第30話 225銘柄は安心材料

ある時、株をいろいろ探していたら『東証ETF』という市場が登場した。

「なんだ、これは?」状態である。


東証1部とかとは違うのか?

名前も『〇〇信託』とか『〇〇投信』とか会社なのかすら分からないところばかりだ。

ネットでETFと検索してみてもやっぱりよく分からない。

とりあえず会社ではなさそうとだけ理解してみた。

株式市場で売り買いができるらしいのだが、株であるのかすら怪しい。


このETFとは上場信託投資というもので、特定の会社の株というわけではない。

あるETFでは、日本を代表する会社225社にまんべんなく投資できて、日経平均株価などの上下に連動して値段が上下していく。

この「まんべんなく投資」を購入するというイメージだろうか。


知り合いからの説明だと、外国人が日本の株を買いたいのだが、どの会社が良いかよく分からないから、ETFで日本経済全体に投資をするという使い方もするらしい。

これは会社と違うから倒産のリスクはないし、どの会社を買えばいいか調べる手間がいらないということでお勧めできるもののようだ。

とりあえず株とは違うみたいだし、私の頭がパンク気味になってきた。なんかわくわくできなかったので、今のところはまだ手を出していない。


だって普通の会社の株だったら、買ったところを応援することができる。スーパーでその会社の商品を優先的に買ったりできる。

冷凍チャンポンが売っていて、メーカーが日清とニッスイだった場合、間違いなく株を保有しているニッスイを買っていたので。

ところが225社だと会社を応援というよりも、ただ景気が良くなれと漠然としたことしか思えなくなりそうだ。

このETFに投資している人は多いので、225銘柄の会社の株だけ値上がりしやすいというようなことも起きてくるらしい。

225銘柄とは日本を代表する企業で入れ替わりもある。

パソコンで調べれば全企業の一覧が出てくるので、そこに含まれている企業は値上がりが期待できると判断してもいいかもしれない。

とりあえず今の私にはその使い方しかしていない。

探していたときにびっくりした謎のETFについての感想であった。

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