第40話 会社を見るポイント
この会社は儲かっているのか、買ってもいい会社なのか。その判断が難しい。
先程説明したBPSの他にも私が判断するポイントがある。
上場企業は株主に営業成績を公開している。
株主になると毎年細かい会社の状況が記された冊子が郵送されてくる。
しかし私は会社の決算書を見てもあまり頭に入ってこない。貸借対照表とかいう決算書が3種類程あるらしいが、もうこの漢字だらけの名前を見ただけで拒絶反応が出てしまう。
売上が〇〇円だが、負債が〇〇円あって、資本金は〇〇円でと説明を聞いているだけで投げ出したくなるのだった。
ということで『純利益』だけを見ることにしている。
細かいプラスマイナスの資金の流れは置いといて、要は今年度いくら儲かったのか最終結果が純利益であるので。
ここがマイナスだったら赤字と判断する。
お金以外にも会社の現状を知る方法としてよく使う手がある。
それは会社のホームページを見て採用情報をチェックしてみることである。
しっかりと採用募集を行っているところは将来性がありそうなところ。採用募集を行っていないところは、人材を雇う余裕がない危ないところと判断していた。
最近ではお気に入りになったレストランやお店を見つけると本社を調べてしまう。そこが上場していれば購入を検討するのだ。
これがけっこう重要な事のように思う。
実際利用して良かったと思えたところは、他の人も良いと思うはずである。そうすれば売上は上がって株の値上がりも期待できる。
お店の雰囲気も見ることができたし、そこにいた客の反応も直接知ることができた。従業員に覇気がないところは会社としての飛躍も期待できない。
書類上では知ることができないすごい強みである。
私はお買い得と思われる会社を見つけた時、実際その店舗を調査しに行ってみたことがある。
そこで感じが悪いと思ったら、そんな会社いつか潰れてしまうだろうし、応援する気も起きないので株の購入はしないと判断しているのだ。
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