ノスタルジック・シンドローム

悠久のひまわり畑 きらめける麦わら帽の君に手を振る


レコードの音飛びのよう 梅雨の夜 赤い瞳に言葉詰まらす


バスを降り広がる景色 白ワンピの君と目が合い夏が始まる


夜明けには東京へ発つ 海岸の廃灯台で告げたさよなら


夕暮れ、バス停。僕らはこの夏をいつか思い出し泣くのだろうか


見下ろせばそこには地球があるだけで 国境は無く ひたすらに青


月面にひとり 地球に居た頃の自分を想う 団子食べよう

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る