勉強しないまま １円も損しなかった 株の話

第39話 優待をたくさん貰う裏ワザ

株主優待は先程話した通り、ほとんどの企業は株をたくさん保有していても保有数に比例して優待券を貰えるわけではない。

しかしたくさん貰えてしまう裏技があるのだ。

それは『家族がそれぞれ証券口座を持つこと』である。

証券会社の口座は、一緒の家で暮らしていても夫名義と妻名義で口座を持つことができる。

だからそれぞれで１００株ずつ買えば、優待券が２倍もらえてしまうのだ。

５倍の株数を保有しないと２倍の優待券がもらえないところが、２倍の株数の保有だけで済んでしまう。

子供だって保有することが可能だ。

４人家族の場合、それぞれの名義で株を１００株ずつ買って４倍の優待をもらうこともできてしまうのである。

ここで家族名義の口座を勝手に作って自分が操作すればいいと思った方は、それはやってはいけないことと忠告しておく。

家族といえども他人が口座を作るのは良くない。だから家族にお願いして作ってもらって、家族全員でお得な優待を共有するというのが良いと思う。

ただ我が家ではこれはやっていない。

株を２倍買うよりかは、限られたお金なので、最低単元でたくさんの会社を保有したいというのもあるし、別名義の口座なので自分のものではないからだ。

それにどこかやましい気持ちを持ってしまう。

株は不正なことをすると処罰の対象となってしまう。法律違反すれすれのことをするより、隙を見せないで気持ちよく投資をする方が楽しいので。

一応付け加えておくが、違う証券会社でそれぞれ口座を作るというのは無意味である。

使い分けるという意味では役にたったりするが、別々の口座で同じ会社の株を買って、それぞれ口座で１００株ずつ保有ということになっても、株主優待が２つ届くということはない。