僕はすずらんの季節を忘れない〜あらすじ


 ゴールデンウィークに従姉妹、美貴の結婚式で南フランスを一人訪れた11歳の小学生の藤浪保は、従姉妹の結婚相手の親戚のフランス人少女、同い年のリュリュとその家族と仲良くなる。日本での保は、生まれも育ちも申し分ない圧倒的人気を誇る優等生の生徒会長の采園寺友稀、粗野だが実行力、行動力があり、力で押し切る強引な副会長の高崎優紀に挟まれ、自分は書記で3番手、知的な頭脳派でリスクマネージメントに長け、生徒会の影の支配者と密かに自負し、そのことに満足していたはずだった。しかし、どこか気づかぬうちに密かに積もっていた自分への不満に保はふと、異国に来て、気づく。


 言葉の通じない異国で、鶏の世話をしたり、薪を割ったり、運んだり、バーベキューに、サッカーに。。。ナイフの使い方、鶏の捌き方まで教えるリュリュの祖父。インドア派の保の地に足のついた現実の体験。机の上だけの勉強、ネットや本からの知識、希薄だった家族関係で、それが当たり前と思いこんでいたこれまでの孤独や寂しさが埋められていく。リュリュの祖父に鍛えられ、あっという間に過ぎていく2週間ーー。


 帰国の前日、もう見納めのスズランを探しながら摘んでいると思ったより遠くまで来たことに気づいた保とリュリュ。日が落ちて子持ちのイノシシに遭遇する。間一髪、もうだめだ、と思った保とリュリュの危機を救ったのは、リュリュの祖父だった。また、遊びに来てね、と別れを惜しむリュリュ。翌年、すずらんの季節。受け取った手紙には。。。。リュリュからだ。カードにはたった一行だけが記されていた。ネットで翻訳した保は、その手紙を見てただ。。。流れそうになる涙をこらえるのだった。


ーーー


クイズ〜


1−作中の中で、実際はあり得ない大嘘がつかれています。さてそれはズバリなんでしょう?


2−この作品は交流企画参加中です。”藤浪保様の星のアンソロ企画”ですが、さて、一体、どこに”星”が出てくんだよ!さあ、ズバリどこでしょう?


答えわかった人、確かレビューしてはいけない決まりだった気がしますので(ん?それは別企画か?)、近況ノートのコメント欄にぜひよろしく!!


ーーー追記〜5月31日


本文は三分の一程度まで書いて、文字数が完全にオーバーする、とわかったので、あらすじだけ公開です。ああ、ネタバレになるから何も書けねー……。読み終わった後、クイズに答えてもらおうと思ったのに!


あらすじで参加って。(それはきっとダメ……)悔しいぜ。字数制限ないと、読む方が長すぎると死ぬから、とよくわかります。とりあえず、出しましたが、もう一個の<秘密の庭>の方を切って切って切りまくって一万字に入れたので、条件に合うものは、一応書けたということで。えろ入った話より、こっちの<結構、真面目な?>お話の方がもっと藤浪君っぽいだろうと考え、仕上げたかったのに、非常に残念っす。

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僕はすずらんの日を忘れない @0078

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