働く人コンに読専参加してみる
働く人コンテスト作品レビュー①
さて、少しづつお仕事コンテストの作品を読んでいるので、今日は二つ作品を紹介しようと思います!
私は完結作品から読んでいくので、完結したものの中から題名とあらすじ、一話目を読んでピンときたものを読んで見ました! それではまずはコチラから!
◇『瀬戸内レモン』作者 市來 茉莉
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882298322
まばゆい日差しと潮の香が魅力的な瀬戸内を舞台に、大手珈琲屋の営業の涼とレモン農家で未亡人の珠里の二人の同級生を描く、ノスタルジーたっぷりの作品。
味わいのある爽やかな文体がテーマにぴったりで、鮮やかな瀬戸内の光景が目に浮かびます。
沢山出てくる美味しそうなスイーツに甘酸っぱい恋模様。どうやってスイーツを売り出すかというお仕事要素もきちんとあって、ちょっと大人の女性にオススメな素敵な小説です!
角川文庫は大人の女性がメインの読者層なだそうなので、この小説はまさにこのコンテストにピッタリな作品ではないでしょうか。
◇命(アニマ)の声が聴こえる 作者 和本明子
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154868760
市役所の職員である主人公が、ご当地キャラを作って町おこしをする、という内容。アニメや声優が好きなので、あらすじを見て興味が湧き読んでみました。
あっさりとしたライトな文体で非常に読みやすいですし、私の住んでいる県にもご当地キャラのいる地域があったりして、実際にこういう事あるんじゃないかな、というリアリティーを感じました。
市役所の仕事だけでなく、絵師や声優の世界の厳しさも感じます。
知恵を出し合って行動に移し、出会いがあり、それによって新しいことを知り、困難があって、それを乗り越えて......特にラスト付近の展開には引き込まれます。
初めにこのタイトルを見たときは、地味で重く見えるので、損しているんじゃないかと思ったんですが、全部読み終わってみると「それでこのタイトルなのか」としっくりきました。
「働く人」の楽しさや大変さがつまった素晴らしい作品だと思います。
今回はこの二つです!
特に『命(アニマ)の声が聴こえる』はクオリティに反して評価が低いので、ぜひ皆さんに読んでいただきたいですね!
それではまた☆
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