すけこまし 5/6 ~悠と亮太、詩織、三人の夕飯~

 夜七時半ごろ、詩織さんは悠の部屋にやってきた。悠は、来てくれれば御の字、多分来てくれないだろうなと思っていたが、一人で誘いに行った亮太によると、二つ返事でオーケーしたらしい。


 親子丼が出来るまでの間、亮太に詩織さんの相手をしてもらっていた。もちろん実際には、詩織さんが亮太の相手をしていたのだが。

 悠は二人の会話を料理しながら背中で聞いていた。笑い声が絶えなくてとても楽しそうだ。亮太が学校の友達や先生の事を教えているらしい。詩織さんは話を膨らませたり、褒めたりと、亮太をとても可愛いがってくれている。


 その後出来上がった親子丼を三人でお喋りしながら食べた。詩織さんが教育学部に通っているとか、悠が勤めている定食屋がどうとか、お喋りの内容はたいした事ではない。だが、食事をしながらのお喋りで、悠には安心感生まれてきた。詩織さんの表情も、かつてないほど柔らかくなっている。

「ねえ悠、おれたまねぎ嫌いなんだけど」

 亮太が不意に放ったセリフに悠は目を丸くした。

「ええ? 昼食べた牛丼にも入ってたじゃん。全部食べてたよね?」

「うそ? 入ってなかったよ!」

「入ってたよ!」

「絶対入ってなかった! おれ食べらんないもん!」

「絶対入ってた! 私食べたもん!」

 二人を眺めていた詩織さんが声を立てて笑った。

「ねえ食べらんない!」

 亮太がもう一度言い、悠は詩織さんをちらりと見た。

「…詩織さんに頼んでみな」

 亮太は詩織さんの方に向き直った。

「ねえ詩織さん」

「詩織でいいよ」

「たまねぎ食べて」

「うん。ちょうだい」


 亮太の残した玉ねぎも食べ終わり、詩織は最後に残っていた味噌汁を飲み干した。

「あー、美味しかった」

 言い終わった直後、今まで楽しそうだった詩織の表情はふっと曇った。全体としてみれば笑顔だが、頬に悲しみが滲んでいるようにも見える。悠はその変化を見逃さなかった。

「ねえ詩織、昼間、怒鳴ってたよね」

 口から自然にぽろっとこのセリフが出た。そういえばいつの間にか「詩織」と呼び捨てにしている。詩織は恥ずかしそうにくすりと笑った。

「やっぱ聴こえた?」

「聞こえるよ。だって山崎さんにも聞こえたんだから」

 詩織はまたくすりと笑った。悠はほんの少し勇気を出して、気になっている事を聞いてみた。

「あれ彼氏? やっぱり浮気だった?」

「うん」

 詩織はまだ笑顔を浮かべている。何か話してくれるかもしれない。この話をするには、ハッキリ言って亮太は邪魔だ。

「ねえりょうた、いまのうちにシャワー浴びてきな」

「んー…」

 亮太は眠そうな、嫌そうな呻き声で答えた。

「浴びてきなって! 歯も磨いてきな」

 亮太はしぶしぶ立ち上がった。悠は亮太が行ってしまうのを今か今かと見守っていた。


―― ほーら、早く行け早く行け…。行ったな? よし!


「ビールあるよ。私一人でも飲むから、遠慮しないで」

「うーん…」

 詩織は、はにかんで一度目線を関係ない方にそらした。

「少しもらっていい?」

 悠は食器棚から出した二つのマグカップをさっと洗って、缶ビールを注いだ。


―― 楽しくなってきた!


「さてと。もしよかったら、少し話してよ。何ができるわけでもないけど、話して気持ちが軽くなる事だってあるし。もちろん誰にも話さないから」

「うーん…」と言いながら、詩織はまた目線をそらせた。

「あ、ごめんごめん。気にしないで。話変えよう」

 慌ててそう言うと、詩織の方も慌てて言った。

「あ、いや、話したくないって事でもないんだけどさ…」

「ん?」

「あのさ、なんて言ったらいいのかな……悠、どんな気持ちでそれ聞いてる?」

 これは明らかに悠を試す質問だ。うかつな事は言えないが、詩織のねらいが何なのかは全く分からない。結局は正直に気持ちを話すのが一番いいだろう。

「浮気されてかわいそうだなって事もあるし…あと正直、こういう話するの楽しいから聞きたいってのも…ある」

「あっははは!」と、すぐさま詩織は笑い出した。

「やっぱりね! 実際さ、それあるよね! 楽しいから聞かせてって言われたら、じゃぁもう話すよ」


―― よっしゃあっ!!


「よーし、じゃあ聞かせな! あの彼氏との出会いから全部!」

 詩織は座りなおして軽く咳払いし、話し始めた。

「最初に会ったのは去年、私が入学したばっかりの頃。新入生歓迎イベントみたいなのがあってさ。一年先輩のあの人から『君どこの子?』って聞かれたんだよ」

「『どこの子』?」

 悠にはこのセリフの意味がよく分からなかった。『どこの子』ってどういう事だ。迷子だとでも思ったのか? 悠の疑問に気付き、詩織はすぐに補足した。

「あ、大学のさ…『学科どこ?』って事。うち教育学部しかないんだけどさ、国語科とか、数学科とかあるから」

「あー、そういう事か」

「で、あの人の入ってるサークルのブースに、友達と一緒に連れてってもらって」

 悠には全くイメージが浮かばないが、いちいち知らない事を聞くのは面倒だ。本筋と関係なさそうなところは聞き飛ばしてしまおう。

「幼稚園児とか小学生と一緒に遊んであげる、そういう場を作る…みたいなサークルだったんだけど、子供の事すごく熱く語っててさ」

 熱く語る男子、これは悠にもイメージが浮かぶ。

「それ、誰に語ってたの?」

「新入生に」

「新入生全員に?」

「え…まあ、いくつかのテーブルに分かれて座ってたから、三、四人かな」

「詩織に向かって話して、違う子が話に入ってきたら、その時だけその子の相手する…みたいな感じじゃなかった?」

「あー、そうだったかも…」


―― 隠れた肉食系男子ってとこか。下心見え見えだな。詩織はそれに全然気付いてなかったのか。


「それはね、『俺熱い人』アピールだよ」

「えー、アピール?!」

「絶対そう。まあでも、好きな人にアピールするのはおかしな事じゃないけどね。その後は?」

「私はそのサークルには入らなかったんだけどさ、友達は入ったんだよ。でさ、授業始まって二週間くらいした頃かな。私の友達、美紀って言うんだけど『美紀もいるんだけど、一緒にお昼食べない?』って連絡がきてさ」

「友達の存在ちらつかせてきたんだ。怪しい香りがする誘い方だな。で、行ったんだね?」

「うん。大学生ってそういうもんなのか、みたいにしか考えてなかった。それでさ、三人でお昼食べる曜日決めようよって事になって」

「週に一度?」

「ううん。二度。火曜と木曜。でね……あ」

「なになに?」

「木曜は私もあの人も、お昼休みのすぐ後の授業なかったんだよね。美紀はあったけど。これきっとさ…」

「わざとでしょ。多分美紀って子から詩織の授業の事聞いてたんだよ。実際どうだった? 木曜の昼休みの後」

「……二人でおしゃべりしてた」

 苦笑いしながら答えた詩織に、悠は間髪入れずに返した。

「完全に思う壺だよそれ!!」

「悔しい! もう最悪! 最悪だよほんとに!」

 ほろ酔い状態の二人は顔が赤い。悠だけでなく詩織もニコニコしている。


―― 楽しいな。こういうの久々。


「夏休みに入ってから、遊びに行こうって誘われてさ」

 急に悠が口を挟んだ。

「何人かで遊ぶ……のはずだったんだけど!」

 さらに、クレシェンドをかけながら続ける。

「行ってみたら『ごめん、他の人来られなくなった』で『せっかく来たし、しかたないから二人で』だったでしょ!」

「え、なんで! なんで分かるの?!」

「よくある手だよそれ! よくある手! わざと!!」

「悔しい! ああ悔しいっ!! 私が思う壺にはまった事より、むしろ悠に一発で当てられた事の方が悔しい!」

 二人とも笑いが止まらない。冷静に考えれば大して面白くないのに。


 悠にはもう、そいつがどんな男かは想像がつく。恋愛経験の浅い女の子を手玉に取って遊ぶ、要するにスケコマシだ。それもかなり典型的な。高校生時代にもそんな男を何人も見てきたし、岡本食堂にもまれにそれっぽい客が来る。

「それで、その後は?」

 詩織は少し息を整えて話を続けた。

「少ししてから、今度は新しくできたお店に何人かで一緒にご飯食べに行こうって事になってさ」

 悠はニヤリと笑ってみせた。

「それは本当に『何人か』だったでしょ?」

「ぶっ!」と詩織が吹き出した。図星らしい。

「それはね、二人きりの時間を過ごした後に他の人と一緒に会って『自分にとってこの男の人との関係はほかの人と違う』って自覚させるというか、思い込ませる、みたいな事を狙ったんだよ」

「うわー…そんな事まで考えてたんだ」

 詩織はショックを受けつつも、清々しそうな表情をしている。

「で、その後は?」

「その後、二、三回、カラオケとか食事とかして、告白されて、付き合い始めた。夏休みが終わる少し前だったかな」

 悠にとってはここから先が一番興味をそそられる部分だ。詩織は元カレとどんな時間を過ごしていたのだろう。

「デートはどんなとこ行った?」

「映画とか、水族館とか、私が好きなバンドのライブとか。吉祥寺とか深大寺にも行ったな」

「全部向こうがセッティングしたでしょ?」

「え、うん」

「コントロールしておかないとまずいからね」

「うーっ!」

 詩織は左手の拳を振った。「もっと早く気づいていれば!」というジェスチャーだ。

「ねえ、去年の相手の誕生日どうしたの?」

「ちゃんと二人でお祝いしたよ? 夜、レストランで」

「昼間は何してたんだろうね」

「ああーっもう!!」

 もっと早く気付いていれば!!

「付き合い始めた時はどんな感じだった?」

「すごく優しかった」

「その後は?」

 二人とも顔は笑っているが、空気はだんだん静かになってきた。

「いや…実はさ、ずっと優しかったんだよね」

 悠は何も言わずに詩織の顔を見つめて、話を促した。

「私が風邪ひいてもさ、家に飛んできてくれるし。記念日なんかには必ずプレゼントくれるし。だから私の方も、こう…向こうとの関係に入れ込んでしまったというかさ…」

 悠はまだ詩織の顔を見たまま黙っている。

「だからさ、浮気されるなんて夢にも思わなかったんだよ。今日、二人がうちに来るまでは。でさ、『浮気してた』って言われたときにドキッとして」

「それさあ」

 悠が口を開けると詩織の表情も体も一瞬強張った。

「ドキッとしたって事は、実は心の隅でなんとなく思ってたんじゃない? 『この人の気持ち、私の方に向いてないな』って」

「……そうかも」

「詩織、本当はちゃんと相手の事見てるんだよ。ただ恋愛経験不足だっただけでしょ」

 悠がそう言うと、詩織の強張っていた表情と体がふわりとほぐれ、笑顔が浮かんだ。

「悠はさ、めっちゃ経験してそうだよね。全部分かってたもんね」

「私の話は後でいいの! それより、今日の事教えてよ」

「今日デートのはずだったんだけどさ、向こうが迎えにきた時に私の方から『話があるから入って』って言って、部屋で浮気の事聞いたんだけどさ…」

「認めた?」

「よく分かんない。なーんにも言わなくなっちゃってさ。何聞いても黙っててさ……。見た事ない顔してた。だからさ、私『浮気してるならもう別れる』ってキッパリ言ったんだよ。そしたらさ…」

 詩織は目線をそらせて間を置いた後、口をキュッと結んで涙をぽろぽろとこぼし始めた。

「よくわかんないけどさ、なんか…うなずいた。あいつ。でも何も言わなかった。『ごめん』も、『許して』も」

 詩織が泣くのをぐっとこらえて深呼吸している間、悠はじっと黙って詩織のペースに合わせた。

「全く未練とかなかったんだよきっと。だってさ、私が『なんで』とか『説明してよ』とかいくら言ってもさ、何も答えないまま、さっさと行っちゃったんだから」

「っさいっテー!」

 詩織はティッシュを取ると、涙と鼻水を拭いた。悠はティッシュの箱をクイっと押して、詩織に近づけてやった。

「でも良かったじゃん。これで自由になったんだから」

「うん」

「もうそんなやつに騙されないでしょ」

「んー、ちょっと自信ない」

 詩織の声色はさっきより心もち軽い。

「次はもっとマシなやつ選べるって」

「悠は男の人の事分かってそうだから、誰か紹介してよ」

「私? そうだな……どんな人が好み?」

 聞きはするものの、実際は紹介できるような知り合いは悠には一人もいない。

「まあ、選べるならもちろんイケメンがいいよね。あとさ、たくましくて優しい年上がいい」

「で、あいつみたいなスケコマシじゃない人でしょ……。あ、うちの常連の岩田さんがいいかな。結構ワイルドな感じのイケメンだし、すごくいい人だよ」

 ワイルドという単語が詩織の興味を惹いたらしく、前のめりになった。

「本当? 大学生? 私より年上かな」

「絶対年上だよ。文房具店の店主で五十代後半の妻子持ちだから」

「誰紹介してんの!!」

 二人とも笑いの渦に飲み込まれた。

「お子さんは娘さんで、私達より年上で、その人も結婚して子供いる」

「孫! もうおじいちゃんになっちゃってるじゃん!!」

 二人がお腹をよじって笑っていると、亮太がシャワーから出てきた。相変わらず眠そうな顔をして、髪の毛からポタポタとしずくを垂らしている。

「あ、あ! りょうた、ちゃんと頭拭きな!」

「拭いた」

「拭けてないよ」

 悠は亮太のそばまで行って無理やり頭をタオルでゴシゴシとこすった。強すぎるし乱暴だ。だが亮太はそれを言うのも眠気で面倒らしく、顔をしかめて黙っている。

「歯は? ちゃんと磨いた?」

「んん……」

「はっきりしろこいつ~」

 脇の下をくすぐる悠の手を亮太は鬱陶しそうに振り払った。


 亮太に眠るよう言って、悠が詩織の方に向き直ると、詩織は空になったマグカップを持ってさっと立ち上がった。

「もうそろそろ帰るね。親子丼すごく美味しかった。ありがと」

「あ、もしよかったら泊まってかない? もうちょっと喋ろうよ」

 悠が時計をちらりと見ると、九時を回っている。詩織も時計を確認して申し訳なさそうに言った。

「えー、悪いよ」

「そういう事は気にしなくていいんだって。こっちが誘ってるんだから。ほらコップよこしな!」

「んー、じゃあ、もう少しいる。十時くらいまで」


 二人は眠ってしまった亮太を残して隣の和室に移り、起こさないよう小さな声でまた話し始めた。

「今日りょうた、詩織に手紙持ってったでしょ?」

「うん。あれひょっとして悠が書かせたの?」

「違う違う。あの子が自分で書いたんだよ。なんて書いてあった?」

 詩織はポケットから折りたたまれた紙を取り出して、机に広げた。もちろん亮太からもらった手紙だ。

「持ってきたの?」

「うん。りょうた君にありがとって言おうと思って」

「『詩織』って呼ばれてるんだから『りょうた』って呼んであげなよ」

「そっか。そうだね」

 悠は詩織が広げた手紙を読んでみた。



しおりさんへ。

さっきみてやっぱりかれしだったよ。

ゆうもやっぱりかれしだっていったよ。

おんなのひとびじんだったよ。

でもしおりさんのほうがびじんだったよ。

がんばってね。

うらはまりょうた。



「『びじん』? あ、『美人』か。……ふっ、何これ。美人だったよとか要るかな?」

 悠は思わず鼻で笑い、それを見た詩織も楽しそうに笑った。

「そういう事書くあたりがかわいいよね」

 悠は手紙を見ながら、亮太の気持ちを想像した。悠に止められないよう必死で隠しながら、使命感に燃えてこんな手紙を書いたのだろう。

 詩織が手紙の一部分を指さした。

「ねえ見て。最初の『やっぱり』と『女の人び人だったよ』が、ちょっと大きく書いてある」

「ホントだ。へたくそだね」

 詩織は「ふふ」と笑って一旦うなずいてから言った。

「この二つがりょうたの中で重要だったんだよきっと」

「ええ? 『女の人美人だったよ』が?!」

「そうそう。それでさ、後から私に気を使って『でも』って書き足したんだよきっと」

「何それ失礼!」

 二人とも亮太を起こさないよう声を押し殺しながら笑った。

 笑いながら悠はもう一度、手紙をしみじみと眺めた。亮太はちゃんと詩織に、自分なりに気を使っていたようだ。下手な気の使い方ではあるが。

 そもそも、女の人が美人だった事に注目するなんて、小学一年生のくせして、隅におけない。ていうか、なんだか生意気だ!

「可愛いなあ……あいつ」

「うん。可愛いよね。あ、そういえばさ、りょうたと悠って親戚なの?」

「あ、そうか。何も説明してなかったね。親戚じゃないんだ。他人だよ」

「今一緒に住んでるんだよね?」

 悠は今までのいきさつを全て説明した。詩織は、特に感心もせず、かといって文句や説教をする様子もなく。「へえ」と言っただけだった。


 その後も二人はお喋りを続けた。悠が今までに三人と付き合ったとか、一つ一つがどうだったとか、詩織の従兄が反抗期真っ盛りの男子高校生で扱いが難しいとか、このアパートの西園寺さんは一体何をしている人なのかとか、なかなか話題が尽きず、お酒がまわって眠さが限界に達するまでお喋りは終わらなかった。


「うわ、もう十一時半だ。ごめんね。こんなに居座って」

 詩織は立ち上がって力いっぱい伸びをした。

「いいんだって。私は泊まってけって言ってんだから」

「いや、やっぱり悪いよ。隣ですぐ帰れるし。あ、でもさ…」

「ん?」

「また来てもいい? あとさ、今度私んちにもおいでよ」

 悠は大きくうなずいて右手で作ったグーサインを頭の上に掲げた。

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