株 購入 →(888円×200株 保有)

③ 822円×100株 購入 →(866円×300株 保有)

④ 800円×100株 購入 →(850円×400株 保有)

⑤ 860円×300株 売却 →(850円×100株 保有)3千円儲け

⑥ 735円×400株 購入 →(758円×500株 保有)

⑦ 850円×400株 売却 →(758円×100株 保有)3万7千円儲け



結果として907円で100株保有していたものが、4万円儲けた上に758円で100株保有となっている。

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