ぐさっと、刺さります。そのどれもが、心の奥底に沈殿しているような、形にならない思い。意識をしないまま…でも、本当はいつも思っていること。そんな思いを、これほど無駄のない言葉で形にしてみせる。ああ、と頷いてしまう。そして、そのタイトルも、作品の魅力をこの上なく正確に伝えています。たくさんの言葉がいくつも心に残る、印象深い作品です。
意外。如月芳美さんの他作とは、印象がスゴく違う。いや、ビックリした(良い意味で)。感受性豊かで、表現力に富んだ、器用な作者に脱帽。KADOKAWAが書籍化したのも納得だわ。貴女とのやり取りの部分が特に良いと思った。
短い文章がストレートに心のど真ん中にくる!伝えたいな~、なんかこの感情!とにかく解る!
著者は中編~長編を得意とするようだが、短編においても非凡な才能を披露している。期待と絶望の入り交じった主人公の心情を、行間で読者に想像させるような手法の本作は、ぽつりぽつりと紡がれる少ない言葉の本当の意味が伝わってきて、胸が締め付けられるようだ。『その他』に分類されているが、主人公と『貴女』の切ない恋愛事情が豊かに表現された逸品だと思う。
ここにおるよ♪ずーっとおるよ!!(*´-`)
読み始めは一瞬、ホラーかと思いました笑笑教科書に載ってるような優しい詩のような印象を持ちました。これからも頑張って下さい!