誰かがこう言っていた「短編も積もれば中編、積もれば長編」

 いち創作論として、ここで語られているものはまったくの正論である。短編いわば読み切りで自信と構成のコツをつかみ、様々なジャンルに挑戦して創作の幅を広げる。とかく毎日書くことは、書かないよりも良い。それは間違いのないことである。
「でも作品の内容がある程度決まってないと、見切り発車で書いてたら行き詰まって書けなくなる……」
「書きたいシーンだけ書いていったら話の整合性が取れなくなっちゃった……」
 そんな心の声との闘いに、エールをくれる作品でした。あ、書こ……。