夏空の残月、海岸の自動二輪
きっとベルカとストレルカは今頃 クドリャフカと月面を駆けてる
「あぁ、もしや 君はクドリャフカちゃんですか?」地球見下ろして初めまして
バスを降り広がる景色 白ワンピの君と目が合い夏が始まる
向日葵の花束抱いて墓地をゆく お盆の末に降る蝉時雨
廃館のプラネタリウム 「人それぞれに
名を呼べばスカーレットに染まる頬 震える両手 まだ夏休み
田んぼ沿い 母の手を取り歩く夏 上京前夜 響く遠雷
虹が落ちたのかと思う。七色の紙飛行機を見送って、夏
海岸の自動二輪 (誰も乗らない) 来世は夏風になってください
夏空の残月 二度と会えないきみ 月の町に夏は来るんですか?
【歌集】狐の嫁入り かぐやうさぎ @Kiyokun
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。【歌集】狐の嫁入りの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます